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この団体は正常な団体なのでしょうか?
このWebサイトへのリンク元を見るとac.jpやgo.jpのドメインのオフィシャルな所からのリンクがほとんど見受けられません。サブドメインの組織本部の影響の及ばない内輪からの物ばかりのです。東大総長室の中に一件だけリンクがありましたので、完全に非公式な組織ではないようですが公式な組織であると思われる情報は、当人達の主張以外に私は発見出来ませんでした。
またこのWeb書籍の執筆者はIR3Sの構成団体に含まれない組織に所属する人が多数を占めます極地研、気象研に首都大学東京等です。またJSTの研究者データベースに登録されていない人も混じっていました。
そして、当然ながら、温暖化利権で生活している研究者しかいないのですよ。
所属や立場を一切考慮せず、純粋にアカデミックな観点で主張を吟味し判断するのが正しい事は疑う余地もないのですが。
それは別に、一見するとあまりにもうさんくさい組織なので、そちらに興味があります。東大でこの周辺部にいる方からのタレコミを期待しております。
自分で見て来いと思うでしょうがサステイナビリティ学連携研究機構は本郷のどこにあるのか一切記述がなく、本郷キャンパスへのアクセスマップへのリンクがあるだけです。http://www.ir3s.u-tokyo.ac.jp/access [u-tokyo.ac.jp]
>この団体は正常な団体なのでしょうか?
ええまあ一応.ただし,大学間の連携で作られている組織ですので,大学内の特定の場所に組織があるとかそういうのではないのです.いろいろぶっちゃけるとまあ,大学間でいろいろ組んでやるとお金が取りやすいというのが一つありましてですね,例えば環境関連で予算取って研究するにしても,ある研究室が単独でやるよりは大学内のいくつかのグループを集めてやる方が,そしてそれよりも多数の大学の多数のグループを集めて凄い集団にした方が大きなお金は取りやすくなります.#まあ,偉い人とかもメンバーに増やせますし,何より十分な組織でないと大きな予算は付かない.#あとこういう連携活動が推進されているのでやっておくと文科省の覚えが良くなるってのもある.#まあ後は学生へのアピールとかいろいろ.
そんなわけで,特に東大は,この手の大学間連携でのいろいろを立ち上げがちです.#まあ東大は学術関連の政治団体/旗振り役的側面もありますからね.
そんなわけでこいつは,サステイナビリティ学連携研究機構という枠をまず作って,そこにいくつかの大学が参加していて,その各大学の中のいくつかのグループが参加している,とまあ,そういう組織になります.#科研費とかで,違う大学の同じ分野の研究者集めて申請するような感じですわな.
じゃあ実際どんな団体なんだ,となると,もうこれはメンバーを見てみるしか手はありません.そんなわけでまあ
http://www.ir3s.u-tokyo.ac.jp/member [u-tokyo.ac.jp]
から各大学の参加者を調べて,その人達がどんな研究をやってるか調べてください,としか言えない,と.#やたらと居る特任○○ってのは,このプロジェクトのために大学側等から予算が付いていてそれで雇われてる任期付き○○です.#また参加大学は,大学レベルでこれへの参加を認めていますので,中の誰かが勝手に参加しているわけではありません.
読み直してみていくつか補足.
>大学内の特定の場所に組織があるとかそういうのではないのです.
1. 追記ですが,こういったプロジェクトに合わせて事務局が開設されることはあります.まあ,秘書を少し雇って専用の部屋で関連の予算やら事務やらをやっててもらう程度ですけれども.大きなプロジェクトになると小さな建物が分け与えられることもあるかも知れません.ただまあ,その場合でも大部分の参加研究者は自分らの研究室で普通に研究してます.
