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Anonymous Coward
on 2011年12月19日 19時59分
(#2068655)
"フリーソフト"は和製英語だそうです。wikipediaのページ [wikipedia.org] でもって、"フリーソフト"に対応する英語としては"Freeware"と"Free Software"があって、 前者は「free as in "free beer"」すなわち「無料ソフト」、後者は「free as in "free speech"」すなわち「自由なソフト」です。
http://www.opensource.org/osd.html [opensource.org] > 9. License Must Not Restrict Other Software > The license must not place restrictions on other software that is distributed along with the licensed software. For example, the license must not insist that all other programs distributed on the same medium must be open-source software.
> Rationale: Distributors of open-source software have the right to mak
フリーソフトとオープンソース (スコア:0)
の違いって何? 誰か分かりやすく解説してくれ。
Re:フリーソフトとオープンソース (スコア:1)
"フリーソフト"は和製英語だそうです。wikipediaのページ [wikipedia.org]
でもって、"フリーソフト"に対応する英語としては"Freeware"と"Free Software"があって、
前者は「free as in "free beer"」すなわち「無料ソフト」、後者は「free as in "free speech"」すなわち「自由なソフト」です。
さらに、"Free Software"は「Free Software Foundationが承認したライセンス [gnu.org]を採用しているソフトウェア」を指します。
一方、"Open Source"は「Open Source Initiativeが承認したライセンス [opensource.org]を採用しているソフトウェア」を指します。
それぞれの団体が認証するライセンスは、それぞれの団体の掲げる定義(Free Softwareの定義 [gnu.org],Open Sourceの定義 [opensource.org])に則るものでなければなりません。
でもって、例えばBSDやGPLは両団体に承認されているため、それらのライセンスの元に公開するソフトウェアはFree SoftwareであってかつOpen Sourceです。
GPL=Free Softwareではないですし、コピーレフト(派生ソフトがソース公開の義務を持つ)=Free Softwareでもありません。
実例を挙げると以下のような感じ?
・Vectorとかで公開されてるタダゲー -> ○Freeware ×Free Software ×Open Source
・Ubuntu (無償,GPL) -> ○Freeware ○Free Software ○Open Source
・パッケージ版のRedHat(有償, GPL) -> ×Freeware ○Free Software ○Open Source
・Vz Editor(有償,ソースコード付属だが改変禁止) -> ×Freeware ×Free Software ×Open Source
これ以降は個人的な疑問なんですが、Free SoftwareであってOpenSourceでないとか、その逆のライセンスってあるんでしょうか…?
この図 [gnu.org]とかを見ると存在しうる感じなんですが、実例に出くわしたことがないです。
Re:フリーソフトとオープンソース (スコア:1)
フリーソフトウェア - Wikipedia [wikipedia.org]
コレを見るかぎりFree SoftwareであってOpenSourceでない、は存在しないようだけど
逆は普通(というか今回挙げられているライセンスはまさにコレ)
Free Software∈OpenSource
ということでいいのかな?
Re: (スコア:0)
フリーソフトウェアもソフトウェアの集合だから
フリーソフトウェア⊂オープンソースでは。
Re:フリーソフトとオープンソース (スコア:1)
フリーソフトウェア∈オープンソースではないし、オープンソース∈フリーソフトウェアでもありません。その図の通り、次の4つの状態がありえます。
最初と最後の例は沢山あります。3番目ではApple Public Source Licenseのバージョン1.xが有名な例で、オープンソース・イニシアティブは認めたものの、フリーソフトウェア財団は認めなかった。当時は議論になったもので、フリーではないソフトウェアライセンス [gnu.org]やThe Apple Public Source License に関する我々の考え [yamdas.org]、OSI による APSL の解説 [yamdas.org]を参照してください。
2番目の例は知りませんが、たぶん優秀な法律家が知恵を絞ればそういうライセンスを作り出すことができるとは思います。(そういうライセンスを作るメリットはないと思いますが)
Re: (スコア:0)
いや、オープンソースの登場した経緯から考えて、それは現状ではありえないです。
OSIかFSFのどちらかが方針転換でもしない限りは。
オープンソースの出発点はフリーソフトウェアなのですから。
Re: (スコア:0)
http://www.gnu.org/philosophy/free-sw.ja.html [gnu.org]
> 身近な人を助けられるよう、コピーを再頒布する自由 (第 2 の自由)。
http://www.opensource.org/osd.html [opensource.org]
> 9. License Must Not Restrict Other Software
> The license must not place restrictions on other software that is distributed along with the licensed software. For example, the license must not insist that all other programs distributed on the same medium must be open-source software.
