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普通に浚渫用とか流体搬送のポンプには使っている。垂直離着陸実験機で使われたこともあるが、どうも不安定で駄目だったそうな。
垂直離着陸実験機で使われたこともあるが、どうも不安定で駄目だったそうな。
XFV-12 [wikipedia.org]ですね。ターボファンの排気をカナードと主翼のフラップとに送って下向きに噴射、周囲の空気も巻き込んで垂直離着陸に足りるだけの上向き推力が……と意気込んで作ってみたらそもそも浮くほど推力出なかった、という。
推進ではないが円筒翼 [google.co.jp]ってのはあるな。
当然、総エネルギーは変わらんですよ。ただ、速度をトルクには置き換えられる。
理屈的にはテキトーなパイプにホースを突っ込んだのと一緒。それを水中に入れてホースに水を流すと、パイプからの排水量はホースの出水量より多くなる。噴射ポンプとかベンチュリポンプとか言われて製品化は昔からされている。
手賀沼の水を浄化するのに沈めていたってポンプもコレだった筈。
で、ちょっと思ったんだけど、少量の高速の流体が周りのものを引き込んで多量の低速の流体を運ぶって事ですよね?それを利用してロケットの打ち上げ初期の効率を上げられないものか?例えばロケットの末端にリングを付けて置くと、打ち上げ時の見かけ上の噴射速度を下げられるんじゃないかとか思った事があったりします。
JAXAではエジェクタロケットいう名でそのような構造のロケットを研究してますね。CAMUIロケットを使って [www.jaxa.jp]実際に飛行実験 [www.jaxa.jp]もしています。もっとも、図 [tohoku.ac.jp]を見るとラムジェットが動作できる速度になるまでの加速を純ロケットよりは効率的にやろうという、現行の使い捨て打ち上げ機ではなくいつ実用になるやら定かでないSSTO向けの基礎研究ですが。今あるようなロケットだと一番下のエンジンのベルノズルは胴体より細くて隠れてしまうので、そのまま適用するのは難しいでしょうし。
これはアフターバーナーの一種では…アフターバーナーとこの扇風機は別物でしょう
アフターバーナーはメインの燃焼器の後方で、まだ使われて無い酸素を使って燃料を燃やすから「アフター」「バーナー」なんですが、このエジェクタロケットはロケットの前方はただのダクトですよ。空気を吸って巻き込んでくるだけの。
ロケットだと「そんな空気の濃いところだけでしか使えないモノ重量の無駄」となるんじゃないかと。
飛行機ならターボファン [wikipedia.org]が該当いたしますが。
>ロケットだと「そんな空気の濃いところだけでしか使えないモノ重量の無駄」となるんじゃないかと。単なるリングだし、空気密度が下がり速度が稼げた時点で投棄すれば良いだけだと思うんですが。そもそも一段目なんてそんなに空気の薄い所迄持って行く訳じゃないし、その中でも低速で空気の濃い所をカバーすればノズル自体はもうちょっと上に合わせて最適化出来るよね。
単なるリングだし、空気密度が下がり速度が稼げた時点で投棄すれば良いだけだと思うんですが。
リング状ノズルは送風機としての形状であってロケットの推進に使うには推力不足でしょう。速度も足りない。「空気密度の高いところでだけ稼動すればいい」ということであれば酸化剤も不要なので、それこそターボファンエンジンを使えばいいかと。
この手法は周囲の空気をどれだけ効率よく巻き込めるかが重要なので、大きな推力を得るためにはそれだけ大きなサイズを必要とします。巨大化することによる重量増も無視できないので、ロケットのような大推力を必要とする用途には不向きじゃないかな。
>リング状ノズルは送風機としての形状であってロケットの推進に使うには推力不足でしょう。速度も足りない。理屈が一緒なら良いってのであれば、単にノズルの周りにリングを付ければ充分。リング状のノズルなんて事をする必要は無い。
速度も静止速度に対して燃焼速度が速すぎる故の悪効率をカバーすると考えれば全然困らないと思う。なんなら単なるアルミの円筒で発射台から離れた辺りで分離させても良い。
ロケット本体のデザインはそのままで、ノズル形状の変更だけじゃきびしいかもしれませんが、機体全体のデザインの変更まで考えれば、それなりにできちゃいそうな気がします。
はっきりさせなきゃいけないのは、全体のデザインを変更したことによって得られるメリットがデメリットを上回るのか?ってあたりなんじゃないかと。
ロケットとかよりも船舶の推進に応用したほうがいい気がする。たとえばこれと同じような構造の水中翼を作って(もちろん円形じゃなくて箱型でもいい)スリットからポンプで汲んだ水を高速で噴射してみたらどうだろう。
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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー
逆に (スコア:2, 興味深い)
Re:逆に (スコア:2, 参考になる)
Re:逆に (スコア:1, 参考になる)
普通に浚渫用とか流体搬送のポンプには使っている。
垂直離着陸実験機で使われたこともあるが、どうも不安定で駄目だったそうな。
Re:逆に (スコア:3, 参考になる)
XFV-12 [wikipedia.org]ですね。ターボファンの排気をカナードと主翼のフラップとに送って下向きに噴射、周囲の空気も巻き込んで垂直離着陸に足りるだけの上向き推力が……と意気込んで作ってみたらそもそも浮くほど推力出なかった、という。
Re: (スコア:0)
推進ではないが円筒翼 [google.co.jp]ってのはあるな。
Re: (スコア:0)
当然、総エネルギーは変わらんですよ。
ただ、速度をトルクには置き換えられる。
理屈的にはテキトーなパイプにホースを突っ込んだのと一緒。
それを水中に入れてホースに水を流すと、パイプからの排水量はホースの出水量より多くなる。
噴射ポンプとかベンチュリポンプとか言われて製品化は昔からされている。
手賀沼の水を浄化するのに沈めていたってポンプもコレだった筈。
で、ちょっと思ったんだけど、少量の高速の流体が周りのものを引き込んで多量の低速の流体を
運ぶって事ですよね?