2. 予算に関しては,科研費等とは別枠になることがほとんどかと思います.概算要求に合わせて,「うちの大学はこういう事やりたいから大型予算ちょうだい」というのを出します.例えば「うちの大学にも放射光設備が欲しいから建設費で30億円」とかの申請を,大学の通常の予算の請求と合わせて(だったっけかなあ)出します.この際学内順位を付けますので,学内(外)のどういった人たちと組んでどう申請するかは重要です.一歩間違えば同じ大学内の異なるプロジェクトでつぶし合いになりますし,ヘタなプロジェクトより下位になると上位のプロジェクトが(文科省あたりに)つまらないと判断された場合下位も自動的落選,なんてことも.
学内選考で上位に付けても,次は文科省の判断が待っています.いくつもの大学からいくつもの申請が上がってきますから,それらの中でいかに自分たちのプロジェクトが面白く,有益かを主張できていなくてはなりません.この点,流行ものや,政府が重点化すると決めた内容,いくつもの大学で組んでいる大きなプロジェクト,有力な研究者の絡んでいるものは有利になります.前述の例で行けば,自分のところだけで放射光設備とやるよりは,近隣大学の光科学の人間やら物性・生物の人間やらを取り込んで,「○○地域における大規模光科学研究拠点の設立と物質・生命科学における放射光の革新的な応用例の創出」とかにした方が有利です.事前に文科省の担当者などとよく話して,文科省がどういったプロジェクトを求めているのか,というリサーチをしておくのも場合によっては有効です.
文科省の審査を通れば一安心……と思って油断していると,概算要求の審査段階で財務省やら与党やらから突っ込まれて消えるかも知れません.そのときはあきらめましょう.そういうもんです.
3. こういった連携プロジェクトは,参加者がそればっかり必死にやっているかというとそういうわけでもありません.ついた予算を配分して,買いたい機器を買って,まあ関連研究でもしておくか,という感じです.……というか参加してる段階でその分野の人なんだから,事実上ある分野への資金の集中投下みたいなもんですが.一番のメリットは,こういう枠組みの人が集まったシンポジウム・研究会等が定期的に行われることです.これにより,ちょっと離れた分野の人の研究を聞き,面白そうなことがあればすぐに共同研究に持ち込めたりしますし,今自分が何とか測定したいことを訴えると測れる人がその場にいたりします.そういう意味では,主戦場はシンポジウム後の懇親会という話も(飲み代は当然予算からは出ませんけどね).ただ油断していると際限なく参加者が広がって,何のための連携なのかわからなくなってくることもあるので注意.当初の目的が薄れ,よくわからない集団になってしまった連携も多々あります.
去年までの総長の小宮山さんが立ち上げたプロジェクトで,東大気候システム研究センターの元センター長,住明正がトップにいた.同センターの研究対象であるところの純粋なサイエンスとしての気象学,気候力学から一歩はなれて, 社会学的見地から気候変動等を見ていこうという学問らしい.ちょうどIPCCのworking group 1 と working group 3 の関係みたいなもん.
文系もふくめてかなり幅広い人が関わっているが,バリバリ理学系の研究者から見たらまあ確かに胡散臭い.
総長が変わったのでこの先も存続するのかは知らん.
ところで温暖化利権の研究って何ですか?気候変動の研究に携わっている人が気候変動について論ずるのがまずいのでしょうか?それとも100%私費で研究しないと発言してはいけないのでしょうか?例えば地震研の教授が東海地震はヤバいぜといったら地震利権の研究者だから信用できないとでも言うのか?ニュートリノに質量があったぜ, もっと色々調べるぜと言ったらカミオカンデ利権だから信用できないと言うのか?
時間がないので、肝心な所だけレスを
>ところで温暖化利権の研究って何ですか?
具体的に言うと、電力中央研究所で原子力肯定のデータを出し続ける研究者がいます。彼らは、事実や、自己の思いとは別に、特定の結論を出すために雇用されている研究者です。
その為、原子力の内輪ですら、彼らの論文は眉につばを付けて見る必要があると言われています。
悪いとは言いませんが、政治的な思惑の影響下で研究している方達は純粋アカデミックな研究者とは別種族に近いという事を言いたいのです。
つまり, 東大その他世界中の気象学者は信用ならんと言うのですか?ではだれが信用できますか?石油会社ですか?その例えで言うと世界中の原子力学者が一致団結して原子力はクリーンだ,放射線障害なんてあるわけないよってのたまってないといけないわけだが,原子力物理ってそんな業界だったっけ?
