
Quest of Mathの日記: 微分可能関数(5) 1
日記 by
Quest of Math
関数f:(a,b)→Rについて、(a,b)上微分可能であるとする。
このとき、
∀x∈(a,b),f'(x)≧0 ⇒ fは単調増加
であることを証明せよ。
注意:同様に、単調減少についても成立する。
また、狭義単調の場合は、
∀x∈(a,b),f'(x)>0 ⇒ fは狭義単調増加
である。
関数f:(a,b)→Rについて、(a,b)上微分可能であるとする。
このとき、
∀x∈(a,b),f'(x)≧0 ⇒ fは単調増加
であることを証明せよ。
注意:同様に、単調減少についても成立する。
また、狭義単調の場合は、
∀x∈(a,b),f'(x)>0 ⇒ fは狭義単調増加
である。
アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い
証明 (スコア:1)
f'(x)≧0
であるので、任意のx1,x2∈[a,b] (x1<x2)について、
閉区間[x1,x2]⊆[a,b]
をとると、第1平均値の定理から、
∃c∈(x1,x2), (f(x2)-f(x1))/(x2-x1) = f'(c)
であるので、
f(x2)-f(x1) = f'(c)*(x2-x1)
となる。仮定から
f'(c)≧0, x2-x1>0 ⇒ f'(c)*(x2-x1)≧0
であるので、
f(x2)-f(x1) ≧ 0
すなわち、
f(x2) ≧ f(x1)
である。x1,x2は任意であったので、fは[a,b]上単調増加である。