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「生徒に考えさせることを重視する」「個性を尊重する」といった点は日本でも以前から必要性 が認識されていたはずです。それがなぜ日本では実体を伴わないのでしょうか。
教師が「憧れの職業」となっている理由...
少し辛口になってしまいましたが、別にフィンランド教育を貶めるつもりはありません。むしろ現実を良く見据えて、賢く、かつ機敏に動いていると思ってます。例えば、高等教育では EUとのシステムの共通化を進めており、修業年数システムの統合や、EUの大学との相互単位認定による学生の交流の促進などが始まろうとしています。
日本とフィンランドは人口も文化も歴史も違います。社会が目指している方向さえ異なります。もし日本が今の社会の仕組みを変えないで、フィンランドの教育システムを取り入れようとしても、それは上辺だけの物真似になってしまいます。結局は、日本社会が教育に何を求めるかにかかっているのですから。
だから、subject の「日本はどうするべきか」という問に対する答えは、「フィンランドの如何にかかわらず、日本の現実を見据えた教育をする」としか言えないのではないでしょうか。 そして、もしその結果として大きな問題が起こってくるのならば、それは教育の問題ではなく、むしろ日本社会そのものに問題があるということなんだと思います。
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人生unstable -- あるハッカー
日本はどうすべきか (スコア:5, 興味深い)
「生徒に考えさせることを重視する」「個性を尊重する」といった点は日本でも以前から必要性が認識されていたはずです。
それがなぜ日本では実体を伴わないのでしょうか。
教科「情報」教員ネットワーク.関東によるフィンランド・メソッド研究 [e4serv.net]では、「日本について個性を尊重するとは、わりと本人の好き勝手にやらせるというイメージがある。フィンランドでは、あくまで一般性・共通性・共有できる要素を併せ持つ。」と述べられています。
「自由」「個性」の意味をはき違えないことが大切、ということでしょうか。
それと、PISAでトップのフィンランドの教育 [benesse.jp]の「フィンランドでは、『教師』は希望者の1/10 しか就業できない国民の憧れの職業です。教師はすべて大学卒業後さらに教員養成の期間が最低5年間、質の高い教員教育を受けます(日本の大学院修了レベル)。」というのも重要なポイントかと思います。
教師が「憧れの職業」となっている理由は明確に述べられていませんが、日本が学ぶべきことは多そうです。
教育再生会議 [kyouiku-saisei.go.jp]もこういった本質に踏み込む議論になるとよいのですが。
ただ、日本ではこうやって海外との比較になると「だから日本はダメなんだ」という悲観論に走りがちですが、日本でも市松メソッド [ice.or.jp]といった取り組みも始まっているようです。
Re:日本はどうすべきか (スコア:5, 参考になる)
少し辛口になってしまいましたが、別にフィンランド教育を貶めるつもりはありません。むしろ現実を良く見据えて、賢く、かつ機敏に動いていると思ってます。例えば、高等教育では EUとのシステムの共通化を進めており、修業年数システムの統合や、EUの大学との相互単位認定による学生の交流の促進などが始まろうとしています。
日本とフィンランドは人口も文化も歴史も違います。社会が目指している方向さえ異なります。もし日本が今の社会の仕組みを変えないで、フィンランドの教育システムを取り入れようとしても、それは上辺だけの物真似になってしまいます。結局は、日本社会が教育に何を求めるかにかかっているのですから。
だから、subject の「日本はどうするべきか」という問に対する答えは、「フィンランドの如何にかかわらず、日本の現実を見据えた教育をする」としか言えないのではないでしょうか。 そして、もしその結果として大きな問題が起こってくるのならば、それは教育の問題ではなく、むしろ日本社会そのものに問題があるということなんだと思います。
Re:日本はどうすべきか (スコア:1, 興味深い)
かの中曽根康弘先生は
「何もしないでいると、フィンランドみたいにソ連のお情けを乞う国になってしまう」
とまで批判しておられます。
天皇陛下をトップに戴く文部省には、個性や権利をうたう人間など非国民であります。
> 「日本について個性を尊重するとは、わりと本人の好き勝手にやらせるというイメージ
簡単な話、個性を一度も尊重された経験のない人間が作った教育システムです。
個性なんてものは現実には一切求められていないので、真の個性などワカラナイまま、
「個性が尊重される = 上に逆らうこと」としか定義されていません。
文部官僚のいう個性とは、特許などの金になるネタをひねり出す能力です。
これはスポンサーたる経済界が望む個性です。
けっして フリーターのくせに最低賃金が低いと気付くような個性であってはならないのです。
ソ連のお情けを乞う国 (スコア:0)
Re:日本はどうすべきか (スコア:0)
Re:あまりにレベルが低すぎ (スコア:0, フレームのもと)
>政治、社会に関してもう少し高い意識と知識を持っていなければ
>いつまでも文系諸氏のいいカモにされてしまいますよ
高い知識や意識じゃなくて、右翼寄りの考え方なだけではないかと?
Re:あまりにレベルが低すぎ (スコア:2, すばらしい洞察)
どの辺にその要素がありますか?
--- (´-`)。oO(平和な日常は私を鈍くする) ---
Re:あまりにレベルが低すぎ (スコア:0)
カモにされていることはとっくにわかっているさ。でもどうにもならないじゃないか。だから思考停止しないと辛くて生きられないんだ。
なんとかなると思うなら批判するのではなくて導いてくれよ。
とりあえず (スコア:0)
おっと、"忙しくて行けない"とか、"投票に値する政党/候補者がいない"なんて不戦敗はなしだぜ。
Re:あまりにレベルが低すぎ (スコア:0)
子供は教師になりたいか (スコア:0)
スパイラルってこともあるでしょうね.質の高い教師がフィンランドに
多いとしたら子供もあこがれるでしょうし,逆に教員の質が低ければ憧
れる子供も減るでしょう.憧れて教師を目指す子供はやはり質の高い教師
となりやすいでしょう.
ついでに少し調べていたら,子供がなりたい職業をもつことと成績には
相関があるという統計を見つけました.
第3回学習基本調査 報告書(ベネッセコーポレーション) [crn.or.jp]
なりたい職業を見てると,教師になりたい子供は多いということもないけ
ど特に少なくもないのかな(3%くらい).ここには1990,1996,2001過去3回の
データありますがそろそろ4回目とかないのかしら.
Re:子供は教師になりたいか (スコア:1)
日本において教員が子供の憧れの職業であるか否かは置いておくとしても、
単純に競争倍率が高い=憧れの職業である、とは言えないと思いますがね。
憧れを抱く理由も様々ですし。
#特に、安定雇用の少ない地方ならなおさら。
Re:子供は教師になりたいか (スコア:0)
なるほど・・・・だから (スコア:0)
>相関があるという統計を見つけました.
「そんなものにはなれないって言う事を成績表が教えてくれた」
だから、シロスヅ・ラーダットは最新のジェット戦闘機のある
水軍を諦めて、海のモノとも山のモノもしれない宇宙軍に入隊した訳だ。
まあ、現実世界にもこの手の選択肢を選ばざるを得ない人ばかりだと思うが・・・。