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yuriの日記: せみkicker 2

日記 by yuri

朝起きるとマンションの通路や道路脇にセミが転がっている。
私は彼らが死んで仰向けになっている訳じゃないことを知っている。
着地に失敗して、もがいても体勢が元に戻せないからか、
観念したようにじっとしているだけなんだ。
そんなセミたちの体を靴の先でそっと触れると、何かを思い出したように
ジジジ、と鳴いて羽根を動かしながら低空飛行で再び飛んで行く。
どこかにもう一度しがみつくために。
それを見るとなんだかちょっとだけ良いことをした気分になってしまう。
だから、仰向けになったセミを今日も足先でつつく。
今のところ、まだ死んだセミをつついてしまったことはない。

そんなわたしは、せみkicker。

セミに対しては寛大な気持ちになれるのに、食器カジカジ君(注1)に対しては
どこまでも冷たい態度をとる私。
一昨日、捕獲装置(注2)を買ってきた。

注1:言わずと知れたしぶとい野郎

注2:。。。

全然関係ないけど、一昨日はプチ「ありえない」「リアルな」夢見ちゃった。満月効果?

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