Initiation of T-705 administration at day 6 post infection induced rapid virus clearance, reduced biochemical parameters of disease severity, and prevented a lethal outcome in 100% of the animals. The findings suggest that T-705 is a candidate for treatment of Ebola hemorrhagic fever.
日本はアフリカのご機嫌とりたいならさぁ (スコア:1)
首相がアフリカを訪問したりして、中国と張り合ってるようだけど、せっかく手元に効くかも知れない薬があるんだから、
こんなときこそ積極的にアフリカ諸国への援助をすればいいのに。
いまのところ日本がやっていることと言えば自分の国にエボラが入ってこないように水際阻止の対策を始める程度。
アビガン(ファビピラビル)が本当にエボラ出血熱に効くかサルでの動物実験をやって、
好結果が出たら試験的治療薬として感染国に提供する、ぐらいの計画を打ち上げたっていいのに。
動物実験もアメリカに任せたままで歯がゆい限りだ。
なぜ手元に好材料があるときでさえ、積極的にリーダーシップをとって行動しようとしないのか。
昨今ものづくりでもぱっとしなくて周辺国に追い上げられ、科学方面では論文捏造が相次ぎ、
すっかり自国の科学技術力に自身を失っている日本国民にとって、とても良い元気付けになるだろう。
そして諸外国に対して日本がその技術力で世界に平和的に貢献することを強烈にアピールできる、国威発揚のまたとない機会になるはずだ。
最近外から叩かれっぱなしの日本だが、少しは叩く手も和らぐだろう。
消費税や集団的自衛権などで支持率が落ちている現政権もぐっと持ち直すんじゃないの?
Re:日本はアフリカのご機嫌とりたいならさぁ (スコア:3, おもしろおかしい)
副作用について誰も言及していないことを残念に思います。
薬で治る⇒薬乱用⇒奇形児大量発生⇒賠償or恨む⇒テロ
まで想定されるのに「薬を迅速に提供しろ」というのは間違っていると思います。
Re:日本はアフリカのご機嫌とりたいならさぁ (スコア:1)
エボラ出血熱の治療用に試しに投与される薬に副作用がある・奇形児誕生のリスクがあるという話は初耳です。情報源を示していただけるとありがたいです。
Re:日本はアフリカのご機嫌とりたいならさぁ (スコア:2, 参考になる)
#2660226 [srad.jp]を書いた者ではないが、参考までに。
まず、ここで話に昇っている対象の薬は富山化学工業が開発したファビピラピル。
ファビピラピルは、エボラ出血熱に効くのではないかと言われているが、今のところ「エボラ出血熱の治療用に試しに投与される薬」ではない。
現在実際にエボラ出血熱患者に試験的に投与されているのは、アメリカのマップ・バイオファーマシューティカル社が開発したMB-003(ZMapp)。
人体での臨床試験は今まで行われてこなかったので、どのような副作用があるかはまだ不明。現在までに6名に投与され、好成績
(1人は死亡、残りは回復に向かっている)。いまのところ目立った副作用は報告されいないようだ。
ファビピラビルの副作用については
ファビビラビルはインフルエンザ薬として開発された薬であり、インフルエンザ用としては日本で臨床試験も済んで、条件付で認証されている
(使用に厳しい制限がある)。
もちろん催奇性の副作用は動物実験の確認のみで、人間で確認するなんてことはできない。
エボラ出血熱に対してはマウスでの実験で効果が見られたと言う報告があるが、より人間に近いサルを使っての実験はまだ行われていない。
サルや人間に対してエボラ出血熱の治療に使えるかは不明。
Re:日本はアフリカのご機嫌とりたいならさぁ (スコア:1)
詳細なご説明ありがとうございます。勉強になりました。
「空気感染するエボラ出血熱」ってデマがあったけど (スコア:1)
