elfskyの日記: 人月の神話派生デスマ 2
日記 by
elfsky
不具合が連発してデスマに突入した案件があった。
デスマ収束のために俺も他のプロジェクトから引き抜かれ突っ込まれた。
期限内に収束など不可能である。
対策室が設けられ、W部長がこう言った。
「あと何人入れればいい?10人くらいか?」
なので、
「人より時間が欲しいですが、○○(社内でエース級の名前)レベルの人間を3人ほど入れてくれれば」
と答えたら、
「そんなの出来るわけ無いだろ」
とキレられた。
「不可能事を言っているのはそちらでは?」
と返してみたら、俺はめでたくプロジェクトから外された。
ラッキー。
エライ人の工程ねつ造から発生した、工程遅延プロジェクト。
W部長がこう言った。
「あとどのくらい人を集めれば終わる?」
なので、こう聞いてみた。
「部長は、小学生が100人集まれば東大の入試に合格出来ると本気で思ってるんですか?」
部長からの返事は聞き取れなかった。
常に起こっているドリーム工程による工程遅延。見積もりをしている時点で工程遅延が発生しているよくわけの分からない状況。
見積もったメモをW部長に見せに行った。
返ってきた答えはこうだ。
「何で期間がこれしか無いのにこんなに高いんだ? この期間ならこの1/3だろ? 俺はもう○百万って言ってきたんだよ」
言ってる事が理解出来なかったので、例え話をしてみた。
「ここから東京まで各駅停車で2時間以上かかります。特急なら1時間。さらに質を上げるためにグリーン車も連結されています。ところで部長は東京に行くのに、各駅停車よりも特急グリーン車の方が安く行けるんですか?」
部長からの答え。
「お前の言ってる事が分からんよ」
最後のは (スコア:1)
「たとえ話をしますが」と断りを入れていないと、
聞き手側は具体的な交通費や移動時間、あるいは単に移動手段の話をしていると誤解した頭で突入してしまい、理解できないかも。
Re:最後のは (スコア:2)
ん~、それ以上に上の立場の人によくありそうなのが、
「俺は俺の考えと同じ考えしか理解できない、理解する気がない」
だと思う。こうなるともうどんなに理を尽くして説明しようとしても聞く耳持っちゃくれねえ。となると、とりあえずその上司が聞いてくれそうな人に説明をお願いするしかないのだけど。