たとえば東大の学生でモデル開発に関わってたりする人が皆事実をねじ曲げて温暖化利権とやらのために忠実だと思う根拠は何よ?面接でもするのか? 末端研究者にも大金積むのか?そんなことが全世界の気候研究コミュニティで行われているとで
IR3Sが今回発表した本での主張が、気象・気候関連学会で正しいとされている説ではなく、いまだ多くの懐疑が残されている仮説に過ぎないこと、および、それを仮説として捉え、自分で主張の是非を判断することがないであろう一般大衆に定説であるかのように解説していることが問題なのです。
だからどれよ?一応気候関係の研究者だが「気象・気候関連学会で正しいとされている説」って??英国のTVに「IPCCを支持しない」って発言を捏造された研究者が居るのは知ってるが。
「気象・気候関連学会で正しいとされている説」(以下長いんで定説)はまだないんじゃないの?って言っているのです。私は異分野の人間なんで詳細は知りませんが、CO2が温暖化の原因ってのは仮説ではないんですか?少なくとも、IR3Sの説明は相関関係が因果関係の証明にはならないって言う懐疑論への説明になっていません。
ひどいコメントが並んでいますね。当該学会の方に根本的な確認をしているコメントに、回答ではなく、思い込みによる相手の学歴・能力批判とか。(私は博士(工学)持ってますよ、一応)素人に分かりやすく説明もできない程度の理解力で、まさか科学者を名乗っていないですよね?当該学会とおっしゃっていた方と違うのでしょうが。
本題に戻りますが、「CO2要因説は仮説ではないんですか?」の具体的疑問点。1.温度とCO2濃度の相関以外の説明がない2.反論が学術誌に採択されている (この学術誌がまともな学会誌かトンデモ雑誌かは異分野なので判断できない)
去年までの総長の小宮山さんが立ち上げたプロジェクトで,東大気候システム研究センターの元センター長,住明正がトップにいた.同センターの研究対象であるところの純粋なサイエンスとしての気象学,気候力学から一歩はなれて, 社会学的見地から気候変動等を見ていこうという学問らしい.
の住先生って、原子力業界の誌紙に多く寄稿されてるような「業界」とずぶずぶの御仁じゃないですか?
http://www.tenpes.or.jp/n006-kaishi/mokuji/2009/2009_10tok.htm [tenpes.or.jp]財団法人 火力原子力発電技術協会『火力原子力発電』 10月特集号「低炭素社会の実現に向けた電力エネルギー・環境技術」予定目次表 題 主な執筆者序 「低炭素社会の実現に向けた電力エネルギー・環境技術」の発刊にあたって 発刊事業委員会委員長 齊藤 莊蔵Ⅰ. 地球温暖化と低炭素社会の実現に向けて 東京大学 住 明正(後略)
http://www.tenpes.or.jp/n006-kaishi/mokuji/2009/2009_10tok.htm [tenpes.or.jp]
財団法人 火力原子力発電技術協会
『火力原子力発電』 10月特集号「低炭素社会の実現に向けた電力エネルギー・環境技術」予定目次
表 題 主な執筆者序 「低炭素社会の実現に向けた電力エネルギー・環境技術」の発刊にあたって 発刊事業委員会委員長 齊藤 莊蔵Ⅰ. 地球温暖化と低炭素社会の実現に向けて 東京大学 住 明正(後略)
原子力学会の2008年05号づけの学会誌にも寄稿 [aesj.or.jp]していますね。
前の書き込み [srad.jp]でも触れましたが、温暖化問題と言うのが原子力という巨額の金が飛び交う利権構造に現実に組み込まれているからこれだけ多くの信頼性を疑う類の懐疑論が出るのであって、温暖化問題は最終的な結論はまだしも小論レベルの結論が本当に科学的な物なのか?それとも特定の勢力の利権に与するための結論であるのか?と言う部分で批判的な議論が百出するのは仕方ないと思いますよ。
寄稿したらずぶずぶの関係なんでしょうか?この先生は気象の専門家だから、先方に頼まれて温暖化の観点から寄稿するとのは何も不自然では無いような気がします。専門に勉強したわけでもない経済学者が温暖化に難癖つけてるよりは普通ですよ。
気候変動の研究に携わっている人が気候変動について論ずるのがまずいのでしょうか?それとも100%私費で研究しないと発言してはいけないのでしょうか?
