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温度が高くなるというのは、それだけエネルギーを消費しているということ。もちろん、それだけ電力料金もかかっている。その根本を解決せずに、なにが「環境にやさしい」「電力コストを下げられる」だ、と思う。
インテルがやるべきことは、高い温度で動くので冷却しなくてもいいシステムの開発よりも、消費電力が低いのでそもそも高温にならないシステムの開発ではないでしょうか。
いや厳密には電力効率ですよね。 つまり、消費電力そのものが問題なのではなくて、 投入したエネルギーが演算以外の熱に変わってしまうのが 問題なのだから、論じるべきは単位消費電力あたりの 演算パフォーマンスであって、要するに電力効率であるはずです。
その意味で言えば、最近のSandey Bridgeの電力効率は向上しています。 (参考: Sandy Bridgeの実力を徹底検証! 最新CPU大ベンチマーク [www.dosv.jp]) インテルはプロセスが微細化しすぎて漏れ電流が抑えられないとかなんとか 言われながら、よくやっていると思いますよ。
インテルがこのような宣伝をするということは、 おそらくもうCPU単体での電力効率の向上はこれ以上は難しく、 データセンター全体での電力効率を上げる方向にシフト せざるを得ないということなのだと思います。
現在サーバーは密室の空間に空調とともにあるというイメージですが、 将来的には風通しをよくしたファン付きの屋外に近いようなところに 置かれることになるのだと思います。 あるいは大地や海に直接熱を逃がす構造にしたほうがいいでしょうね。 とにかく今の空調で常温以下にして運用するのは効率が悪すぎるので、 常温の雰囲気で正常に動くようにするのは、必須だと思いますね。
まぁ海に逃がしちゃうと温暖化の遠因になるんですけどね。CO2の大部分は海に吸収されてるので、海水温が上がるとCO2が大気中に放出されてしまいますし。
大地も地下水の多い場所だと問題があるかもしれず。
うーん、原発も海に熱を逃しているわけで、計算してないんで分かりませんが、 CPUが発する熱を逃がすぐらいは無視可能なレベルだと思いますけどねえ。 今海沿いにデータセンター作ろうと思ったら今度は津波対策で 金がかかりすぎるという話になりそうですが。
ちらりと探したら、 最近のデータセンターはすでに外気を直接取り込む設計になっているのですね。 ( コスト削減の秘密は?石狩データセンター完全ガイド [ascii.jp])
消費電力が低いのでそもそも高温にならないシステムの開発ではないでしょうか。
うん、そんなの言われるまでもなく取り組んでますよね。 インテル® マイクロプロセッサーにおける1命令実行当たりのエネルギーの推移(日本語参考訳) [intel.com] EPI (Energy per Instruction、プロセッサの実行命令当たり消費エネルギー、単位は J/命令 )について、表3で歴代Intel CPUで比較していますが、Pentium4(Cedarmill)を48としたらCore Duo(Yonah)で11、4分の1以下に下げています。 ……i486が10なんだから全体では微妙に悪化じゃんよ、ということでもありますが。プロセス微細化に伴うリーク電流の増加とかもあるので、恐らく単純にi486をシュリンクしたらこのEPIを保てないですよね。
それに、Intelのページを見る限りは「高い温度で動くので冷却しなくてもいいシステム」じゃないです。「ボード上に局所的な高温が発生しないように、CPUの並べ方からボード上の空気の流れ方からラック間・部屋の中の空気の流れ方まで最適化したシステム」です。「高い室温でもCPUの温度は低いから問題なく動くのでそんなに冷房しなくてもいいシステム」と言えばいいでしょうか。
よく燃える燃料でつね(爆
消費電力が低いのでそもそも高温にならないシステムの開発では
そのシステムは「熱設計的にまだ十分余裕があるもの」と捉えられ、より高負荷で運用可能だという発想が自然に生じるでしょう。結局、温度はシステムが耐えられるギリギリにまで上昇します。
まるでピーターの法則だな。
いやいや、その辺は一生懸命やってますよ、なんもやってないわけじゃ決してない。インテルのいまのCore i5/i7の電力効率は結構高いです。
まあ、ARMなんかに比べると命令が不定長だったりする分だけハードが複雑になるのでx86の効率はよろしく無いってのはあるでしょうが、プロセス技術や回路技術でもって省電力に努めてます。究極的には演算に伴う発熱はゼロにはできないので、計算速度が上がれば発熱は大きくなるわけで、そこをどれくらい抑えることができるか、でしょう。
ちなみに、大規模並列のGPUを推すNVIDIAなんかに言わせると、CPUは電力の95%を演算以外に費やしているそうですが、かといってGPUでなんでもできるわけじゃないし、シリアルコードを実行するCPUってのも必要ですからね。
ARMなら冷房入れてもIntelより省電力ですよとARM/Nvidia陣営が宣伝すればいいのかな
これにすば洞?
