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私の友達の多くはクレイジーな若者だから、『Bruno』みたい映画を映画批評家よりも好むだろうと思っていた
良いものを作れば、それも口コミで広がるということですよね。
単なる駄作を作っておいて戦々恐々なんて、聞いて呆れます。作り手側の都合もわからないではないですが、悪い作品が(興行的に)より悪い結果になるのは、ユーザーにとっては望ましいことなんじゃないでしょうか。
局所的にはそうだし、事前に情報を得られたほうが駄作にお金と時間を使わなくてユーザとしても嬉しいんだろうけどね。
でも、その効率主義を極端に推し進めていくと、あまり良くないことになる。口コミを得て人気が爆発的に集中する超勝ち組と、そのほかの負け組みに分かれる。そして、作品の作り手は良し悪しをコントロールできない。そりゃそうだ、この世にある作品は全て、作り手は自身は良い物を作ってるつもりなんだからさ。その結果、供給する企業がジリ貧に陥り、立ち行かなくなってしまうのだ。
そうするとどうなるか?作り手側の戦略としては、合併を繰り返して巨大化し、多くの作品群をポートフォリオとして持つことで、全体の収益を安定化させるのだ。ある程度の収益が見込める人気作品のリメイクやその続編でジリ貧に耐える一方、赤字覚悟の実験作で爆発的に伸びる新シリーズの種を生み出す、という運転が必要になる。逆に一から参入する場合、一作目に爆発的ヒットを出せないと継続できなくなるのだ。その結果、新規参入が極めて困難になる。そう、日本のゲーム企業のように。
市場を肥やすには、まず底辺から。駄作にも多少の金が流れることが必要なんだよ。
>ある程度の収益が見込める人気作品のリメイクやその続編
そういう作品で収益が見込めなくなるから戦々恐々なんじゃないの
どこに下げるか迷ったが。低予算でもそこそこ出来る証拠。ま、金の掛かった本編の存在が前提だが。http://www.thehuntforgollum.com/ [thehuntforgollum.com]
今や良くも悪くも一ジャンルといっても良いほどになってしまった「ガンダム」も、本放映時はあまり人気が出なかったんですよね。人気が出たのは再放送以後。(なので本放映時途中打ち切りが決まり、全43話という半端な話数になった……のだったはず。)
宇宙戦艦ヤマトもそうだったような……? 映画版が作られてからヒットしたと聞いたような気が……?
宇宙戦艦ヤマトは最初のTV放送の途中から人気が出たような感じだ。それで、すぐ再放送になって、映画が作られて、主人公たちが死んでしまう映画とはストーリーの違う第2部以降が作られた。
口コミの効果が強くなればなるほど大手は無難な大作や続編ばかりつくって宣伝にジャンジャン金かけるようになるだろうね。
低予算の独創的な映画が多くなるってのは多分幻想。低予算映画は失敗した時の痛手は少ないかもしれないが、失敗のリスクが大きいのは変わらないから。
うーん、確かにその種の幻想を期待しすぎている部分はあるかもしれません。
でも、Twitterのような草の根の批評って、「無難な大作や続編ばかりつくって宣伝にジャンジャン金かける」ようなメディアに特別厳しかったりもするんじゃないかなと。
>低予算映画は失敗した時の痛手は少ないかもしれないが、失敗のリスクが大きいのは変わらないから。
一般的に「リスク=コスト×確率」なので、低予算映画一本のリスクは低いでしょう。で、Twitter のようなコミュニティは、ニッチなマーケットを束ねる方向に働きそうで、低予算映画に有利にも思えます。どうでしょうか。
それはその通りなんだけど、ニッチなマーケットは所詮儲けの上限も見えてるので。
あと、年間でかけられるお金が同じだけあった場合に
・小さい博打を沢山打つ・あんまり利率は良くないけどギャンブル性が低い投資に全額突っ込む
どっちに転ぶかなーって話ですよ。
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良いものを作れば良い (スコア:2, すばらしい洞察)
私の友達の多くはクレイジーな若者だから、『Bruno』みたい映画を映画批評家よりも好むだろうと思っていた
良いものを作れば、それも口コミで広がるということですよね。
単なる駄作を作っておいて戦々恐々なんて、聞いて呆れます。
作り手側の都合もわからないではないですが、悪い作品が(興行的に)より悪い結果になるのは、ユーザーにとっては望ましいことなんじゃないでしょうか。
合成の誤謬 (スコア:1, 興味深い)
局所的にはそうだし、事前に情報を得られたほうが駄作にお金と時間を使わなくてユーザとしても嬉しいんだろうけどね。
でも、その効率主義を極端に推し進めていくと、あまり良くないことになる。
口コミを得て人気が爆発的に集中する超勝ち組と、そのほかの負け組みに分かれる。
そして、作品の作り手は良し悪しをコントロールできない。
そりゃそうだ、この世にある作品は全て、作り手は自身は良い物を作ってるつもりなんだからさ。
その結果、供給する企業がジリ貧に陥り、立ち行かなくなってしまうのだ。
そうするとどうなるか?
