パスワードを忘れた? アカウント作成
404227 journal
Linux

Quest of Mathの日記: 微分可能関数(5) 1

日記 by Quest of Math

関数f:(a,b)→Rについて、(a,b)上微分可能であるとする。
このとき、

∀x∈(a,b),f'(x)≧0 ⇒ fは単調増加

であることを証明せよ。

注意:同様に、単調減少についても成立する。
また、狭義単調の場合は、

∀x∈(a,b),f'(x)>0 ⇒ fは狭義単調増加

である。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Quest of Math (20493) on 2004年03月15日 16時19分 (#514640) 日記
    任意のx∈(a,b)について、fは微分可能で

    f'(x)≧0

    であるので、任意のx1,x2∈[a,b] (x1<x2)について、

    閉区間[x1,x2]⊆[a,b]

    をとると、第1平均値の定理から、

    ∃c∈(x1,x2), (f(x2)-f(x1))/(x2-x1) = f'(c)

    であるので、

    f(x2)-f(x1) = f'(c)*(x2-x1)

    となる。仮定から

    f'(c)≧0, x2-x1>0 ⇒ f'(c)*(x2-x1)≧0

    であるので、

    f(x2)-f(x1) ≧ 0

    すなわち、

    f(x2) ≧ f(x1)

    である。x1,x2は任意であったので、fは[a,b]上単調増加である。
typodupeerror

アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い

読み込み中...