ファビピラビルについては、インフルエンザの薬として開発されたわけですが、ターゲットとして想定されたインフルエンザ、そんじょそこらのインフルエンザと違います。少なくとも開発着手当初の想定では、「N5N1強毒型鳥インフルエンザ」がヒト-ヒト感染するようになったもの。
これがどんなものかというと、「空気感染するエボラ出血熱」と言って大過ない。今じゃ少し違うようだと思われてますが。
エボラ出血熱をネタにネットでおーさわぎして楽しんでる(ように見える)人達は、身近でそんなリスクが想定されていたことを果たして理解しているのか。
N5N1強毒型が鶏舎に侵入すると、時間単位でバタバタと鶏が死んでいきます。広範囲で淘汰すなわち皆殺しで対応してようやく押さえ込めるようなウイルスです。タミフルは会社員が熱を下げて社内にウイルスをまき散らしにいけるようにするための薬ではなく、人間がバタバタ死ぬようなウイルスが出てきたときに対抗するための「銀の弾丸」その1でした。二の矢三の矢、さらにその先にファビピラビルがあるわけです。
# そういえば30年くらい前にAIDSがホモの死病だった頃、「ゲイは身を滅ぼす」という悪趣味なジョークを飛ばした漫画家は誰だったか。
Jubilee
Re:「空気感染するエボラ出血熱」ってデマがあったけど (スコア:1)
H5N1型な。知らないことは恥かくだけだから無理してシッタカしない方がいいよ。
Re:「空気感染するエボラ出血熱」ってデマがあったけど (スコア:1)
typoの指摘ありがとう。
Jubilee
Re: (スコア:0)
いやいやN5N1って繰り返し書いておいて、typoもないだろw
見苦しいな。
Re: (スコア:0)
「ファビピラビル 催奇」で検索するとたくさん出てくるよ。
http://kusuri-jouhou.com/medi/virus/favipiravir.html [kusuri-jouhou.com]
Re:日本はアフリカのご機嫌とりたいならさぁ (スコア:1)
参考情報のご提示、ありがとうございます。勉強になりました。
Re: (スコア:0)
前のタレコミのときにその話は出てた
ホントかどうかは知らんけど
Re: (スコア:0)
エボラの場合、件の薬は症状を抑えるだけで治らない。だから、どうやって体内のエボラウィルスを撲滅するのか、って話になってくるんだと思うが、エイズの例でもあるように、一端感染したウィルスを体内から完全に排除するのは結構難しい。少なくとも、年単位の隔離が必要になるんじゃないかな。
で、隔離中に奇形児が生まれるってのは、もう考慮に入れてもどうしようもないことなんじゃないかと。
Re:日本はアフリカのご機嫌とりたいならさぁ (スコア:1)
なんでこうシッタカぶって口からでまかせを書きまくるのか。
Successful treatment of advanced Ebola virus infection with T-705 (favipiravir) in a small animal model. [nih.gov]
Re: (スコア:0)
それどこ情報よ?
Re: (スコア:0)
Re:日本はアフリカのご機嫌とりたいならさぁ (スコア:1)
すみません。想定を懸念に変えます。
想定:有効な対策がある
懸念:有効な対策があるか不明
Re: (スコア:0)
薬で治る⇒薬乱用
とか思っている時点で妄想なんですけどね。
Re: (スコア:0)
ファビピラピルは薬局で個人が気軽に買えるような薬ではない。
そもそもエボラウィルスの感染者は他への感染を防ぐため、病院で隔離されて治療される。
病院では医師が薬の特性や副作用などを理解した上で、適切に処方される。
医師が馬鹿じゃなけりゃ、普通に考えて薬の乱用などありえない。
製薬会社は副作用を明確に表示していて、投与の条件も示しているので、
もしそれを守らないで副作用を招いたとしても、それは投与した医師か、注意を無視して禁忌行為を行った患者本人の問題。
過去の薬害問題でも、当時明らかになっていな
Re: (スコア:0)
なぜ、やらないか。
タイトルの前提が間違ってるからじゃない?
