改めて/.本家や英テレグラフの記事を見てみたけど、どこにも Google 「ストリートビュー」とは書いてないんだ。タレコミ人が勝手にそう書いているだけであって、毎日の記事にもあるとおり、Google 検索で福岡市内の住所をググったら、おそらく Google Map で自分が干した下着の写真が表示されたという話。そうなると Panoramio の写真かもしれない。
たとえばPanoramio - Photo of 大池公民館付近 [panoramio.com]という写真の、4階建てアパートのとある居室に洗濯物が干してあったと仮定する。第三者から見て問題のなさげな通りの風景写真でも、一種の強迫性障害をもつ女性からすれば、洗濯物を干した女の一人住まいのベランダがオンライン上に掲載されているというだけでパニックになって職場も辞して引っ越したという話。掲載元のGoogleにしてみれば、画像の削除くらいしか応じられないと思うのだけど。もしくは損害賠償の請求先は写真を掲載した第三者か。
リンク先を読むと (スコア:2)
"600,000 Yen (£4,588)"です。ドルじゃなく円ですね。
60万ドルだと、ぼってるなと思いますが60万だと訴訟金額としてはかなり安くらいでは?
毎日の記事でも慰謝料60万円です (スコア:1)
グーグル:女性が賠償提訴…自宅検索でベランダの下着写真 - 毎日jp(毎日新聞) [mainichi.jp]
60万円が慰謝料として安いか高いかは別としても・・・下着写真が検索結果で表示されたのはGoogle ストリートビューが原因ではないので、慰謝料がGoogleから支払われるとはとても思えないのだけど。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re:毎日の記事でも慰謝料60万円です (スコア:5, 参考になる)
60万円が慰謝料として安いか高いかは別としても
60万円という金額ですから、少額訴訟の上限金額 [courts.go.jp]でそう決めたのかもしれません。解雇されたことまでグーグルのせいと主張するなら、安すぎますよね。
「初弁論」という書き方からすると少額訴訟として扱われていないのだと思いますが、ストリートビューが原因と思っていないため応じるメリットがないグーグル側が拒否したのかも知れません。
(金額を根拠とした憶測です。関係者の方、間違っていたらごめんなさい)
Re:毎日の記事でも慰謝料60万円です (スコア:2, 参考になる)
Picasaのユーザーから投稿された写真は、一定の条件を満たせばストリートビューに表示されます。
だから、ストリートビューで検索した結果、「投稿された写真」がストリートビューで表示されることはあり得ます。
ただし、今回の画像がPicasaで投稿されたものか、ストリートビューで検索できたのか、はググってもわかりませんでした。
ストリートビューでの表示 - Picasa ヘルプ [google.com]から引用
だからストリートビューではないって話 (スコア:3, 参考になる)
>だから、ストリートビューで検索した結果、「投稿された写真」がストリートビューで表示されることはあり得ます。
改めて/.本家や英テレグラフの記事を見てみたけど、どこにも Google 「ストリートビュー」とは書いてないんだ。タレコミ人が勝手にそう書いているだけであって、毎日の記事にもあるとおり、Google 検索で福岡市内の住所をググったら、おそらく Google Map で自分が干した下着の写真が表示されたという話。そうなると Panoramio の写真かもしれない。
たとえばPanoramio - Photo of 大池公民館付近 [panoramio.com]という写真の、4階建てアパートのとある居室に洗濯物が干してあったと仮定する。第三者から見て問題のなさげな通りの風景写真でも、一種の強迫性障害をもつ女性からすれば、洗濯物を干した女の一人住まいのベランダがオンライン上に掲載されているというだけでパニックになって職場も辞して引っ越したという話。掲載元のGoogleにしてみれば、画像の削除くらいしか応じられないと思うのだけど。もしくは損害賠償の請求先は写真を掲載した第三者か。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re:だからストリートビューではないって話 (スコア:2, 興味深い)
