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riotの日記: 退職と追憶 2

日記 by riot

と言うわけで、先月末をもって退職と言う事になりました。
病院などに通いながら仕事をすると言うアドバイスもありましたが、会社側がそれに対応出来るとはとても思えず。
かといって、あの労働時間にすぐさま復帰出来る自信も無く。
会社の人達は、きっと協力(と言うか大事に)してくれるだろうけど、それもまた気が重い原因の一つになってしまう。
結論を出せと言われ、現状では退職しか思いつかなかったのです。

会社員2年半、これが僕の限界だったのでしょうかね。

僕はPCの知識があると言うことで入社出来た本業とは別の人材で、Web製作に関わることを中心とした業務に携わりました。
社内ではLinuxでのファイルサーバ、Web製作はデザイン、Flash、CGIやそれらを利用したCD-ROMまでやりました。
初めての試みの業務は殆ど、先ずは僕がやってみると言う状態でした。
提携会社などの業務にも携わり、講習やCD-ROM、ムービー制作進行管理、CGIプログラミング、サーバ構築などをやりました。
ですが、どれも本業としている企業が存在し、仕事を取るためには奇抜なアイディアと低料金しかないと言う状態。
それでもなんとか技術力が追いついて、仕事の効率も上がり始めてきた時には、また問題が現れます。
独自商品が無い(売れない)というもの。
結局、別業界の事情を知らずに、素人発想から来るアイディアは当たるときは当たるかも知れませんが、それは宝くじなみの確率でしょう。
実現も難しく、また決して予想通りには事は運びません。
その場合も対策を考える余裕も無く、とにかく手を動かせで進めるわけでダメージも大きいわけです。
事の始まりに僕が必ずといっていいほど反対をしたのは以下の理由からでした。

  1. 進めるにしてもリスクがある可能性を示す必要があると思った。
  2. 僕以外に反対をする人間が居なかったこと。

これがどうしてか「お前は見込みがある」となり、周りの言う「社長のお気に入り」にされたようです。
結果、僕の希望はかなり聞いてもらえるようになり、セミナーなどにも行かせてもらえるようになります。
ですが、それでも提案や問題提議などは軽く流されるのですが。

僕は今年の初めにCGIプログラミングが中心になるということになります。
ですが、技術的に不安だと言う理由と、ある企画の共同開発を求め、知り合いのソフトウェア会社に出向という形を取らせてもらいます。
が、そのソフトウェア会社も問題は変わりませんでした。
僕は即座にPHP、VBでのアプリケーション開発に実戦配備です。
当然、企画の開発などは出来ません。
そして、恐ろしいことにそこの社員が次々と戦死していき、気が付くとコアメンバーと僕だけと言う状態に。
僕は現状ではこなせないと思い無理だと主張しますが、あっさり「大丈夫、君なら出来る」と返されます。
根拠はあるのかさっぱりわかりません。
社長に相談するも「苦しいときはお互い様、頑張ってくれ」と言われるばかり。
結果、僕は抱えきれないほどのプロジェクトに潰されたことになります。
僕の反省点は、馬鹿みたいなほどに人が良かったことです。
反対はしても結局言われた通りに動いていたわけですからね。

僕の見てきた中小企業というのは、昨今の景気のせいか少人数で物量をこなすと言うものばかり。
慢性的な人材不足で、募集にも実戦配備出来る人材は現れず。
やって来ても物量に負われているため教育も出来ず、耐えられる者のみが残ると言う状態です。
労働時間は基準法無視は当然。(ホント、日本人は仕事しかないのかと思うほど)
そして会社を維持するためには、無理を承知で行動に出るしかないとなります。
その時はリスクなど問題が起こってから対処すれば良いと思っているのでしょう。
ですが問題が起こるときは、別の問題と重なって事は大きくなるものです。

僕が退職を選んだと言うのも、予想はしていたでしょうが、会社に取ってはかなりのダメージのはずです。
当然、今まで取ってこなかった技術者の募集も行なわなくてはならないでしょう。
結局、誰も幸せにはならない状態に収まりました。
もはやどこに問題があったかはわかりませんが、少なくとも今後はこれまでの自分を変える必要があるでしょう。
漫画からの引用ですが「明日の僕は今日よりも強い」と根拠も無く信じていますし。

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  • 半分の力で充分なので、仕事は続けた方がよかったのではないですかねぇ。
    数ヶ月間休職するのはまったくもって適切な措置なのですが。
    私の場合では仕事を休まないことで症状を悪化させてしまったので。
    それと、 Forget-me-not [www.ne.jp] といううつ病になった精神科医のサイトの ページ [www.ne.jp] には次のようなことが書かれています。
    自分のペースに気をつけてください。以前に出来たことをすべて行うことをめざさないでください。現実的な計画を立てるようにしましょう。いつもの50%以下の力で十分です。うつ病になりやすい人は、いつも120%の力で頑張ろうとしてしまいます。

    残念ながら休息だけではうつ病が治ることはなかなかありません。病気であれば医者にかかるのがまったく自然のことです。うつ病は、きちんと治療すれば、大部分が2-3週間で効果が見えてきます。

    うつ病の人は自信を失っており、辞職や転職を望むことがよくあります。家族も、うつ病は仕事のストレスが原因であると考えて、転職すればよくなると思ったりするものです。これは誤りです。うつ病の時はなかなか正しい判断ができにくいものです。決めなければならないことはできる限り先にのばし、うつ病が治ってから判断することです。転職などの重大な決定をすると、あとで後悔することがままあります。また、うつ病はストレスの原因を断っただけではまず治りません
    なので、休養なさるにしても、一度医師に診てもらうことをおすすめします。
    なお私の場合は、今は開き直って給料ドロボウしております。
    • コメントありがとうございます。
      ですが、現実問題として基本給のみから各保険料やらその他の病院費用を捻出するのは難しいです。
      また、携わる業務内容から現状の50%の労力ではとても対応出来ません。
      上記の問題に対して、会社側(社長ですが)から協力すると伝えられなかったのが退職を選択した最大の理由です。
      カウンセラーの方の発言に対して押し黙ってしまいましたし、また、僕からの質問に対しても回答は得られませんでした。
      会社に取っては全てが初めてのケースで、その対応マニュアル(カウンセラーの提案等)があってもそれを選択する事が慣例上難しかったのでしょう。
      これは仕方の無い事だと思ってます。
      中小企業は、病気と言う問題を抱えた人材を保障出来るほどの体力はありません。

      それに僕は今まで以上に頑張ろうと思っているわけではありませんよ。
      先の引用は「次はもっと用心する」程度の意味でもあります。
      がむしゃらになるのが強さだとは思っていませんし、それをやったからこうなっているわけで(笑)
      元々僕は畑の違うことをしていたので、そっちに戻るのも良いかなと思っています。
      病院に関しては、行ける状況にならないとどうにもなりませんね。
      でも自覚が無いわけでも無いので、先のカウンセラーの方には相談してみようと思います。
      ご忠告はありがたく受け止めておきます。
      親コメント
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い

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