Quest of Mathの日記: R^n上での微分・積分(12) 1
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Quest of Math
U⊂R^nを開集合とする。写像f:U→Rが2階連続微分可能であるとする。
Δf = Σ(∂^2f(x))/(∂xi^2) (i:0~n)
と定義される「Δ」を、「Laplacian(ラプラシアン)」または
「Laplace(ラプラス)作用素」という。
fについて、U上で
Δf = 0
を満たすとき、fをU上の「調和関数」という。
また、「Δf = 0」を「Laplace方程式」という。
ここからが問題である。
f(x,y,z) = x^2 + y^2 - 2*z^2
は調和関数であることを証明せよ。
証明 (スコア:1)
であるので、
(∂^2f(x))/(∂x^2) = 2
(∂^2f(x))/(∂y^2) = 2
(∂^2f(x))/(∂z^2) = -4
であるので、
Δf = 2+2-4 = 0
よってfは調和関数である。