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尿素の補給って簡単になったんですか？ガソリンスタンドに置いてあります？
釈迦に説法のような気がしますが、現状のDPFは定期的に内部クリーニングを行なう必要があり、そのためにはある程度定常走行状態が必要なはずです(排気温度上げてDPF内にたまった煤を燃やすために燃調いじる必要があるが、エンジン負荷が変動する条件下ではやりずらい)。このため、日本の都市部のように頻繁にストップアンドゴーを行なう(てゆーかそれしかしない)環境下では、車検以外の定期的なメンテナンスをあまり期待できない自家用車にDPF付きのディーゼルというのは、少なくとも今のままのDPFでは正直無理だと思ってます。
# 目詰まりしたDPFは、ただの排気抵抗。 #(へたすりゃ燃えるって)
現状では欧州各メーカーのディーゼルはDPF一色(特に乗用車向けは)ですが、尿素の補充の問題さえクリアになれば、日本では小型トラック向けのディーゼルを乗用車に転用するパターンもありかな、と思ってるので。
尿素SCR用の尿素水（AdBlue）の補給インフラは、まだ全国のガソリンスタンドに配備というレベルまでは行っていません。しかし、以前に比べれば増えているようです。 補給可能場所の検索ページ [mapion.co.jp]を、日産ディーゼル工業が提供しています。
将来的には、どのメーカの車（ディーゼル商用車）もSCR+DPFになるだろう、と言われていますので、今後も補給可能場所は徐々に増えていくと思います。
ただ、現時点で大型トラック・バスで使用されている尿素SCRは、排気管内に尿素を噴霧する際に圧縮空気を使用するタイプですので、エアータンク＆コンプレッサを持っていない中・小型トラックには流用することが出来ません。 「エアー・レス型」などと呼ばれる、乗用車まで使用可能なシステムを各社開発中（一部実用化）ですが、なかなか難しいらしいと聞いています。
また、「尿素の補給は面倒（某トラックドライバー談（知人とも言う））」という事もあって、乗用車への採用は難しいのでは無いかと思っていたら、やはりメルセデス・ベンツの乗用車向け尿素SCRでは、尿素の使用量を減らして（それで充分浄化できるようにシステムを構成している）、サービス工場での定期点検時に補給すれば普段は尿素水を補給する必要はないようにしているようです。（この辺は雑誌記事が情報源で、裏は取ってません） でも、個人的には乗用車向けであれば、ホンダの新型触媒 [honda.co.jp]みたいなのが素敵なんじゃなかろうか、と思ってます。
# 私もトラック屋さんですが、臆病なのでAC
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家
ディーゼルエンジン (スコア:1)
マニュアルミッション+ディーゼルの四駆がほしいなぁ。
ところで、ディーゼルでは、天然ガスやアルコールは燃料にできないものでしょうか。国内でもそういう資源は結構ありそう・・。
Re:ディーゼルエンジン (スコア:2, 参考になる)
ガソリン代替としてのアルコール燃料特有の問題として腐食性と排ガス中のホルムアルデヒド含有率のほかにオクタン価の違いがあげられます。
腐食性は現行生産車種はほぼ対応済み、ホルムアルデヒドも一応解決、ですがオクタン価の違いはちょっと難問のようです。
オクタン価に見られるような着火性などの燃焼特性がディーゼルエンジンとの相性があまりよろしくないのでわざわざディゼルエンジンをガソリンエンジンのように点火プラグを設けるなどの改造していました。
アルコール自動車と呼ばれる車両の中でも大型車のエンジンは対応するガソリンエンジンが存在しないためディゼルエンジンのブロックを転用していました。
もっともそれはE100だのE85だのと言っていた時代のお話しでして、最近は大型ディーゼル車はアルコールではなく天然ガス燃料が軽油代替燃料として定着したので、その分野ではアルコール燃料の出番は無くなったと思って良いのではないでしょうか。
現在ブームとなっているアルコール自動車はガソリンの代替を主目的として当面はエタノール混合率3%、5%、10%と供給事情等を考慮し選択しつつ将来的に全体として混合率を上げていこうという方針のようです。
Re:ディーゼルエンジン (スコア:1)
