sakuraの日記: TK-Xを考察する
表に興味深いストーリが出てきたけど、頓珍漢な書き込みで恥ずかしい思いをするのもアレなのでこちらで。
#久々のスラド日記がこれかよー(笑
で、TK-Xを考察してみる。
44トンという軽さは対テロなどでの市街地戦を考慮しての設計とのことだけど、確かに目的がそれならば軽量化した事は正解。幅も少し狭くなったみたいだし、橋なんかの構造物でも特に今のまま補強なしに耐えられそうだし。現行MBTの90式なんかよりも普通の道路は走らせやすいだろう(90式に倣って?ウインカーもばっちり付いてるしw)。首都高を走らせれば都心への展開も早いかな。
ついでに車体の軽量化で燃費も良くなって、ちきゅうにやさしい。(←冗談)
しかし、その目的での運用に主眼を置くならさすがにこれは重装備じゃないか?現行の90式であれば敵の着上陸後の地上戦を目的としたものだけど(だから冷戦時代のロシアの侵攻を想定して90式はほとんど北海道に配備されてるわけで)、前述のとおり非対称戦においてはこのでかい主砲はちと扱いづらい。かと言って冷戦は終わったわけだし、90式同様に北海道中心の配備になるとも考えられんし、東京に置いたところで、ホントに正規軍が上陸するような事態になる蓋然性は・・・と考えると、きっとかなり低い。
そこであたしの提案だが、このTK-XはC-Xと組み合わせて沿岸部や島嶼防衛向けあたりで使うとして、非正規戦用では89式装甲戦闘車のような軽戦車を新規開発してはどうだろうか。
今のところ、歩兵戦闘車の代わりのような存在で96式装輪装甲車なんかが使い勝手の良さで結構作られていて、首都の防衛計画もこいつを存分に活用して作戦が立てられていることだろう。だが、96式は「装輪」であって、89式のような「装軌」ではないという違いがある。装輪の機動性の良さは認めつつも、そんじょそこらの構造物がテロリストに破壊されてばりばりの市街地戦闘戦になったらどうよ?装輪では身動きとれないっしょ?
つまり、このTK-Xが目的とする分野においては、確かに戦闘機的に表現すると「マルチロール」で「非正規戦もなんとかできますよ」って事かもしれないけど、本気で対テロを考えるなら、
・軽量な装軌車両
・重機関銃程度の火力
・対IED性能の付与など対テロ環境での生残性重視
で新規開発してはどうだろうか。ショボイと思うかもしれないけど、制空権と制海権を維持している状態であれば本格的な武装で侵攻する事なんて不可能だし(IEDやRPGぶっぱなしてそんじょそこらのものを破壊しながら潜伏・・・ならありうる)、こんぐらいで十分、というか重装備じゃ無理。
でもまあ結局は素人考えだし、本職の技本ではじっくり研究した解がこれなんだし、なんとも言えないですけどね。
というか、ハードがいくら充実してても、どうせ実践では役に立たなさそうなRoEで動きそうな自衛隊のことだから(以下略