金の出所がクリーンならばいいのですが、この手の「研究」に実際には何処から金が出てるかという時点で疑いの眼差しを向けざるを得ない訳ですよ。
最近は目立たなくなっていますが、電力業界に代表される原子力業界が温暖化の切り札として原子力発電を推進しろとキャンペーンを張ってきたという歴史的経緯がある訳で…
業界団体・電事連のキャンペーンの一例 [allabout.co.jp]
その上で、最近だと大手環境団体の創設者が「温暖化防止には原子力」と言い出したり [cnet.com]してるし、「不都合な真実」で温暖化問題の問題提起を行ったアル・ゴアの一族が実は原子力業界に天下ったり資金援助を受けていた [goo.ne.jp]。と言うような醜聞が日本の内外問わずずーっとある訳ですよ。
日本に於いても原子力利権で飛び交う金というのが天文学的な数字で、言論を金で買う程度は当たり前に行われている歴史的経緯を考えると、この研究も原子力業界から出た金を使って彼らの都合がいい結果を出すために、結論が決められて行われているようなものなのではないか。と疑ってかかる訳ですが。
チェルノブィリ事故の少し前から原子力問題に関心持ち始めた身からすると、原子力発電や再処理がどれだけクリーンで安全か。と言う実測データにも現実に起こった事故のデータにも基づかない「研究」は幾らでも見てきたし、データを都合いい所だけつまみ食いして都合のいい結論に結びつける「研究」も散々見てきた。
そもそも、この「研究」や書籍も、結局はそういうものの焼きなおしなんじゃないかと疑ってかかる訳です。
> ところで温暖化利権の研究って何ですか?> 気候変動の研究に携わっている人が気候変動について論ずるのがまずいのでしょうか?
まずくはないけど、注意は必要だと思います。特に科学と政治が交わる分野では、科学者自身もアクターでありただの分析家ではいられません。このプロジェクトの研究者は自分たちの立場は痛いほど自覚していると思いますが、中には無自覚の人もいて、ジャーナリズムや悪徳商売の良いように取り込まれてしまうのです。
> 例えば地震研の教授が東海地震はヤバいぜといったら地震利権の研究者だから信用できないとでも言うのか?> ニュートリノに質量
温暖化利権って言いたいだけでしょ
思うに、日本の温暖化(別に気候変動と言い直しても良いが)について一番「よくわかってる」のは、じーさんばーさんだろ。肌で感じる人がどんどん増えていけば懐疑論なんていってられなくなる。
肌で感じる人がどんどん増えていけば懐疑論なんていってられなくなる。
肌で感じる人がどんどん増えていけば一足飛びに否定論まで行きますよね。現実は厳しい。
つまり、老化によってより熱い風呂を求めることが地球温暖化の原因!
#そして最後に、江戸っ子じいさんだけが生き残った……
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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア
識者に聞きたいのですが (スコア:5, 興味深い)
この団体は正常な団体なのでしょうか?