ヨーロッパでは、マニュアルミッションしかないディーゼルエンジン搭載のスポーティーなグレードもあるぐらいです。
いっそ、天然ガスやアルコール燃料でGDIエンジンで動くように改良してもらいたいけど、アルコールの場合は法律的な問題もありそうだから、とりあえずはタクシーとかでよく利用されているLPGの方でやってくれれば。
/* Kachou Utumi
I'm Not Rich... */
理想はオフローダー (スコア:1)
ディーゼルのスポーツカーといえば、ル・マンにも参加しているみたいですね。時代は変わったなぁと思います。
Re:理想はオフローダー (スコア:1)
/* Kachou Utumi
I'm Not Rich... */
Re:ディーゼルエンジン (スコア:0)
あと、「A重油」なんてワケの分かんない重油のようで重油でない種類の油をどうにかすれば。
Re:ディーゼルエンジン (スコア:5, 参考になる)
日本の軽油の硫黄は世界最小の10ppmをすでに実現しています。石油業界の大変な努力の元、規制を2年以上先取りして世界ではじめて実現されました。
http://www.paj.gr.jp/eco/sulphur_free/index.html [paj.gr.jp]
現在発売されているディーゼルトラックはこの軽油を前提に設計されています。
現時点の日本のディーゼル車排ガスレベルは世界的に見てもっとも厳しい規制をクリアしています。ただ、この規制に適合したエンジンは定期的なフィルターの灰掃除か、尿素水の補給と言ったメンテナンスが必要になります。
トラック・バスは商売の車なので、定期的なメンテナンスが期待できます。しかし、乗用車のような売りっぱなしになる車では、ディーゼル車の普及は(相当な技術革新がないと)難しいと思います。
なお、てんぷら油のBDFは現在のエンジンにそのまま使用すると、排ガス特にPMが大きく増えるため、規制に対応できません。まだまだ、開発途上の技術であり、決して万能の銀の弾丸ではありません。
個人的には、天然ガスのディーゼルエンジンが期待大。現状の天然ガス自動車の最大の弱点である熱効率を一気に改善できます。
ディーゼル専業メーカーなのでID
Re:ディーゼルエンジン (スコア:2, 興味深い)
日本メーカーのディーゼルエンジンは世界的に見て決して高水準にあるとはいえません。
ディーゼルエンジンのハイパワー車がハイブリッド並みの燃費で走る等という話を聞くと、
日本は５年、メーカーによっては２０年は遅れているのではないかと、危機感を持ってしまいます。
いずれは燃料電池に取って代わるのかも知れませんが、どれだけ先になるかわかりません。
たとえばエタノール燃料の高圧コモンレールディーゼルでハイブリッド、
なんてあわせ技も近い将来ありえるわけで、ベンツが本気でそれをやったら、
トヨタやホンダはどうするつもりなんだろう？
Re:ディーゼルエンジン (スコア:5, 参考になる)
実際、国内トラック4社では、比較的簡単にEUROⅣ対応のエンジンを開発し供給しています。一方、ベンツの日本向け乗用車は一つ前の平成14年規制での導入であり、輸入車の特例を利用したものです。ベンツディーゼル乗用車導入の話題が出たときには、どのような技術・サービスで日本の規制に対応するのか、お手並み拝見と思っていたのですが、蓋を開けてみれば抜け道を利用した輸入で、ちょっとがっかりしました。(彼らの大型トラックを研究すると、さすがに凄いのですが。ミッションの工作精度なんてあきれ果てるオーバースペックだし)
親コメントにある高圧コモンレールディーゼル+ハイブリッドですが、日本のトラック4社はそれぞれに特色のある方法ですでに発売済みです(さすがにエタノールのディーゼルは難しいですが)。地味ですが、日本のトラックはそれを支えるインフラ(燃料や整備)も含めて、この数年で非常に進歩し、世界最高レベルに達しています。
道路でもあんまり邪魔者扱いしないでー
トラック屋として自慢臭いけどIDで
Re:ディーゼルエンジン (スコア:0)
あとは、運転者としてもモラルの向上が必要だと思います。
他の車を煽ってみたりとか、違法無線機搭載して沿線に毒電波吐きまくりとか、無駄に大音量のクラクションで知り合いと挨拶を交わすとか…。車の性能がよくなっても、運転者の性能が向上しなければ、結局は邪魔者扱いされ続けることでしょう。
