ttの日記: 入院日記(5) 2
ということで個室に移る。 個室に入院することに対する同意書の書面を良く見直すと、 この部屋のベッド、差額ベッド費が29400円/日である。 ぎゃー。10日入院で30万!
そしてその書類、まあ私が昨日サインしているわけだが… 日付のところの年が間違っている。平成だと判らんのです、といいわけをしつつ、 やっぱ頭が回ってなかったんだなあと実感する。 鞄の中にはいつものように新聞入ってたので、それを見れば判るし、 実際いつも日付がわからないときはそうして確認してたのに、 さくっとテキトーな年を書くとは…よほどあたふたしてたなと実感する。
さて、個室であるが、さすがに無駄に広い。トイレもシャワーもある。 冷暖房の温度も自分が好きに決められる。窓からの眺望は… イマイチだが、まあ広い窓から明るい光がさんさんと入ってくる。すばらしい。
…というのは、次の日になってわかった。 移った当日は立つのも起き上がるのも無理なので、 部屋の中を見渡すのも大変だったのである。
移動後少しして妹と相方が帰ることに。 そーいや月曜日なんである。二人とも仕事があるのに着てくれてありがたい。 ちょーダメ人間の自分もこんなに支えられてるんだなと正直に感動し、 少し人生観が変わる(大げさですがわりと真剣)。 相方はこの後自宅に帰って私の着替えとかスリッパとか、 そのほか入院グッズを持ってきてくれるらしい。 「PCいるか?」といわれたが、まあネットワークの無いPCなんて役に立たないし、 少なくとも現時点では起き上がれないからキーボードを打つのはかなり無理、 ということで「いらない」と応えておく。
しばらく静かになる。痛みは引かないものの、 あったかい日差しに包まれていると眠くなってきたのでうつらうつらとする。
このあとお医者さんが回ってきて診察があり、せんせーは傷口を確認していたが、 私はそれすら見られなかった。 へその辺りを切りました、といわれたが、この段階ではそれすら確認できない。 手探りで確認するのもこわいしね。
そして相方が再度登場。 カオス状態の部屋を片付けた上、色々と荷物をもって来てもらう。 マスターアップ直前にこんなことをお願いしてほんとーに済まぬ。 色々泣きそう。
そして起きてるのだか寝てるのだか判らないままに夕方になり、消灯時間になる。 寝返りが打てないおかげで腰というか、背中というか、もう体全体が痛くなってくる。 寝たきり老人の床ずれというのがしゃれにならないことを身をもって実感する。 個室であることをいいことに「うりゃ!」とか気合を入れて体を少し動かして、 体重のかかる位置を移動させようとするが、 やっぱり手術の痕が痛くてすぐに元の体勢に戻ってしまう。 ああこういうときガリガリにやせてる人間は辛いです ;_;
そんなこんなで、寝たのかどうだか結局良くわからないまま起床時間の6時となり、 さわやかな音楽が流れる。が、個室かつまだ数日は絶食が続く、ということで配膳とかも無いので、 しつこくベッドの上でボーっとし続ける。ボーっとしててもつい人生について考えて色々落ち込んだり感動したりする。
どう見てもちょー怪しいキモイおっさんである。本当にありがとうございました。
えっ入院?! (スコア:1)
入院してたの?!と思ったら2月のお話だったのね。
日付が近いし曜日も同じだから今週の話かと思いました(笑)
Re:えっ入院?! (スコア:2)
#職場に来た新卒入社の新社会人のフレッシュさに感動したのでID(?)
-- Takehiro TOMINAGA // may the source be with you!