このWebサイトへのリンク元を見ると
ac.jpやgo.jpのドメインのオフィシャルな所からのリンクがほとんど見受けられません。
サブドメインの組織本部の影響の及ばない内輪からの物ばかりのです。
東大総長室の中に一件だけリンクがありましたので、完全に非公式な組織ではないようですが
公式な組織であると思われる情報は、当人達の主張以外に私は発見出来ませんでした。
またこのWeb書籍の執筆者はIR3Sの構成団体に含まれない組織に所属する人が多数を占めます
極地研、気象研に首都大学東京等です。
またJSTの研究者データベースに登録されていない人も混じっていました。
そして、当然ながら、温暖化利権で生活している研究者しかいないのですよ。
所属や立場を一切考慮せず、純粋にアカデミックな観点で主張を吟味し判断するのが
正しい事は疑う余地もないのですが。
それは別に、一見するとあまりにもうさんくさい組織なので、そちらに興味があります。
東大でこの周辺部にいる方からのタレコミを期待しております。
自分で見て来いと思うでしょうが
サステイナビリティ学連携研究機構は本郷のどこにあるのか一切記述がなく、
本郷キャンパスへのアクセスマップへのリンクがあるだけです。
http://www.ir3s.u-tokyo.ac.jp/access [u-tokyo.ac.jp]
Re:識者に聞きたいのですが (スコア:3, 参考になる)
>この団体は正常な団体なのでしょうか?
ええまあ一応.
ただし,大学間の連携で作られている組織ですので,大学内の特定の場所に組織があるとかそういうのではないのです.
いろいろぶっちゃけるとまあ,大学間でいろいろ組んでやるとお金が取りやすいというのが一つありましてですね,例えば環境関連で予算取って研究するにしても,ある研究室が単独でやるよりは大学内のいくつかのグループを集めてやる方が,そしてそれよりも多数の大学の多数のグループを集めて凄い集団にした方が大きなお金は取りやすくなります.
#まあ,偉い人とかもメンバーに増やせますし,何より十分な組織でないと大きな予算は付かない.
#あとこういう連携活動が推進されているのでやっておくと文科省の覚えが良くなるってのもある.
#まあ後は学生へのアピールとかいろいろ.
そんなわけで,特に東大は,この手の大学間連携でのいろいろを立ち上げがちです.
#まあ東大は学術関連の政治団体/旗振り役的側面もありますからね.
そんなわけでこいつは,サステイナビリティ学連携研究機構という枠をまず作って,そこにいくつかの大学が参加していて,その各大学の中のいくつかのグループが参加している,とまあ,そういう組織になります.
#科研費とかで,違う大学の同じ分野の研究者集めて申請するような感じですわな.
じゃあ実際どんな団体なんだ,となると,もうこれはメンバーを見てみるしか手はありません.
そんなわけでまあ
http://www.ir3s.u-tokyo.ac.jp/member [u-tokyo.ac.jp]
から各大学の参加者を調べて,その人達がどんな研究をやってるか調べてください,としか言えない,と.
#やたらと居る特任○○ってのは,このプロジェクトのために大学側等から予算が付いていてそれで雇われてる任期付き○○です.
#また参加大学は,大学レベルでこれへの参加を認めていますので,中の誰かが勝手に参加しているわけではありません.
補足 (スコア:2, 参考になる)
読み直してみていくつか補足.
>大学内の特定の場所に組織があるとかそういうのではないのです.
1. 追記ですが,こういったプロジェクトに合わせて事務局が開設されることはあります.
まあ,秘書を少し雇って専用の部屋で関連の予算やら事務やらをやっててもらう程度ですけれども.
大きなプロジェクトになると小さな建物が分け与えられることもあるかも知れません.
ただまあ,その場合でも大部分の参加研究者は自分らの研究室で普通に研究してます.
2. 予算に関しては,科研費等とは別枠になることがほとんどかと思います.
概算要求に合わせて,「うちの大学はこういう事やりたいから大型予算ちょうだい」というのを出します.
例えば「うちの大学にも放射光設備が欲しいから建設費で30億円」とかの申請を,大学の通常の予算の請求と合わせて(だったっけかなあ)出します.この際学内順位を付けますので,学内(外)のどういった人たちと組んでどう申請するかは重要です.一歩間違えば同じ大学内の異なるプロジェクトでつぶし合いになりますし,ヘタなプロジェクトより下位になると上位のプロジェクトが(文科省あたりに)つまらないと判断された場合下位も自動的落選,なんてことも.