# 国道171号線のその区間の最高速度で走ってて、か○め急送の車に「蛇行, クラクション, ハイビーム」で煽られたことがあるのでAC。
Re:ディーゼルエンジン (スコア:1)
#まさかディーゼルの排ガスやディーゼルエンジンから出る何かが脳に影響を与えてるのか？
Re:ディーゼルエンジン (スコア:0)
> # 国道171号線
国道179号線の間違いです。
Re:ディーゼルエンジン (スコア:0)
50km/hですか。ご苦労様です
Re:ディーゼルエンジン (スコア:0)
Re:ディーゼルエンジン (スコア:0)
時効なので、もう少し書きます。
国道179号線 (171は間違いでした。すみません) のその区間の最高速度は50km/hrです。
道路は片側1車線で追い越しのためのはみ出し禁止区間。
実際は、60km/hr程度の速度が出ていたと記憶していますが、あのころは若かったからもう少し出ていたかもしれません。
走りなれた道で、私の当時の車では70km/hr以上だと一部カーブで危険を感じる状態でした。
以上の状態で、煽られました。普段だと、自車の後ろで「あ、少しイライラし始めてるかも
1つ質問です。 (スコア:0)
尿素の補給って簡単になったんですか？ガソリンスタンドに置いてあります？
釈迦に説法のような気がしますが、現状のDPFは定期的に内部クリーニングを行なう必要があり、そのためにはある程度定常走行状態が必要なはずです(排気温度上げてDPF内にたまった煤を燃やすために燃調いじる必要があるが、エンジン負荷が変動する条件下ではやりずらい)。このため、日本の都市部のように頻繁にストップアンドゴーを行なう(てゆーかそれしかしない)環境下では、車検以外の定期的なメンテナンスをあまり期待できない自家用車にDPF付きのディーゼルというのは、少なくとも今のままのDPFでは正直無理だと思ってます。
# 目詰まりしたDPFは、ただの排気抵抗。
#(へたすりゃ燃えるって)
現状では欧州各メーカーのディーゼルはDPF一色(特に乗用車向けは)ですが、尿素の補充の問題さえクリアになれば、日本では小型トラック向けのディーゼルを乗用車に転用するパターンもありかな、と思ってるので。
Re:1つ質問です。 (スコア:1, 興味深い)
尿素SCR用の尿素水（AdBlue）の補給インフラは、まだ全国のガソリンスタンドに配備というレベルまでは行っていません。しかし、以前に比べれば増えているようです。
補給可能場所の検索ページ [mapion.co.jp]を、日産ディーゼル工業が提供しています。
将来的には、どのメーカの車（ディーゼル商用車）もSCR+DPFになるだろう、と言われていますので、今後も補給可能場所は徐々に増えていくと思います。
ただ、現時点で大型トラック・バスで使用されている尿素SCRは、排気管内に尿素を噴霧する際に圧縮空気を使用するタイプですので、エアータンク＆コンプレッサを持っていない中・小型トラックには流用することが出来ません。
「エアー・レス型」などと呼ばれる、乗用車まで使用可能なシステムを各社開発中（一部実用化）ですが、なかなか難しいらしいと聞いています。
また、「尿素の補給は面倒（某トラックドライバー談（知人とも言う））」という事もあって、乗用車への採用は難しいのでは無いかと思っていたら、やはりメルセデス・ベンツの乗用車向け尿素SCRでは、尿素の使用量を減らして（それで充分浄化できるようにシステムを構成している）、サービス工場での定期点検時に補給すれば普段は尿素水を補給する必要はないようにしているようです。（この辺は雑誌記事が情報源で、裏は取ってません）
でも、個人的には乗用車向けであれば、ホンダの新型触媒 [honda.co.jp]みたいなのが素敵なんじゃなかろうか、と思ってます。
# 私もトラック屋さんですが、臆病なのでAC
Re:ディーゼルエンジン (スコア:0)
そもそも、2年も前にヨーロッパで売りだしたアコードのディーゼルの評価が高いのもご存じない？
Re:ディーゼルエンジン (スコア:1, おもしろおかしい)
小便じゃだめかね？
#だめそうなのでAC
Re:ディーゼルエンジン (スコア:0)
ＢＤＦのＰＭは前から密かに疑問に思っていました。
ＢＤＦ推進派のセールストークに「ほのかにてんぷらの匂いを放って走る車」ってのがありますけど、