slasdot.orgには記事タイトルに、Telegraphには記事要約及び画像の説明文に "Street View" とありますけど? 殊Telegraphの記事には "on its Street View function" とあるから一般名ではなく確実にGoogleのサービスとしてのストリートビューです。毎日の紙面はあたってません。
Re:だからストリートビューではないって話 (スコア:5, 参考になる)
いろいろ試してみたけど、WEB検索や画像検索に住所を入れてもストリートビューの写真は出てこない。googleMAPに住所を入れると、ストリートビューの写真が1枚でてくる。ただし、車の助手席の窓から横を見た感じの方向で上下がカットされたもの。これで物干しが映ってるとしたら、1Fに住んでたばあいだとおもう。2F以上だと、住んでいるマンションの住所そのものではなく少し離れた位置からのストリートビュー写真でないと2F以上は映ってこないし。
毎日新聞の記事では『2階の部屋のベランダに干していた自分の下着の写真が出てきたとしている。(略)「マンションの外観写真が出てくるならまだ分かるが、ベランダに干していた下着が出てくるのはどう考えてもおかしい」と話した。」とかいてあるのを信用すると、ストリートビューでマンションの外観の写真をアップすると下着が写っていた、のではなく、検索でいきなり物干し台のアップの写真が出てきたのではないかという気がしますね。
毎日の紙面にも書いてありませんでしたよw (スコア:1)
2010年12月16日木曜日の毎日新聞13版(社会)28面右上に該当する記事がありました。
「ストリートビュー」という言葉もWebの記事と大きく食い違うような記述も見つかりませんでしたが、それでもお疑いなら図書館で新聞を閲覧することをお勧めしますよw
なお新聞紙面によれば、「グーグル側は事実関係の確認を急いでいることを明かした」「グーグル側は『係争中のことは一切コメントできない』と語った」ともありました。
# 図書館に寄ったついでに新聞記事を探したのでID
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re:だからストリートビューではないって話 (スコア:1)
どういう検索をしたのか、正確なところはどの記事にもなくて、それはグーグルマップやストリートビューではないかもしれない。ただ可能性はある。
「干していた下着をGoogleのストリートビューカメラで撮影され」というのは、おそらく本当ではないと思います。
また、グーグルは検索サービスやファイルを投稿する場所を提供しただけなので、本来的には訴訟を起こす相手は写真を投稿して公開した人でしょうね。
ただ、他人が撮った写真が、その位置情報をキーとしてストリートビューとかグーグルマップとかの、色々な情報とどんどん紐づけられていっている。多分グーグル的にはそれが善だし、大変利便性の良いサービスになるのでこれからも推進するだろうけれど、それで何かあった時には影響がおおきくなって怖い印象があります。
印象だけでものを語ってはいけないかもしれないのですが。
Re: (スコア:0)
一番悪いのは撮影者なのでしょうけど、Googleのサービスを使って(ある写真をさらしてやろうという)悪事を企む人に対して無力なまま万人に場を提供していいのかってこと。
Re:だからストリートビューではないって話 (スコア:1)
>「グーグルは検索サービスやファイルを投稿する場所を提供しただけ」だとして、下着を干すという行為を写している写真を載せました、けど私は悪くないんですわ、って論法は通用するんでしょうかね。
論法自体はアリで、その程度問題なんでしょうね、たぶん。
立ち入り禁止の廃墟にプライバシーに触れる落書きがあった→廃墟の管理人に(プライバシー侵害に関しての)責任は無さそう
便所に落書きが→「それなりの頻度で洗浄していたのなら」便所の管理人の責任は薄そう/無さそう
駅の伝言板に→「定期的な消去や、プライバシーに触れるから消してという訴えに速やかに応じていたならば」駅の責任は薄そう
放置状態のweb掲示板にプライバシーに触れるspamが→掲示板管理者にも多少の責任が
web上に「プライバシー暴露掲示板」というものを掲載→掲示板管理者が例え「○日で消える」「要請があれば消している」と主張しても責任は重そう
ってな感じで。(上記はあくまで私見で、法的に何がどうこうって根拠はありません)
Re: (スコア:0)
判決 [courts.go.jp]によれば、
なので、googleがストカーで公道から撮った、が正しいようですね。