Yoh2の日記: 続・Linux版VMware Playerの3Dアクセラレーション [解決]
先日、Lenovo X201iでLinux版VMware Playerで3Dアクセラレーションができないという内容の日記を書いたが、ようやく解決できた。
前回、VMware Playerのバージョンが分からんというツッコミが入ったので、今回はVMware Playerとその他関連が深そうなソフトウェアのバージョンを書いておく。
なお、括弧内はGentooでのパッケージ名。
- VMware Player (vmware-player -- layman:vmwareより): 3.1.4.385536
- Linux Kernel (gentoo-sources): 2.6.36-gentoo-r8 (2.6.36.8相当)
- Mesa (mesa): 7.10.2
- X.Org X Server (xorg-server): 1.9.5
- Driver for Intel Integrated Graphics Chipsets (xf86-video-intel): 2.15.0
さて、vmware.logを眺めていたら、以下のような記述を見付けた。
Jun 16 12:31:06.343: mks| GLManager: Required extension GL_EXT_texture_compression_s3tc is missing.
Jun 16 12:31:06.343: mks| Finish HostDisconnect: thread mks
Jun 16 12:31:06.344: mks| Msg_Post: Information
Jun 16 12:31:06.344: mks| [msg.glBackend.initFailed] 3D graphics acceleration will be disabled. This computer does not have a 3D graphics system supported by VMware Player. ----------------------------------------
要約すると、「GL_EXT_texture_compression_s3tc」という機能が欠けているので3Dアクセラレーションを無効にしたとのこと。
というわけで、これを何とかできないか調べると、driconfというツールが使えることが分かった。
今回はdriconf-0.9.1を使用。「Image Quality」タブの「Enable S3TC texture compression even if software support is not available」の項目を「yes」とした。
この操作の後でVMware Playerを起動することにより、GL_EXT_texture_compression_s3tc が有効だと思わせることができ、VMware Playerでの3Dアクセラレーションが有効になった。
Windows XPでdxdiagから3Dアクセラレーションのデモを行ってみたり、Winodws 7でAeroの透明ウインドウを有効にしてみた限りではうまく動いている模様。ただし若干もっさり(※)。
今回の設定が関係しているのか、その他の能力不足なのかは今のところ不明だけど、許容範囲内なので特に深入りするつもりはなし。
※ 例えば、Aeroによる透過ウインドウを有効にしたWindows 7ゲストでウインドウをドラッグすると、マウスポインタとウインドウがマウスの動きにやや遅れて追従する。慣性が付いたような動きになってちょっと気持ち悪い。
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