この11月3日から移行・本格稼動が始まるとされていたJCBの新基幹システムであるが、一筋縄ではいかなかったようだ。11月4日には会員向けWeb窓口サービスであるMyJCBがリニューアル・サービスインする予定であったが、開始直後に「過負荷」でシステムダウン。翌5日未明まで全く利用できない状態に陥った。もっともこの間も通常に与信などは行われていたとのことであり、これだけであればリニューアルしたWebシステムの問題ということで済んだのであろうが、5日午後には基幹系の一部もダウン。キャッシングが利用不可能、未確認であるが一部ショッピング与信にも障害が発生している模様である。

想像であるが、おそらく今現場は大騒ぎになっていることであろう。システム開発、関係者には心よりお見舞い申し上げ、ユーザーの一人として一刻も早い回復を祈るのみである。

パナソニックの米国法人が医療機関向けのタブレットPC「Toughbook H1」を発表しました（プレスリリース（PDF）、製品ページ）。1.86GHzのAtom Z540と1GBのRAM、80GB HDDを搭載し、10.4インチ液晶（1024x768）にはスタイラスと指先のどちらでも使えるタッチスクリーンを装備。ホットスワップ可能なバッテリーを2個搭載し、重さは約1.54kg。無線LANは802.11a/b/g/draft-n対応。Toughbookブランドに恥じないMILスペック（MIL-STD-810F）準拠の頑丈さとIP54準拠の防塵防滴性能を備えており、医療機関向けということでスマートカードリーダーやRFIDリーダー、指紋スキャナーなども標準装備しています。さらにオプションでGPSやバーコードリーダー（1D/2D両対応）も搭載可能です。OSはWindows VistaでXPにダウングレード可能。

今のところ製品ページは米国サイトにしかありませんが、2009年1月にワールドワイドで発売する模様。2,999ドルとちょっとお高いですが、個人で使いたいというアレゲな人も多いのではないでしょうか。

UbuntuやFedoraなど、多数のディストリビューションに収録されている漢字アウトラインフォントWenQuanYi Zen Hei（文泉驛正黑）には、盗用フォントが紛れているようだ。
文泉驛正黑は、同じく多くのディストリビューションに収録されている韓国語フォントUnDotumから非漢字部分を取り入れているが、UnDotumの仮名と漢字が石井ゴシックの盗用だったため、文泉驛正黑にも石井ゴシックの仮名が入ってしまっている。
最近公開された文泉驛正黑バージョン0.8.34にはM+フォントを取り入れた固定幅フォントが追加されているが、可変幅フォントの仮名はそのままだった。

livedoorが、スパム送信元のIPアドレスブラックリスト「スパムちゃんぷるーDNSBL」を公開した。

スパムちゃんぷるーDNSBLは、同社が自社の掲示板などのWebサービス向けに開発したスパムフィルタで蓄積したスパム発信元IPアドレス情報をDNSBLで公開するサービスで、個人・法人を問わずに無料で利用可能（ただし、1万リクエスト/日以上程度の大規模な問い合わせが予想される場合はご一報くださいとのこと）。

Perlから簡単に利用できるCPANモジュールが公開されているほか、MovableTypeのspamlookupプラグインなど、DNSBLに対応したプログラムなら簡単に利用できる。

なお、スパムちゃんぷるーについてはにYAPC::Asia 2008で発表された紹介資料が公開されているので、興味のある方はご覧ください。

自作掲示板やブログなどでスパムに悩まされている方は、導入してみるとよいかもしれません。