nozomiの日記: 忘れるということ 2
最近のものは見ていないからわからないのですが、昔子供の頃見ていたアニメは、ストーリーはサッパリ記憶していないのに、歌だけはしっかり記憶していて、歌詞カードなんて見なくても(テレビで放映されていた範囲であれば)歌えるというのは結構多くあります。
時が経ち、何らかの理由で CD とかを手に入れて聞いたりするんだけど、なんか当時とイメージが違ったりすることがあります。あれ?こんな曲だっけ?って。
曲に使用されている楽器が違うとか、音のタイミングが違うとか、ひどかったのは曲を歌っている人の性別が違う気がしたものも(笑)
本当に私自身が聞いていたのと違うのかもしれないし、単に記憶が美化されただけかもしれない(聞いた当時から確実に 10 年は経過しているし)けれど、改めて聞いてみると、そういう点で相当の違和感を覚えたりします。
記憶ほどいい加減なものはないと思うようにしているのですが、自分の記憶に自信が持てないというのも悲しい話ですね。
そういうとき、
「思い出のむごさは美しいことさ」
「人は、忘れるという行為があるから、悲しいことも忘れて生きていける。勿論、うれしいこと、楽しかったことを忘れることもあるだろう。でも、もしすべての記憶が完全なものだったらすべての咎を覚えているということだよ。それが、どんなに重い罰なのか考えたことがあるかい? ・・・それでも、忘れるということは悪いことだと言うのかい?」
といった台詞を思い出すことがあります。
私みたいな凡人にはどちらが(万人にとって)幸せなのか、よくわかりませんが、私自身は忘れることができるというのは幸せなのではないかと思います。だから、記憶が間違っていたとしても問題はないと思うようにしています。
仕事だとそれじゃ困るので、メモを取ったりするのですけどね(笑)
忘却は救いみたいですよ。 (スコア:1)
精神医学的にも、忘却のプロセスは必須であり救いであると考えるようです。
やはり、全てのものをこと細やかに覚えていると精神的にもたないそうで。
嫌なことも、不必要な些細なことも
忘れられないというのは辛いことだと私も思います。
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Re:忘却は救いみたいですよ。 (スコア:1)
jacques さん、コメントありがとうございます。
私が最初に忘却を救いだと見たのは精神学の本だったか、何かの仏教の本だったかだと思うのです。
サッパリ思い出せませんが(笑)
すべての忘却の彼方で、みんなが幸せになれますように。