> Rationale: Distributors of open-source software have the right to mak
Re: (スコア:0)
OSDのその条項は元々Ghostscriptのライセンスの問題から出てきたということを知っていればそんなトンチンカンな分析は出てこないんだけど。
あとどこで習ったんだか∈と⊂を混同している人はやめて欲しいなあ…。
Re: (スコア:0)
だめな例筆頭にされてしまったGSの問題を知っていてOSDの厳しさを知らないのはバカでもわかる揉め事にしか興味がないからなの?
Re: (スコア:0)
トンチンカンなことを言ってる御仁に興味があるだけです。
Re: (スコア:0)
> 3番目ではApple Public Source Licenseのバージョン1.xが有名な例で、オープンソース・イニシアティブは認めたものの、フリーソフトウェア財団は認めなかった。
OSIとFSFのどちらか(もしかすると両方)が誤った主張をしているため、3番目のような一見矛盾した状態になっているにすぎません。
> OSI による APSL の解説
のエリック・レイモンドの反論が正鵠を射たものであれば、
> フリーではないソフトウェアライセンスやThe Apple Public Source License に関する我々の考え
は誤った主張ということになります。
すなわち、FSFが認めなかったのは彼らの過ちで、(
Re: (スコア:0)
歴史的にはフリーソフトウェア∈オープンソースとなるようにオープンソースは定義されました。
そのように定義されたからといって、(条件設定にミスがあるなどして)実際にそのような関係になっているとは限りませんが、
事実としてはそのような経緯があります。
Re: (スコア:0)
2番目は無理でしょう。
Re:フリーソフトとオープンソース (スコア:1)
"Freeware" には当時商標が取られていたのであえて「フリーウェア」という言い回しを避けた結果導入された和製英語が「フリーソフト」です。そういう経緯を知らなければ「フリーソフトウェア」を「フリーソフト」と略したくなるのは自然なことですから意味の曖昧さが生じたわけですね。
Re: (スコア:0)
> さらに、"Free Software"は「Free Software Foundationが承認したライセンス [gnu.org]を採用しているソフトウェア」を指します。
フリーソフトウェアのFSFによる定義は http://www.gnu.org/philosophy/free-sw.ja.html [gnu.org] です。
これを満たしていればオレオレライセンスでもかまいません。
Re: (スコア:0)
つまりOSDは満たしてる感じだけど(承認を申請していないので) OSI Certifiledではないオレオレライセンスは「フリーソフトウェアだけどオープンソースではない」可能性があるってことかな。
Re: (スコア:0)
そうです、このGNUの図みたいのが欲しかったんです。フリーソフトウェア(無償という意味ではなく、FSF的な意味での)とオープンソースソフトウェアは包含関係にないようですね。なかなかややこしい。
Re: (スコア:0)
何でそんな攻撃的なんですか…
そもそも、そのリンクは2個上のコメントの「Free Softwareの定義」のリンクと同じですよね。
で、「逆にオープンソースは、フリーソフトウェアをその一部として含む」と日本語wikipediaのフリーソフトウェアのページには記載されていますけど、GnuやOSIのWebページではそれに類する記載が見つけられないんですよね。
言及されているリンクでも『別の人びとは、「フリーソフトウェア」とある意味近い(しかし全く同じではない)概念を意味するのにオープンソースという用語を使い始めました。私たちは「フリーソフトウェア」という用語のほうを好んでいますが、それはいったん皆さんが「フリー」が価格ではなく自由について言及しているのだということを聞けば、「フリー」ソフトウェアという語を聞くたびに自由に関心を払うことを思い起こさせてくれるからです。 』としか書いてませんし、そのWikipediaの記述のソースが何か怪しい気がします。
Re: (スコア:0)
そもそも歴史的事実としてオープンソースはフリーソフトウェアを包含するように定義されたんだよ。
Re: (スコア:0)
フリーソフト=無償ソフト
オープンソース=ソースコードが公開されている
Re: (スコア:0)
誤:フリーソフト=無償ソフト