それを利用してロケットの打ち上げ初期の効率を上げられないものか?
例えばロケットの末端にリングを付けて置くと、打ち上げ時の見かけ上の噴射速度を下げられる
んじゃないかとか思った事があったりします。
Re:逆に (スコア:3, 参考になる)
JAXAではエジェクタロケットいう名でそのような構造のロケットを研究してますね。CAMUIロケットを使って [www.jaxa.jp]実際に飛行実験 [www.jaxa.jp]もしています。
もっとも、図 [tohoku.ac.jp]を見るとラムジェットが動作できる速度になるまでの加速を純ロケットよりは効率的にやろうという、
現行の使い捨て打ち上げ機ではなくいつ実用になるやら定かでないSSTO向けの基礎研究ですが。
今あるようなロケットだと一番下のエンジンのベルノズルは胴体より細くて隠れてしまうので、そのまま適用するのは難しいでしょうし。
Re: (スコア:0)
これはアフターバーナーの一種では…
アフターバーナーとこの扇風機は別物でしょう
Re:逆に (スコア:2)
アフターバーナーはメインの燃焼器の後方で、まだ使われて無い酸素を使って燃料を燃やすから「アフター」「バーナー」なんですが、
このエジェクタロケットはロケットの前方はただのダクトですよ。空気を吸って巻き込んでくるだけの。
Re:逆に (スコア:1)
ロケットだと「そんな空気の濃いところだけでしか使えないモノ重量の無駄」となるんじゃないかと。
飛行機ならターボファン [wikipedia.org]が該当いたしますが。
Re: (スコア:0)
>ロケットだと「そんな空気の濃いところだけでしか使えないモノ重量の無駄」となるんじゃないかと。
単なるリングだし、空気密度が下がり速度が稼げた時点で投棄すれば良いだけだと思うんですが。
そもそも一段目なんてそんなに空気の薄い所迄持って行く訳じゃないし、その中でも低速で空気の
濃い所をカバーすればノズル自体はもうちょっと上に合わせて最適化出来るよね。
Re:逆に (スコア:1)
単なるリングだし、空気密度が下がり速度が稼げた時点で投棄すれば良いだけだと思うんですが。
リング状ノズルは送風機としての形状であってロケットの推進に使うには推力不足でしょう。速度も足りない。
「空気密度の高いところでだけ稼動すればいい」ということであれば酸化剤も不要なので、それこそターボファンエンジンを使えばいいかと。
この手法は周囲の空気をどれだけ効率よく巻き込めるかが重要なので、大きな推力を得るためにはそれだけ大きなサイズを必要とします。
巨大化することによる重量増も無視できないので、ロケットのような大推力を必要とする用途には不向きじゃないかな。
うじゃうじゃ
Re: (スコア:0)
>リング状ノズルは送風機としての形状であってロケットの推進に使うには推力不足でしょう。速度も足りない。
理屈が一緒なら良いってのであれば、単にノズルの周りにリングを付ければ充分。
リング状のノズルなんて事をする必要は無い。
速度も静止速度に対して燃焼速度が速すぎる故の悪効率をカバーすると考えれば全然困らないと思う。
なんなら単なるアルミの円筒で発射台から離れた辺りで分離させても良い。
Re: (スコア:0)
ロケット本体のデザインはそのままで、ノズル形状の変更だけじゃきびしいかもしれませんが、
機体全体のデザインの変更まで考えれば、それなりにできちゃいそうな気がします。
はっきりさせなきゃいけないのは、全体のデザインを変更したことによって得られるメリットが
デメリットを上回るのか?ってあたりなんじゃないかと。
Re: (スコア:0)
ロケットとかよりも船舶の推進に応用したほうがいい気がする。
たとえばこれと同じような構造の水中翼を作って
(もちろん円形じゃなくて箱型でもいい)
スリットからポンプで汲んだ水を高速で噴射してみたらどうだろう。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)