一日本人であるところの私にしてみれば、対岸の火事が
こっち岸に移ってこなければそれで完璧OK。
水際阻止の対策を始める、ってのは一つも間違ってない。
なんでアフリカのご機嫌とらなきゃいけないのか。
ここでなにかやっても儲からない、国益にならない、気がする。
Re:日本はアフリカのご機嫌とりたいならさぁ (スコア:1)
「21世紀の(経済は)アフリカ!」という説もあります。
とはいえ、既にアフリカは欧米や中国が取り込みつくしちゃったという印象も受けますが・・・
Re:日本はアフリカのご機嫌とりたいならさぁ (スコア:1)
食糧自給できてない国は食料をどこぞから買わないとダメなので
そこで起こす産業ってコストがどうしても高くなるんで…
食糧事情が改善したら目はありますが、そこらへんは種子企業が
しっかりと握ってるので、そう簡単に状況は変化しないかと。
一次資源も少ないわ食料も自給できないわってのはかなり厳しいですよ…
Re: (スコア:0)
アフリカというと飢餓というイメージがあるけど、
アフリカと言っても広いからね。
Re: (スコア:0)
真水が無いんだもんな。
農業ダメで人件費が高い、当然工業も無理だし、アフリカの時代は来ないんだろうな。
Re: (スコア:0)
国のイメージや信頼度を上げるというのも国益です。
もちろん、水際阻止は必要なので、それをやった上での話ですが。
Re: (スコア:0)
アフリカ諸国には資源と市場と国連での票があるからだよ。
中国が何のために投資し、日本の首相が何のためにわざわざ出かけていったと思ってるの?
いまアフリカ諸国はみんな中国びいきだ。桁違いの額を投資してくれるから。
てことはアフリカ全体が、日本の敵に回りかねないってことだよ。
だから首相があわててご機嫌取りに行ってるわけ。
Re: (スコア:0)
現状、そもそも日本に、エボラを保管したり扱えるレベルの研究施設自体が無いんでないの?
海外の施設でも限られてるだろうし、限られた施設ではとっくにその国の薬剤試験のラッシュだろうし。
将来の事態に備えて、今から国内にそうした施設の整備をしていくべき、という点では同意。
まあ反対運動で流れるのだろうけど。「そこから漏れたらどうする!」「漏れる可能性はゼロではないんでしょう!」
Re: (スコア:0)
少なくとも機能する施設はありますよ
日本人は馬鹿だから機能させまいと抗議行動したために
機能させてないだけで
なんで日本人ってこんなに馬鹿なんだろう?
反対してるやつらはごく一部だって?
それに対して何のスタンスも示していない時点で同じです
Re: (スコア:0)
なんでこんなに他人事なんだろう。
Re: (スコア:0)
日本人ではないのかもしれない
Re: (スコア:0)
バカって言うか、和をもって尊しの精神が強すぎて、一部の人が反対しただけで
あきらめてしまうからじゃないかな。お前が反対しようがどうしようが
俺はやる、というのは結構エネルギーいりますし、失敗したときはボロクソに
たたかれますし。
Re: (スコア:0)
馬鹿なのは一般市民の生活圏のど真ん中にそういう施設を作ろうとした方だと思う。
バイオセーフティ・レベル4の施設は勤務者の通勤や生活、交通の便よりも、
事故や災害などで建物が崩壊し、万が一封鎖が破れた場合の事を考えてロケーションを決めなくてはならない。
扱う代物は本当に一歩間違えば人類絶滅レベルの災厄を引き起こしかねない物なのだから。
ただ建物内に設備が整っていればいいってもんじゃないのよ。
Re: (スコア:0)
まさにこの記事のバカ野郎と同じ動機「漏れたらどうする!」だそうで。
#さすがにこの期に及んで強行起動したら記事のような
反日反対日本人が襲撃するということはないだろうが…Re: (スコア:0)
夏休みもあとわずかだ。宿題がんばろうぜ!