正:フリーソフト=配布にあたりソースの無償添付をネズミ講方式で派生物にまで義務付けるソフト
Re:フリーソフトとオープンソース (スコア:2)
いや、元コメのほうが正。
正:フリーソフト=無償ソフト
→ソースコード無しでバイナリ配布のみでも無料ならフリーソフト。Windowsだと窓の杜やVectorによく落ちてる。
> 呉:フリーソフト=配布にあたりソースの無償添付をネズミ講方式で派生物にまで義務付けるソフト
正:GPL=配布にあたりソースの無償添付をネズミ講方式で派生物にまで義務付けるソフト
オープンソースの一種であるGPLを悪意を持っての説明だね。
BSDやApacheライセンス等、改変したソース配布の義務の無いオープンソースもある。
オープンソースそのままの意味でソースコードを開示すれば良いと思いそうだけどそれだけでなくて、誰でも自由に使えるというような定義も含まれている。
例えば、ソースは公開したけど勝手に配布するなだとか、改変して配布しちゃだめとか条件をつけたらそれはもうオープンソースとは呼べません。
詳しくはWikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/ [wikipedia.org]オープンソースの定義
Re:フリーソフトとオープンソース (スコア:1)
厳密に言うとGPLは「ソースの無償添付」ではなく「ソースの入手を可能にする」じゃね?
AQUAPLUSのとかあるから手数料を取ることは許容されてるはず。
ただ再配布「させない」ことはできないけど。
Re: (スコア:0)
「落ちてる」って言い方する時点でお前も理解してないとしか思えないのだが。
電車の中だと落ちているのかも知れんが・・・
Re:フリーソフトとオープンソース (スコア:1)
誤:フリーソフト
正:フリーソフトウェア
フリーソフトウェア = 誰でも自由に利用できるソフトウェア
(GPL等の)コピーレフトライセンス = 配布にあたりソースの添付をネズミ講方式で派生物にまで義務付けるライセンス
Re: (スコア:0)
GPLが保証するのはソースの改変を含めた使用の自由であって配布の自由ではありませんから何も矛盾していませんよね。
Re: (スコア:0)
オープンソース=著作権の放棄が根底にある。自由に勝手に使ってください。
フリーソフト=著作権の堅持が根底にある。おれのものはおまえのもの、おまえのものもおれのもの、全部強制的に公開してやる!
実際は、各種オープンソースのライセンスには、フリーソフト的要素が含まれてますね。
本来は対立するものではなくて、フリーソフトはオープンソースの一種なのだけど。
オープンソースのなかで逆ジャイアニズムの主張が強いグループが、フリーソフトという感じです。
未来永劫、派生ソースがオープンであるために、著作権を使ってがんじがらめにしてるのがGPLです。
自由は束縛。面白いね。
Re: (スコア:0)
スラドにいてこの理解ってのはどういうことなんでしょうね。
オープンソースとフリーソフトウェアの混同はありえるけど、オープンソースが著作権放棄って何を見てそう思ったんだろう?
Re: (スコア:0)
著作権の放棄まで謳ったライセンスってどちらかというと少数派ですよね。
オープンソースの定義から言えば著作権がどうなってるかはあまり関係ないので、
放棄条項を含むライセンスもオープンソースには一応入りますが。
Re: (スコア:0)
権利を放棄してるならライセンスではありません。ライセンスを義務付けるための根拠がないんですから。CC0も「ライセンス」という言い回しは避けていますね。ライセンスっぽい条項はすべての権利を放棄できない法域(日本の著作者人格権とか)でのfallbackのために存在するだけです。
プログラマじゃないヲレが訂正します (スコア:0)
オープンソース=ソースコードの公開を基本とする管理形態。いくつものオープンソースライセンスがある。
フリーソフト=自由なソフト、広義には購入しなくても使えるソフト。使用権を販売しないソフト。
freesoftware faundation=freesoftwareとは、修正可能を含む完全な自由を必要と考える組織。それを保証するためのライセンスとしてGPLを制定し、GPL version2はLinuxと共に、広く広まった。反面GPL version3はLinuxの開発責任者の思想と合致せず、LinuxはGPLversion2を使い続ける。
日本では、freesoftwareという言葉が広まった時期に、英語のfreeの意味に無料という意味が無いに