学内選考で上位に付けても,次は文科省の判断が待っています.いくつもの大学からいくつもの申請が上がってきますから,それらの中でいかに自分たちのプロジェクトが面白く,有益かを主張できていなくてはなりません.
この点,流行ものや,政府が重点化すると決めた内容,いくつもの大学で組んでいる大きなプロジェクト,有力な研究者の絡んでいるものは有利になります.
前述の例で行けば,自分のところだけで放射光設備とやるよりは,近隣大学の光科学の人間やら物性・生物の人間やらを取り込んで,「○○地域における大規模光科学研究拠点の設立と物質・生命科学における放射光の革新的な応用例の創出」とかにした方が有利です.
事前に文科省の担当者などとよく話して,文科省がどういったプロジェクトを求めているのか,というリサーチをしておくのも場合によっては有効です.
文科省の審査を通れば一安心……と思って油断していると,概算要求の審査段階で財務省やら与党やらから突っ込まれて消えるかも知れません.そのときはあきらめましょう.そういうもんです.
3. こういった連携プロジェクトは,参加者がそればっかり必死にやっているかというとそういうわけでもありません.ついた予算を配分して,買いたい機器を買って,まあ関連研究でもしておくか,という感じです.……というか参加してる段階でその分野の人なんだから,事実上ある分野への資金の集中投下みたいなもんですが.
一番のメリットは,こういう枠組みの人が集まったシンポジウム・研究会等が定期的に行われることです.これにより,ちょっと離れた分野の人の研究を聞き,面白そうなことがあればすぐに共同研究に持ち込めたりしますし,今自分が何とか測定したいことを訴えると測れる人がその場にいたりします.そういう意味では,主戦場はシンポジウム後の懇親会という話も(飲み代は当然予算からは出ませんけどね).
ただ油断していると際限なく参加者が広がって,何のための連携なのかわからなくなってくることもあるので注意.
当初の目的が薄れ,よくわからない集団になってしまった連携も多々あります.
Re:識者に聞きたいのですが (スコア:1, 参考になる)
去年までの総長の小宮山さんが立ち上げたプロジェクトで,
東大気候システム研究センターの元センター長,住明正がトップにいた.
同センターの研究対象であるところの純粋なサイエンスとしての気象学,気候力学から
一歩はなれて, 社会学的見地から気候変動等を見ていこうという学問らしい.
ちょうどIPCCのworking group 1 と working group 3 の関係みたいなもん.
文系もふくめてかなり幅広い人が関わっているが,
バリバリ理学系の研究者から見たらまあ確かに胡散臭い.
総長が変わったのでこの先も存続するのかは知らん.
ところで温暖化利権の研究って何ですか?
気候変動の研究に携わっている人が気候変動について論ずるのがまずいのでしょうか?
それとも100%私費で研究しないと発言してはいけないのでしょうか?
例えば地震研の教授が東海地震はヤバいぜといったら地震利権の研究者だから信用できないとでも言うのか?
ニュートリノに質量があったぜ, もっと色々調べるぜと言ったらカミオカンデ利権だから信用できないと言うのか?
Re:識者に聞きたいのですが (スコア:2)
時間がないので、肝心な所だけレスを
>ところで温暖化利権の研究って何ですか?
具体的に言うと、電力中央研究所で原子力肯定のデータを出し続ける研究者がいます。
彼らは、事実や、自己の思いとは別に、特定の結論を出すために雇用されている研究者です。
その為、原子力の内輪ですら、彼らの論文は眉につばを付けて見る必要があると言われています。
悪いとは言いませんが、政治的な思惑の影響下で研究している方達は
純粋アカデミックな研究者とは別種族に近いという事を言いたいのです。
Re: (スコア:0)
つまり, 東大その他世界中の気象学者は信用ならんと言うのですか?
