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191202 journal

tmkzrの日記: 「涼宮ハルヒの消失」を観る

日記 by tmkzr

「涼宮ハルヒの消失」を観た。原作は読んでいたので、これはいいシナリオだとは思っていたが、予想以上にいい出来だった。 エンドレスエイトで愛想を尽かせた御仁も是非劇場に足を運ぶべきである。特に長門ファンはこれを観なければいけない。 万難を排して観るべきである。

この映画は2時間40分という、映画としてもかなり長尺の部類の作品になっているが、全く長いという感じはしなかった。 作品に引き込まれた。

この話は劇中で「入部届け」と「しおり」という形で提示される、キョンによる選択の話である。 つまり、ここまでただの巻きこれ役だったキョンが、積極的に物語に自分の意思で関わるという話だ。 その問いは作品では自問自答しているようになっているが、僕には観客者に問うているように思えた。 そしてその選択は、どちらをとるにしても痛みの伴う、つらい選択であるが、 「おれはこちらを取る」という強い意志を示すキョンの姿は、ほかのハルヒシリーズでは見ることのできない 主人公らしい強い選択だった。いつもの皮肉と諦観はそこには無かった。素直に言うとカッコよかった。

映画化の成果としては、もうひとつの世界の長門の仕草と、表情、そしてセリフにならないセリフだろう。 そこは小説でも表現でききれないところなので、長門ファンは是非その視線をそらすところ を観るべきだ。これを観ればいやでも長門ファンにならざるをえない。そう感じる作品だった。

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