asa_m05の日記: 「実装技術」という用語(packaging technology)は1960年代から
日記 by
asa_m05
講談社のブルーバックス、『世界を制した「日本的技術発想」』(志村幸雄著)より
技術誌の編集に携わっていた著者が、packaging technologyの適切な訳語が見つからなかった、という経緯があったそうだ。
(以下引用。93ページあたり)
そんな折、電電公社電気通信(現NTT)研究所がコンデンサー、抵抗器などの電子部品をプリント基板に搭載して通電試験や信頼性試験を行うことを「実装試験」と呼んでいるのを知った。本来の目的や意味とは違うようにも思われたが、感覚的に相通じるものがあると判断して、これを使うことにした。
(引用ここまで)
高密度で多機能、高信頼の電子機器をつくるというのが実装技術が本来目指すところ。概念的には「包む」行為にほかならない、といった表現もされている。
そうすると「実装」ってpackagingの訳語になるのか、とちょっと発見だったのでここに書いておく。
今の世の中が、こんな便利になっているのは、技術に携わる方々のおかげ。
技術者の皆さん、そして技術者に限らず、いろいろな業務をしている人たちも。
きっとたくさんの人が、毎日とてつもない努力を重ねているんだろうなあと思いながら読んでいるところ。
「実装技術」という用語(packaging technology)は1960年代から More ログイン