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> バッテリー駆動による昇降機で、150m上空までベルトを昇るスピードと効率を競う
ただの「エレベーター技術競技会」な件。
いや、軌道エレベータってそれを可能にする材料や構造や建設方法がキモであって、どう昇り降りするかなんてそれと比べたら末節もいいとこだと思うんですが。まして材料や構造の方に軌道エレベータ実現への光明が差し始めたからそろそろ昇り降りする方も考えようぜ、というわけでもないし。
それに、ただのロケット花火と糸川センセのペンシルロケットはその基礎原理を共有しているけど、別に昇降する機械、昇降させる原理ならこんな大会やらんでも産業や生活に溢れているではありませんか。
ラックアンドピニオンでもリニアモータでもいいんじゃないの? エネルギー源だってバッテリでいちいち持っていかなくとも軌道エレベータを電化して第三軌条引くなりなんなり好きにすればいいし、ことによると使い捨てのロケットモータでポッと持ち上げた方が手軽でいいかもわからない。
で、この大会は軌道エレベータの技術を確立するに際してどこの役に立つのよ。競技自体は楽しそうだけど。「宇宙エレベーター」と冠して技術競技会をやるっていうんだから「CNTフィラメント製造対決(長さ部門)」とか「CNTフィラメント製造対決(比強度部門)」とかそういうのをまず競わないといけないと思うんだけど。
バッテリーで軌道まで登ろうと考える方が余程非現実的なんですよ。
現状のバッテリー技術では、昇降機の自重の90%をバッテリーに充てたとしても50kmそこそこまでしか上がれません。まさに
> 現代のロケットが燃料を加速させるための燃料でいっぱいいっぱいになってるのと同じ状態に陥りますね
こういう状態です。
登るもの(クライマー)という発想じゃなくて、引き上げられもの(プルダー)という発想じゃないかな。デザーが着地した後、それに更に太いケーブルを付けて、デザーを遠心力を利用して引っ張りあげる感じですかね。もちろん全体の質量中心を静止衛星と同じ位置にしてあげないと、拙いのですが。
こんなのとか [wikipedia.org]バッテリーは積んでませんけどね#たぶん違う
そもそも実際の軌道エレベーターは内蔵バッテリーなんか使わないのでは?
テザー側から電力供給を受ける方がずっとスマートでしょう。
競技の形にすると、競技ルールに対する最適化は促進されますが背景となる遠い狙いに近づけるとは限りません。
あんまり早く競技会の形にしてしまうと、現在勝手に想定している形に特化しすぎてしまって、実際の軌道エレベータができたころにはみじんも役に立たないものとなってしまたりして。。
ここで試そうとしているエレベーター(クライマー)っていうのは軌道エレベーターが完成した後で運用するエレベーターのモデルというよりおそらく建設に使うための機械という意味合いのほうが強いと思います。
軌道エレベーターの有力な建設方法として、最初に静止軌道の衛星から細い糸を地上に垂らして、その糸をつたって地上側から機材を積んだロボットを何回も登らせて少しずつ糸を太く強化していく、というやり方があります。そういう建設法でいく場合、建設最初期はああいう小型のクライマーに頼ることになると思うので最終的な軌道エレベーターの形式がどうなるのであれこういう試みはそれほど無駄にならないんじゃないですかね。
宇宙エレベーター協会の講演を見に行ったことがありますが技術的な課題も意外と多そうです。ブラブラする紐をどうやって安定して登るのかということ以前に野ざらしの環境を何万キロも故障せずに無人で走りきれるロボットという時点でかなり大変です。
全く同意です。昇る方法の研究なんて、テザーの材料や構造の方にもう少しめどがたってからでも全く遅くないと思います。技術的な難易度が何ケタか違う。
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普通のやつらの下を行け -- バッドノウハウ専門家
150m (スコア:2)
> バッテリー駆動による昇降機で、150m上空までベルトを昇るスピードと効率を競う
ただの「エレベーター技術競技会」な件。
Re:150m (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:150m (スコア:3, すばらしい洞察)
いや、軌道エレベータってそれを可能にする材料や構造や建設方法がキモであって、どう昇り降りするかなんてそれと比べたら末節もいいとこだと思うんですが。まして材料や構造の方に軌道エレベータ実現への光明が差し始めたからそろそろ昇り降りする方も考えようぜ、というわけでもないし。
それに、ただのロケット花火と糸川センセのペンシルロケットはその基礎原理を共有しているけど、別に昇降する機械、昇降させる原理ならこんな大会やらんでも産業や生活に溢れているではありませんか。
Re:150m (スコア:1)
しかもバッテリー式の。
Re:150m (スコア:2)
ラックアンドピニオンでもリニアモータでもいいんじゃないの? エネルギー源だってバッテリでいちいち持っていかなくとも軌道エレベータを電化して第三軌条引くなりなんなり好きにすればいいし、ことによると使い捨てのロケットモータでポッと持ち上げた方が手軽でいいかもわからない。
で、この大会は軌道エレベータの技術を確立するに際してどこの役に立つのよ。競技自体は楽しそうだけど。「宇宙エレベーター」と冠して技術競技会をやるっていうんだから「CNTフィラメント製造対決(長さ部門)」とか「CNTフィラメント製造対決(比強度部門)」とかそういうのをまず競わないといけないと思うんだけど。
Re:150m (スコア:1)
現状で最大の技術的問題が軌道エレベーター用にテザーをぶら下げてもテザー自らの重量で切れることなのは
他コメントでもあがってることだし ご自身もカーボンナノチューブの紐を挙げているようにそれは認識されてるはずですよね?