作り手側の戦略としては、合併を繰り返して巨大化し、多くの作品群をポートフォリオとして持つことで、全体の収益を安定化させるのだ。
ある程度の収益が見込める人気作品のリメイクやその続編でジリ貧に耐える一方、赤字覚悟の実験作で爆発的に伸びる新シリーズの種を生み出す、という運転が必要になる。
逆に一から参入する場合、一作目に爆発的ヒットを出せないと継続できなくなるのだ。
その結果、新規参入が極めて困難になる。
そう、日本のゲーム企業のように。
市場を肥やすには、まず底辺から。
駄作にも多少の金が流れることが必要なんだよ。
Re:合成の誤謬 (スコア:1, 興味深い)
> 作り手は自身は良い物を作ってるつもりなんだからさ。
「与えられた制約の範囲において」が抜けてるよ。
例えば、雇われ監督が
「この原作で作りなさい」「この脚本で作りなさい」
「このキャストで作りなさい」と言った制約の中でベストを尽くしても、
観客からすればベターですらない駄作になってしまうわけ。
観客はその前提を制作側と共有しないからね。
「低予算」と言う制約の前提なら、観客と共有できる事もあるけどね。
> その結果、供給する企業がジリ貧に陥り、立ち行かなくなってしまうのだ。
ざまぁ見やがれ。
> 市場を肥やすには、まず底辺から。
> 駄作にも多少の金が流れることが必要なんだよ。
大企業の実験策が「底辺」だと?
小さなところが企画した単館上映の低予算映画の方が金を流す価値があると思うよ。
Re: (スコア:0)
>ある程度の収益が見込める人気作品のリメイクやその続編
そういう作品で収益が見込めなくなるから戦々恐々なんじゃないの
後から効くものには逆効果 (スコア:1, 興味深い)
後から効いてくるという作品だと即時的な批評は逆に作品の意図を推し量れない場合もある。
考えて初めて分かるというのには即時的な批評システムというのは相容れない、
というマイナスの部分も理解してないと底の浅い作品ばかり作られる結果を招くだろう。
ま、ハリウッド作品は今もその傾向が強いけどさらにそれが加速されるという結果になるね。
Re:後から効くものには逆効果 (スコア:1)
どこに下げるか迷ったが。低予算でもそこそこ出来る証拠。ま、金の掛かった本編の存在が前提だが。
http://www.thehuntforgollum.com/ [thehuntforgollum.com]
Re: (スコア:0)
Re:後から効くものには逆効果 (スコア:1)
今や良くも悪くも一ジャンルといっても良いほどになってしまった「ガンダム」も、本放映時はあまり人気が出なかったんですよね。人気が出たのは再放送以後。(なので本放映時途中打ち切りが決まり、全43話という半端な話数になった……のだったはず。)
宇宙戦艦ヤマトもそうだったような……? 映画版が作られてからヒットしたと聞いたような気が……?
ここは自由の殿堂だ。床につばを吐こうが猫を海賊呼ばわりしようが自由だ。- A.バートラム・チャンドラー 銀河辺境シリーズより
Re:後から効くものには逆効果 (スコア:1)
宇宙戦艦ヤマトは最初のTV放送の途中から人気が出たような感じだ。
それで、すぐ再放送になって、映画が作られて、主人公たちが死んでしまう映画とはストーリーの違う第2部以降が作られた。
the.ACount
Re: (スコア:0)
集約されたものなわけです。
嗜好は個人の特性なので差があって当然なのですが、現代においてはマスが
優劣として扱われることが多いわけです。その多くは勘違いなのですが、
これまた貨幣的なマスを獲得することが優性であると思っている人たちに
多数が煽動されてるわけです。
まぁ、つまりはそんなものにはかかわらんことです。
Re: (スコア:0)
口コミの効果が強くなればなるほど大手は無難な大作や続編ばかりつくって宣伝にジャンジャン金かけるようになるだろうね。
低予算の独創的な映画が多くなるってのは多分幻想。低予算映画は失敗した時の痛手は少ないかもしれないが、失敗のリスクが大きいのは変わらないから。
Re:良いものを作れば良い (スコア:1)
うーん、確かにその種の幻想を期待しすぎている部分はあるかもしれません。
でも、Twitterのような草の根の批評って、「無難な大作や続編ばかりつくって宣伝にジャンジャン金かける」ようなメディアに特別厳しかったりもするんじゃないかなと。
Re:良いものを作れば良い (スコア:1)
>低予算映画は失敗した時の痛手は少ないかもしれないが、失敗のリスクが大きいのは変わらないから。
一般的に「リスク=コスト×確率」なので、低予算映画一本のリスクは低いでしょう。
で、Twitter のようなコミュニティは、ニッチなマーケットを束ねる方向に働きそうで、
低予算映画に有利にも思えます。どうでしょうか。
Re: (スコア:0)
それはその通りなんだけど、ニッチなマーケットは所詮儲けの上限も見えてるので。
あと、年間でかけられるお金が同じだけあった場合に
・小さい博打を沢山打つ
・あんまり利率は良くないけどギャンブル性が低い投資に全額突っ込む
どっちに転ぶかなーって話ですよ。
Re:良いものを作れば良い (スコア:1)
タイアップで流したCDを出さない予定の曲が予想外の反響でCD化!ってパターンが
「口コミで人気が広がっていて、その結果企業が動きましたよ」という体を作ってる。
ドウシテオレハ、ココニイルンダ!