ではだれが信用できますか?
石油会社ですか?
その例えで言うと世界中の原子力学者が一致団結して原子力はクリーンだ,
放射線障害なんてあるわけないよってのたまってないといけないわけだが,
原子力物理ってそんな業界だったっけ?
たとえば東大の学生でモデル開発に関わってたりする人が皆
事実をねじ曲げて温暖化利権とやらのために忠実だと思う根拠は何よ?
面接でもするのか? 末端研究者にも大金積むのか?
そんなことが全世界の気候研究コミュニティで行われているとで
Re: (スコア:0)
IR3Sが今回発表した本での主張が、気象・気候関連学会で正しいとされている説ではなく、
いまだ多くの懐疑が残されている仮説に過ぎないこと、および、それを仮説として捉え、
自分で主張の是非を判断することがないであろう一般大衆に定説であるかのように解説
していることが問題なのです。
Re: (スコア:0)
だからどれよ?
一応気候関係の研究者だが「気象・気候関連学会で正しいとされている説」って??
英国のTVに「IPCCを支持しない」って発言を捏造された研究者が居るのは知ってるが。
Re: (スコア:0)
「気象・気候関連学会で正しいとされている説」(以下長いんで定説)はまだないんじゃないの?って言っているのです。
私は異分野の人間なんで詳細は知りませんが、CO2が温暖化の原因ってのは仮説ではないんですか?
少なくとも、IR3Sの説明は相関関係が因果関係の証明にはならないって言う懐疑論への説明になっていません。
Re: (スコア:0)
素朴な世界観を、この世の全てにわたって完全に適用できると
信じている輩が実際にいるんだよな。
多くの科学者の膨大な研究結果を、中学理科の知識で論破できたと
本気で信じている。
本格的なサイエンスなんて知りやしないのに、
あれは科学的にどうだとか、これは科学じゃないとか次から次へと
切り刻んでいく。
初等科学万能主義とでも言うのかな。そういう奴は、宇宙の全てを
掌握し、理解している気なんだよ。
温暖化懐疑論者は大抵の場合サイエンスとは無関係な人間なわけ。
こういう奴等に社会的コストをかけても意味無いんじゃないかな。
匿名掲示板で吠え出すようになれば、もう教育の限界を超えちゃうんだよ。
温暖化についてある程度方向性が見えてきたら、メディアで扇動してけばいい。
こういう奴等は吠え出すんだろうけど、時間と金の無駄。
税金をそんなのに使うなよ。
Re: (スコア:0)
持ってないので、
メディアが大衆向けに発信した情報
がいつでも正確に、科学者の主張であると確信しているってこと。
これを中学理科の知識で論破していく。そして科学者の資質を問う。
理系を専攻していない自分が、最先端の科学者を見事に論破できたことに
酔いたいんだろうが、
この行為がどういうものなのか、想像する力も無いんだよな。
Re: (スコア:0)
ひどいコメントが並んでいますね。当該学会の方に根本的な確認をしているコメントに、
回答ではなく、思い込みによる相手の学歴・能力批判とか。(私は博士(工学)持ってますよ、一応)
素人に分かりやすく説明もできない程度の理解力で、まさか科学者を名乗っていないですよね?
当該学会とおっしゃっていた方と違うのでしょうが。
本題に戻りますが、「CO2要因説は仮説ではないんですか?」の具体的疑問点。
1.温度とCO2濃度の相関以外の説明がない
2.反論が学術誌に採択されている
(この学術誌がまともな学会誌かトンデモ雑誌かは異分野なので判断できない)
主要研究関係者が原子力業界とずぶずぶじゃ…(Re:識者に聞きたいのですが (スコア:2, 興味深い)
の住先生って、原子力業界の誌紙に多く寄稿されてるような「業界」とずぶずぶの御仁じゃないですか?