炭素繊維を含めて テザー自身の以外の構造を余裕で支えられるほどの強度はないですよね
もし給電やリニアモーター用の構造もつけた場合 それを支えるためにテザーも太くなり
現代のロケットが燃料を加速させるための燃料でいっぱいいっぱいになってるのと同じ状態に陥りますね
この競技会ではバッテリーを動力源にしていますが
テザーで昇降する方式の実際の給電はマイクロ波を想定しているのを記事として見た記憶があります
給電方式の研究はクライマー本体とは切り分けて研究されるところなのでしょう
競技会の3つの目的にも記述されているように テザーで昇降するにあたってどういった方式がいいのか周囲環境がどう作用するのか十分なモデル化もされていないようです
また クライマーの昇降は宇宙エレベーターを理解するのに非常に判りやすい映像シーンを提供 というのは非常に大きな意義のように思います
元コメントの主様はガンダム00等に出てきた巨大建造物型で中に送電線やリニヤモーターカーが走っているようなものをイメージされているのでしょうが
テザー方式はそのようなSF世界のものを一足飛びに目指すのではなく 輸送に最小限の構成を目指す方法のひとつですね
Re: (スコア:0)
バッテリーで軌道まで登ろうと考える方が余程非現実的なんですよ。
現状のバッテリー技術では、昇降機の自重の90%をバッテリーに充てたとしても50kmそこそこまでしか上がれません。
まさに
> 現代のロケットが燃料を加速させるための燃料でいっぱいいっぱいになってるのと同じ状態に陥りますね
こういう状態です。
Re:150m (スコア:2)
・省電力化
・省スペース化
できるっちゅうことですね。
後でどこからか給電できるようになったら受電設備をつけることで、電池部分をペイロード用に転用できますね。
まぁ多少なりとも給電がとまったとき用に蓄電池を持つことはありそうですが…
鉄道のように全く考慮しないのもありではありますが…
Re: (スコア:0)
Re:150m (スコア:1)
何でも良いですよ。最適解がまだない分野なんですから。
だから、いろいろやるんですよ。
あなた自身いろいろなパターンを考えているじゃないですか。
まあテザー側を工夫するためには、結局それを作るのに自力駆動できる
工作機械が必要になると思いますけど。
で、そういう宇宙エレベータに使える昇降技術がどのへんに溢れているんでしょう?
垂直に登るリニアモータでもなんでもいいですけど。
CNTのように新技術が必要なわけではないでしょうけど、
既存の技術を組み合わせて今までにないモノを形にするのも立派な技術開発だと思いますが。
>「CNTフィラメント製造対決(長さ部門)」とか「CNTフィラメント製造対決(比強度部門)」
そちらも、やってますよ。
でもやってる大会でも、昇降技術も平行してやってます。
今回、第一回目であるこの大会では、ミニマムから拡大していける、開催しやすい方をやってるだけでは。
あなたの言うように「テザーだけが重要」なんじゃなく、「どちらも必要」なんです。
Re: (スコア:0)
登るもの(クライマー)という発想じゃなくて、引き上げられもの(プルダー)という発想じゃないかな。
デザーが着地した後、それに更に太いケーブルを付けて、デザーを遠心力を利用して引っ張りあげる感じですかね。
もちろん全体の質量中心を静止衛星と同じ位置にしてあげないと、拙いのですが。
Re: (スコア:0)
こんなのとか [wikipedia.org]
バッテリーは積んでませんけどね
#たぶん違う
Re: (スコア:0)
そもそも実際の軌道エレベーターは内蔵バッテリーなんか使わないのでは?
テザー側から電力供給を受ける方がずっとスマートでしょう。
Re:150m (スコア:1)
いちおうこういうところでもテザーの強度と並んで、昇降機のほうの技術もやってんですけどね。
そりゃテザーが最重要課題なのは否定しませんが、それができた後のことを考えるのは
決して末節でも時期尚早でも無いと思いますよ。いろんなアプローチが考えられる部分ですしね。
Re:150m (スコア:3, 興味深い)
競技の形にすると、競技ルールに対する最適化は促進されますが
背景となる遠い狙いに近づけるとは限りません。
あんまり早く競技会の形にしてしまうと、現在勝手に想定している形に
特化しすぎてしまって、実際の軌道エレベータができたころには
みじんも役に立たないものとなってしまたりして。。
Re:150m (スコア:4, 興味深い)
ここで試そうとしているエレベーター(クライマー)っていうのは
軌道エレベーターが完成した後で運用するエレベーターのモデルというより
おそらく建設に使うための機械という意味合いのほうが強いと思います。
軌道エレベーターの有力な建設方法として、
最初に静止軌道の衛星から細い糸を地上に垂らして、
その糸をつたって地上側から機材を積んだロボットを何回も登らせて
少しずつ糸を太く強化していく、というやり方があります。
そういう建設法でいく場合、建設最初期はああいう小型のクライマーに頼ることになると思うので
最終的な軌道エレベーターの形式がどうなるのであれ
こういう試みはそれほど無駄にならないんじゃないですかね。
宇宙エレベーター協会の講演を見に行ったことがありますが
技術的な課題も意外と多そうです。
ブラブラする紐をどうやって安定して登るのかということ以前に
野ざらしの環境を何万キロも故障せずに無人で走りきれるロボットという時点でかなり大変です。
Re: (スコア:0)
って自分で言ってるのに、なぜ現在一般的なエレベーターの原理をそのまま使えちゃうと考えたんだろ……
そんなものを作れるほどの技術があるなら、そりゃ昇降機は枝葉だろうさ
Re: (スコア:0)
全く同意です。昇る方法の研究なんて、テザーの材料や構造の方にもう少しめどがたってからでも全く遅くないと思います。技術的な難易度が何ケタか違う。