Re: (スコア:0)
アメリカベンチャーのZMappは、医師への適用の効果を見て
現地での使用をWHOは無認可のまま適用に合意したみたいですね。
効果が出てきて落ち着いてきた。と記事がありました。
ただ、ベンチャーだし会社規模が小さいので、もう既に在庫は無いとか
次のロットは冬まで出来上がらないとか。
ZMappをなんとかライセンス生産するなり、代用の薬を早急に決めるなり
規則に縛られず、でも安全を見てやって欲しいものです>WHO
あとあと、人体実験といわれるかも。と考えちゃうんだろうなぁ
#医師への適用は、本人の十分な理解と同意があったからいいけど
Re: (スコア:0)
薬ってそんな作るのに時間かかるんだな
粉末剤混ぜ混ぜしてできました~って訳にはいかんのか
Re:日本はアフリカのご機嫌とりたいならさぁ (スコア:1)
速く製造する方法がまだ見つかっていないから仕方ない。
しかもエボラ患者のほとんどは金を払えない連中ばかりだ
だから薬も(軍用目的以外では)開発に本腰いれてこれなかった
これで欧米諸国で感染が拡大すれば開発も製造も
力を入れるだろうよ。
どこかでシナリオがあるんじゃないかって思うぐらいだよな
数年後したらゴルゴ13でネタになってるんじゃないかコレ。
Re:日本はアフリカのご機嫌とりたいならさぁ (スコア:1)
>数年後したらゴルゴ13でネタになってるんじゃないかコレ。
確かネタになってるハズ
Re: (スコア:0)
エボラに感染しても生きているサルの血液から、自動車の車輪を遠心分離機代わりにして即興で抗血清作るやつなw
サルの抗体をそのままヒトに注射なんて博打すぎるけど。
Re:日本はアフリカのご機嫌とりたいならさぁ (スコア:1)
ZMappは植物(タバコ)の遺伝子に葉でエボラウィルスのヒト化抗体を作る遺伝子を組み込んで、その遺伝子操作した植物を育てて、
葉からできた抗体を抽出するという時間と手間がかかる薬。
抗体は複雑な蛋白分子なので、化学合成でほいほい作ると言うわけには行かない。
それに対して、アビガン(ファビピラビル)は比較的シンプルな化学式なので、化学合成で作れる。
短期間での量産には向く。
しかし、ZMappは既にサルで動物実験して効果が見られ、人間への投与でも好結果が出ているのに対して、
アビガンの方はマウスでの実験でエボラウィルスが消滅したと言う報告があるが、サルや人間にも同じように効くかは未知数。
Re: (スコア:0)
元コメが言っているのは、「開発」の話じゃ無くて「製造」の話でしょ。
Re: (スコア:0)
そりゃ製薬会社が経営を度外視すれば、量産は可能でしょう。
どれだけの需要があるか正確に見込めない製品を作ることのリスクが大きすぎてやらないだけで。
作ったものをすべて政府やスポンサーが買い取ってくれるなら、やると思いますよ。
Re: (スコア:0)
他のコメントでもうフォローされてますけど、
どんだけ経営を度外視して金銭的支援を受けたところで素早く量産できない薬ってのもあるんですよ。
鶏卵から作るインフルエンザワクチンの話とかもあったでしょ。
専用のタンクで細胞培養して潰して抽出するタンパク医薬とか、生き物から抽出するものとか、遺伝子組換え細胞から抽出するものとか、色々あるんですよ。
Re: (スコア:0)
薬を作るのに時間がかからないと考えているコメントの多さがひどい
所詮IT業界なんて理系じゃなくガテン系なんだな
Re: (スコア:0)
ましてや製薬会社でもない。
Re: (スコア:0)
>WHOは許認可機関でもなければ政策決定機関でもないよ。
そうですね、WHOは、リベリア政府の要請を受け、米政府の了解を得て、
無認可の薬を医師団が使うことを許可した。という話だと思います。
(WHOの管轄は医師団)
Re: (スコア:0)
(#2660078) のACに言ってやってくださいよ。
Re: (スコア:0)
一歩間違えると、たとえ善意で薬を提供したとしても、「人体実験だ」と言われかねません。
(さらに、そういう横やりを入れてきそうな国に心当たりがあります)
言うだけなら簡単ですが、実際にやるには注意深い準備がいりますよ。
Re: (スコア:0)
動物実験とその結果の公開や、供給体制の準備など、出来る範囲のことをやっておいて、あとは
「エボラ出血熱の流行国から要請があれば、薬とその使用に関しての技術的なサポートを提供する用意がある」
と表明するだけでいいでしょう。
押し付けでなく、要請の上で行われることに人体実験の言いがかりをつけることは出来ませんし、なにより今回のケースは
WHOより未承認薬の試験的投与も「人道的だと考えられる」とお墨付きがついてます。