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押収が実質不可能な情報についてはアクセスを禁止しよう、というのは自然な発想だと思う。
それはわかるけど、この場合はアクセス禁止措置にともなう費用負担を誰がするのか? というのが問題な気がする。レコード会社の権益を守るための費用をISPが(最終的にはISP利用者が)負担しなけりゃいけないのか? アメリカ企業の著作権保護==アメリカ合衆国の国益保護という発想なのだとすると、その負担は国がするべきだろうし。そこらへんはどうなんだろう。ソースを眺めた限り、ISPが費用負担しなきゃいけないように読めたんだけど...
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日本発のオープンソースソフトウェアは42件 -- ある官僚
違法な物品は没収できるのに (スコア:2, 興味深い)
であれば、押収が実質不可能な情報についてはアクセスを禁止しよう、というのは自然な発想だと思う。
判決にかかわらず、近いうちにそういう法律が提案されそうな気がする。
違法な情報を規定する法律と独立して考えるとき、違法な情報へのアクセスを禁止する法律に対する反対意見を思いつけないんだけど……。
# AC失敗。鬱氏。
誰が費用負担?(Re:違法な物品は没収できるのに) (スコア:1)
それはわかるけど、この場合はアクセス禁止措置にともなう費用負担を誰がするのか? というのが問題な気がする。レコード会社の権益を守るための費用をISPが(最終的にはISP利用者が)負担しなけりゃいけないのか? アメリカ企業の著作権保護==アメリカ合衆国の国益保護という発想なのだとすると、その負担は国がするべきだろうし。そこらへんはどうなんだろう。ソースを眺めた限り、ISPが費用負担しなきゃいけないように読めたんだけど...
Re:誰が費用負担?(Re:違法な物品は没収できるのに) (スコア:1)
・・・日本で敢えてやるならば、やはり国内法で裁ける「(自国内)違法コンテンツの取り締まり」と、国内法で裁けないコンテンツを締め出す「違法コンテンツのアクセス制限」を同時に同じ基準で行うのが基本でしょう。
その上で、アクセス制限は自国内(のプロバイダかIX?)で水際で行うと。
国内の違法コンテンツの取り締まり方法としては、
国外の違法コンテンツのアクセス制限の方法としては、
くらいが相当では。
欠点としては、“認定期間で扱う「違法コンテンツ」の定義で相当もめる(表現の自由がらみとか)”、“そもそもコンテンツのある国で違法でなければ、裁判にならないのでは?”ってとこかなぁ。(ボロボロじゃん)
--- Melloques Les Covdrasey ---
Re:誰が費用負担?(Re:違法な物品は没収できるのに) (スコア:0)
>という発想なのだとすると、その負担は国がするべきだろうし。
もし、そうだとすると
アメリカは日本に対して、自国の企業の利益を保護するために
国家が介入することを批判していましたが
あれは一体何だったんだ、ということになりますね。
最も利益を得る米国企業が
必要なコストを負
Re:違法な物品は没収できるのに (スコア:1)
確かに。
でも、今回のケースはともかく、汎用的なルールを作るのは意外と難しいのでは?
> 違法な情報を規定する法律と独立して考えるとき、違法な情報へのアクセスを禁止する法律に対する反対意見を思いつけないんだけど……。
「違法な情報へのアクセスを禁止する」のは良いとして、違法な情報の“範囲”をどうするかが難しいですよね。
違法な情報を持つ“プロバイダ”としてしまうと、ジオやニフみたいなサイトの一部にやばいページがあると一網打尽になって、関係ないポータルまでアクセス禁止になりかねないし。
(日本なら、プロバイダ責任法や個人情報保護法などで補完していくことになって、副作用がドンドン出てきたり・・・)
適用範囲を特定サイトや特定コンテンツにすると、(IP制限で済まないので)プロバイダ側のアクセス制限が難しいし、そもそも違法情報の提供側が容易にアドレス変更できちゃうし。
困ったもんだ。(^^;
やっぱり、インターネットの違法コンテンツについては国際条約で定義して、何処の国でも取り締まれるようにするべきなんでしょうね。
無くせるものは無くしていく、すぐに無くせないものは見れないようにする。掛かった費用は当然悪いことしたヤツ持ち。(爆)
--- Melloques Les Covdrasey ---
Re:違法な物品は没収できるのに (スコア:1)
「情報」と「データ」をごっちゃにしてるんだと思うんだけど、「違法なデータ」だとしても、
訴訟を起こした連中が問題にしてるのは「違法にデータを配布すること」であって、
データそのものが違法なわけじゃないからね。言葉の使い方が変だよ。
それはともかく・・
>違法な情報へのアクセスを禁止する法律に対する反対意見を思いつけないんだけど・・。
#「違法なWebサイト」と解釈して話進める。
どのような法律になるかによるんだけど、憲法違反になったりしない?
例によって「表現の自由」だが。
恣意的な運用がされる恐れはどうしてもあるよね。
それと、そもそもISPが悪いことをしてるわけではないのに、
「アクセス可能な状態を放置した」ということで罰せられる、というのは理不尽な気がするし、
そのことでISPがリソースを割かれるのはリソースの無駄遣いだと思うなあ。
#感情的な話だと、「ISPレベルでフィルタリングされるのは気持ち悪い」というのがあるけど。
Re:違法な物品は没収できるのに (スコア:1)
> どのような法律になるかによるんだけど、憲法違反になったりしない?
> 例によって「表現の自由」だが。
単に、アクセス禁止と言う罰則を規定するだけの法律です。もとの文『>>違法な情報を規定する法律と独立して考えるとき、』にあるとおり、この罰則の適用範囲を規程する法律は別物。アクセス禁止という罰則は表現の自由の制限です。今回問題のサーバにある音ファイルへのアクセス禁止が表現の自由の制限であれば、違法コピーCDを押収しても表現の自由の制限です。普通の処罰であれば、例えば罰金は所有権の制限です。罰則が権利の制限なのは仕方がないことでしょう。
権利と根本でかかわるのは、罰の規定ではなく罪の規定です。まさか、表現の自由で保証されている行為が罪とされても、禁固であれば合憲、アクセス制限であれば違憲、なんていいませんよね。
自分としては、サーバ責任者への処罰をISPに協力お願いする、という線を想定しています。罰則の実施技術、処罰費用の負担元、処罰の対象の3点が問題であることは、すでに他の方が指摘のとおり。「違法なWebサイト」への処罰は、違法なWebサイト上の他のコンテンツに対しての無用な処罰となり、これも問題であることは他の方が指摘のとおり。
できれば、死刑否定論と同様、アクセス禁止という罰則そのものを否定する論拠が訊きたいな……。
以下オフトピ、情報とデータについて。
情報とデータの使い分けは、非常に難しいです。たとえば、音CDに入っているデータは、音の情報です。
ただし、データは意味が広くないのに対し、情報の意味は情報理論の情報に限りません。蓄積・処理にはデータを使う例が多く、通信には情報を使う例が多いです。
情報はinformationの訳語であること、情報処理ではデータと言う単語を使っていたことと関係があるのでしょう。でも、手元に歴史までたどれる文献がないので、これ以上はよくわかりません。
慣用表現以外で使う分には、ほぼ同じ意味と採ってかまわないと見ています。
Re:違法な物品は没収できるのに (スコア:0)
某国大統領:「アメリカ合衆国を没収せよ!」
#某国有権者ではないのでAC