先日の日記で違法ダウンロード刑事罰化シンポジウムの話をしましたが、そのシンポジウムでも白田先生他が大絶賛していた書籍「日本の著作権はなぜこんなに厳しいのか(著者：山田奨治 販売元：人文書院)」を先日読みました。

　いやなるほど、これは興味深い。方々で良書として推薦されているわけだ。
　著作者が自分の著作について著作権侵害を訴えられるというあほな事例(キャンディ・キャンディ、宇宙戦艦ヤマト、ひこにゃん)の紹介、私的録音録画小委員会の議事録からだれがどのようなことを言って、どのように委員会が進んでいったのかを読み解くという法学的な解説では絶対に出てこなくて、かつ現状を知るために大変ためになる話がいっぱいのっています。
　著作権法についても、刑事罰量刑の厳しさや、それに至った時系列の整理が行われています。権利拡大に至る権利者団体のいつもの言いわけについても言及されていて、著作権法以外の法律と比較されてますので大変わかりやすいです。

ニュースサイトにエントリが続々と。

みんな用意してたんだね。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110901-OYT1T00001.htm
＞　福岡県警中央署は３１日、福岡市城南区荒江１、九州大大学院生（ここでは伏せておく）容疑者（２６）を暴行容疑で現行犯逮捕した。

＞　発表によると、（ここでは伏せておく）容疑者は同日午後３時頃、同市中央区渡辺通５の歩道で、田川市の男性警察官（３６）のふくらはぎをけり、胸ぐらをつかんだ疑い。

＞　（ここでは伏せておく）容疑者と警察官は同じバス停におり、（ここでは伏せておく）容疑者が路上につばを吐いたため、警察官が振り返ると、いきなり暴行してきたという。警察官は非番で私服。自ら取り押さえた。
＞ （2011年9月1日07時51分 読売新聞）

人肉捜索はまだ始まってない模様。