
Quest of Mathの日記: 一様収束(6) 1
日記 by
Quest of Math
関数列{fn}の任意の元fnは、
fn:D→R
という関数である。さらに次の条件を満たす。
Σ||fn||_{D}が有限値 (n:0~∞)
このとき、級数ΣfnはD上一様収束して、∀x∈Dで級数Σfn(x)が絶対収束することを証明せよ。
これを、「ワイエルシュトラスの定理」という。
関数列{fn}の任意の元fnは、
fn:D→R
という関数である。さらに次の条件を満たす。
Σ||fn||_{D}が有限値 (n:0~∞)
このとき、級数ΣfnはD上一様収束して、∀x∈Dで級数Σfn(x)が絶対収束することを証明せよ。
これを、「ワイエルシュトラスの定理」という。
UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie
証明 (スコア:1)
Fm = Σfn (n:1~m,m=1,2,3,...)
がノルム||・||_{D}に関してCauchy列であることを示す。
||Fm - Fk||_{D} (m≧k) = ||Σfn (n:k~m) ||_{D}
≦ Σ||fn||_{D} (n:k~m)
である。Σ||fn||_{D} (n:1~∞)は収束するので、
{Fm}は||・||_{D}に関するCauchy列である。
したがって、「一様収束(5)」よりΣfn (n:1~∞)はD上一様収束する。
また、||・||_{D}の定義から
Σ|fn| (n:1~∞) ≦ Σ||fn||_{D} (n:1~∞)
より、Σ||fn||_{D} (n:1~∞)は収束するので、
Σ|fn| (n:1~∞)も収束する。