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patagonの日記: [読書]ロビンソン・クルーソー /D.デフォー (著), ベルナール・ピカール (イラスト), 坂井 晴彦 (翻訳) 2

日記 by patagon

ロビンソン・クルーソー (福音館古典童話シリーズ (14)) Amazon
D.デフォー (著), ベルナール・ピカール (イラスト), 坂井 晴彦 (翻訳)

そう言えば今まで読んだことがないなと思い、先週、読んだもの。
ロビンソン・クルーソーと言えば冒険、サバイバルの代名詞。

感想「全然、ロビンソン・クルーソーしてないじゃん」

「後になって分かったことだが」とか「今思えば」と助かることが最初から分かる記述。
つまんねぇ。

これほど古典的名著と言われながら期待はずれに終わるのも珍しい。
やっぱり小学生、中学生のころに読まねばいけない書なのか?

訳者あとがきが興味深い。
本著は17世紀に書かれた児童向けのものの翻訳もの。
原著はもっと(宗教の)説教じみた記述が多く、さらには主人公がイギリスに帰る途中にブラジルの農園やスペインに寄り、
後にはまたあの島にも戻って、どうなっているか状況を確かめているらしい。

 

主人公は船乗りになって世界を旅したいと思い、親の反対を押し切って家を飛び出したが、乗った船が難破。
ここで帰ればいいものを再び船にのり、流浪の末に辿り着いたブラジルで農園を開拓しちょっとした財産を築くが、
請われて奴隷の闇貿易をするために、また旅立つ。
そして海賊に襲われ奴隷に身を落とす。
数年の後、主人の目を盗んでボートで逃げ出し、とある船に拾われる。

その船が暴風雨の中座礁し、漂着した島で生活を始める。

座礁した船から持ち出した道具や物を使い生活する。
しばらくすると偶然、船から持ち出していた米や麦を栽培したり、
捉えた山羊を育て、乳や肉とする。

ひたすらつまらない。
最後に島に宴のためにきた人食い人種からフライデーを救い出し、下僕とする。
船で反乱にあった船長たちを救い出し、島を出てイギリスへ帰る。
島で生活を始めて28年、イギリスの家を出てから35年後のこと。

 

とここまで残念とかつまらないと否定的なことを書いてきたが、
もともとフィクションじゃん。
何に腹を立てていたんだろう?

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  • ただし、読んだのは9歳の頃でしたが^^; 児童向けに終盤だけ抜粋した内容に飽きたらず、完全翻訳版と称するお高いやつを誕生日にねだって、舐めるように読んだ記憶が。
    傘を作るのにうまくいかず、最初は持ち運び型ドームみたいな代物になってしまっただとか、自宅以外で夜を迎えるときには必ず木の上か、先をとがらせた杭で囲って寝場所を作ったりだとかいう描写は今でも結構、覚えていますね。

    これとガリバー旅行記は完全版を読んでおくべきだと思います。ガリバー旅行記に至っては未だに、馬の国や空飛ぶ国の話を知らない人に結構な確率で出会いますので、特に^^;
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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」

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