原子力学会の2008年05号づけの学会誌にも寄稿 [aesj.or.jp]していますね。
前の書き込み [srad.jp]でも触れましたが、温暖化問題と言うのが原子力という巨額の金が飛び交う利権構造に現実に組み込まれているからこれだけ多くの信頼性を疑う類の懐疑論が出るのであって、
温暖化問題は最終的な結論はまだしも小論レベルの結論が本当に科学的な物なのか?それとも特定の勢力の利権に与するための結論であるのか?と言う部分で批判的な議論が百出するのは仕方ないと思いますよ。
Re: (スコア:0)
寄稿したらずぶずぶの関係なんでしょうか?
この先生は気象の専門家だから、先方に頼まれて温暖化の観点から寄稿するとのは
何も不自然では無いような気がします。
専門に勉強したわけでもない経済学者が温暖化に難癖つけてるよりは普通ですよ。
Re: (スコア:0)
誘導に乗せられやすい人は、胡散臭い専門家の怪しい話に乗せられないように注意すべきですな。
金の出所は本当に大丈夫なのか?(Re:識者に聞きたいのですが (スコア:1)
金の出所がクリーンならばいいのですが、この手の「研究」に実際には何処から金が出てるかという時点で疑いの眼差しを向けざるを得ない訳ですよ。
最近は目立たなくなっていますが、電力業界に代表される原子力業界が温暖化の切り札として原子力発電を推進しろとキャンペーンを張ってきたという歴史的経緯がある訳で…
業界団体・電事連のキャンペーンの一例 [allabout.co.jp]
その上で、最近だと大手環境団体の創設者が「温暖化防止には原子力」と言い出したり [cnet.com]してるし、
「不都合な真実」で温暖化問題の問題提起を行ったアル・ゴアの一族が実は原子力業界に天下ったり資金援助を受けていた [goo.ne.jp]。と言うような醜聞が日本の内外問わずずーっとある訳ですよ。
日本に於いても原子力利権で飛び交う金というのが天文学的な数字で、言論を金で買う程度は当たり前に行われている歴史的経緯を考えると、この研究も原子力業界から出た金を使って彼らの都合がいい結果を出すために、結論が決められて行われているようなものなのではないか。と疑ってかかる訳ですが。
チェルノブィリ事故の少し前から原子力問題に関心持ち始めた身からすると、原子力発電や再処理がどれだけクリーンで安全か。と言う実測データにも現実に起こった事故のデータにも基づかない「研究」は幾らでも見てきたし、データを都合いい所だけつまみ食いして都合のいい結論に結びつける「研究」も散々見てきた。
そもそも、この「研究」や書籍も、結局はそういうものの焼きなおしなんじゃないかと疑ってかかる訳です。
Re: (スコア:0)
> ところで温暖化利権の研究って何ですか?
> 気候変動の研究に携わっている人が気候変動について論ずるのがまずいのでしょうか?
まずくはないけど、注意は必要だと思います。
特に科学と政治が交わる分野では、科学者自身もアクターでありただの分析家ではいられません。
このプロジェクトの研究者は自分たちの立場は痛いほど自覚していると思いますが、
中には無自覚の人もいて、ジャーナリズムや悪徳商売の良いように取り込まれてしまうのです。
> 例えば地震研の教授が東海地震はヤバいぜといったら地震利権の研究者だから信用できないとでも言うのか?
> ニュートリノに質量
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
温暖化利権って言いたいだけでしょ
思うに、日本の温暖化(別に気候変動と言い直しても良いが)について
一番「よくわかってる」のは、じーさんばーさんだろ。
肌で感じる人がどんどん増えていけば懐疑論なんていってられなくなる。
Re: (スコア:0)
肌で感じる人がどんどん増えていけば一足飛びに否定論まで行きますよね。現実は厳しい。
Re: (スコア:0)
なんだあの熱い風呂は
Re:識者に聞きたいのですが (スコア:1)
つまり、老化によってより熱い風呂を求めることが地球温暖化の原因!
#そして最後に、江戸っ子じいさんだけが生き残った……
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。