アレはまさしくその証ですよね。
ＢＤＦが普及したら町中が場末の中華料理屋の換気扇状態になりそうです。
それと、現状石油から作るしかないメタノールを、相当大量に使う事に関して、
推進派が一言も触れないのが気になりますね・・・。
燃料は対応済らしい (スコア:3, 参考になる)
Re:ディーゼルエンジン (スコア:2, 参考になる)
JAMA - 環境にやさしい超低硫黄軽油をご使用の皆様へ [jama.or.jp]
Re:ディーゼルエンジン (スコア:1)
やはり交通事情からどうしてもストップアンドゴーが多くなります。こういうときガソリン車でもちょっと気になる排気ガスなのですが、ディーゼルは停止からスピードが乗ってくるまでは大量の黒鉛とNoxを撒き散らしながら加速するしかありません。現状ではエンジンに手を入れるよりも触媒に頼る他なさそうな感じもあります。
が、この対処法に日本には強みがあります。いわゆるハイブリッド化。ディーゼルの元々の利点である自然発火を利用した動力確保とモーターの組み合わせがあればガソリン車なんて足元にも及ばない燃費を実現するとおもうんですがね。一応市販の物としては、いすゞから小型トラックでハイブリッドディーゼルが市販化されてますが、普通の車にもこれが出来れば燃費のいい車ができあがります。問題点とすれば、ディーゼルの原理上仕方の無いエンジンからの激しい騒音と、こなれてくるまでは価格がどうしても高くなることでしょうか。
私個人としては次世代の燃料として水素を使う燃料電池車よりも扱いが楽で燃費のいいディーゼルの方に期待しています。産総研ではこんなのもやってるみたいですし。 http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2006/pr20060323/pr20060323.html [aist.go.jp]
まあ、日本で一番裕福な自治体の頭がディーゼル駄目、買うな、とか言ってるのを見てるとアホらしくなってきてしまいますが。それならお膝元、少なくとも環状線・某首都高を混雑させないように日々精進してください、と文句の一つも言いたくなるものです。
RはRevolution・Return・Rememberの意味です
Re:ディーゼルエンジン (スコア:1)
どこの自治体のことを言っているのか、私の推測で書かせていただきますが（そもそも意味も無く伏せている時点でタダの愚痴でしかないと思うのですが）、（首都高より推測）東京都が言っているのは「この基準を満たしたディーゼル車は走っていいですよ」ってことじゃないですか？
だったら、ディーゼルのハイブリッド車も、その基準を満たしていれば走れるはずですし、基準を満たしている車を駄目だ、買うな、なんて主旨の発言も報道等で聞いたことありませんよ？
ただ、現状では、ディーゼルと東京とは相性はあまりよくないんじゃないでしょうか？
北海道みたいな（←イメージの）土地柄ならまた違うかもしれませんが。
＃ただ、こういう発言を、アンチディーゼルと受け取られると悲しいですが。
Re:ディーゼルエンジン (スコア:0)
名古屋高速には都心環状線というのがありますね・・・俗にシュトコーと呼ばれてたり（ぉぃw
＃だいぶ前から高速(60ｋだけど)とか地下鉄とかドカドカ作ってるし、
＃一般道もやたら広くなってるし、よく金が続くなあ、と思います。＞名古屋
日本で一番裕福な自治体 (スコア:0)
Re:ディーゼルエンジン (スコア:0)
日野が大型トラックやバスでもっと良さげなのを作ってます。
乗用車に乗せるのは無理っぽいけど・・・
#はっΣそうか、逆の発想でハイブリッドバスを自家用車にすれば・・・!
#ハイブリッドトラックでキャンピングカーでもおｋ
>ディーゼルの元々の利点である自然発火
欠点です。 振動・騒音、不完全燃焼(NOx,PMの増加)等の原因です。
っていうか、だいぶ前(直噴が流行りだした頃)から、自然点火はしてません。
直噴なら、点火させたいタイミングを狙って燃焼室内に噴射すれば、そこで点火します。
さらにコモンレールなら、プレバーン、ポストバーン等、何回かに分けて噴射できます。
そうする事によって燃費だけで無く、振動・騒音、NOx・PMも減らせるわけです。
#某都知事が不勉強だと言うなら、そのとおりだと思いますが、アナタの常識も古いです。