処理あたりの消費電力が低くてもハードを集約させりゃ熱なんかいくらでもでる訳で。イカに冷却にパワーをさかなくてもすむかというのは十分有用じゃないかな。
1wで人類が必要とするすべての計算量がまかなえるような未来がもうすぐくるってんならわかるけど。
>その根本を解決せずに、なにが「環境にやさしい」「電力コストを下げられる」だ、と思う。
じゃあもちろんあんたはすべてNehalem以降のマシンにストレージは全部SSDにしてるんだよな?まさかCore2以前とHDDと、GPUをうまく生かせないWindowsXPのマシンでクダまいていたりはしないよな?
#Intelはやるべきことは着実にやっている。Nehalem以降の省電力性能には目を見張るものがある。
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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」
まちがってる (スコア:0, すばらしい洞察)
温度が高くなるというのは、それだけエネルギーを消費しているということ。
もちろん、それだけ電力料金もかかっている。
その根本を解決せずに、なにが「環境にやさしい」「電力コストを下げられる」だ、と思う。
インテルがやるべきことは、高い温度で動くので冷却しなくてもいいシステムの開発よりも、
消費電力が低いのでそもそも高温にならないシステムの開発ではないでしょうか。
Re:まちがってる (スコア:3)
いや厳密には電力効率ですよね。 つまり、消費電力そのものが問題なのではなくて、 投入したエネルギーが演算以外の熱に変わってしまうのが 問題なのだから、論じるべきは単位消費電力あたりの 演算パフォーマンスであって、要するに電力効率であるはずです。
その意味で言えば、最近のSandey Bridgeの電力効率は向上しています。 (参考: Sandy Bridgeの実力を徹底検証! 最新CPU大ベンチマーク [www.dosv.jp]) インテルはプロセスが微細化しすぎて漏れ電流が抑えられないとかなんとか 言われながら、よくやっていると思いますよ。
インテルがこのような宣伝をするということは、 おそらくもうCPU単体での電力効率の向上はこれ以上は難しく、 データセンター全体での電力効率を上げる方向にシフト せざるを得ないということなのだと思います。
現在サーバーは密室の空間に空調とともにあるというイメージですが、 将来的には風通しをよくしたファン付きの屋外に近いようなところに 置かれることになるのだと思います。 あるいは大地や海に直接熱を逃がす構造にしたほうがいいでしょうね。 とにかく今の空調で常温以下にして運用するのは効率が悪すぎるので、 常温の雰囲気で正常に動くようにするのは、必須だと思いますね。
Re: (スコア:0)
まぁ海に逃がしちゃうと温暖化の遠因になるんですけどね。
CO2の大部分は海に吸収されてるので、海水温が上がると
CO2が大気中に放出されてしまいますし。
大地も地下水の多い場所だと問題があるかもしれず。
Re:まちがってる (スコア:2)
うーん、原発も海に熱を逃しているわけで、計算してないんで分かりませんが、 CPUが発する熱を逃がすぐらいは無視可能なレベルだと思いますけどねえ。 今海沿いにデータセンター作ろうと思ったら今度は津波対策で 金がかかりすぎるという話になりそうですが。
ちらりと探したら、 最近のデータセンターはすでに外気を直接取り込む設計になっているのですね。 ( コスト削減の秘密は?石狩データセンター完全ガイド [ascii.jp])
そっちもがんばってはいるでしょう (スコア:2)
うん、そんなの言われるまでもなく取り組んでますよね。
インテル® マイクロプロセッサーにおける1命令実行当たりのエネルギーの推移(日本語参考訳) [intel.com]
EPI (Energy per Instruction、プロセッサの実行命令当たり消費エネルギー、単位は J/命令 )について、表3で歴代Intel CPUで比較していますが、Pentium4(Cedarmill)を48としたらCore Duo(Yonah)で11、4分の1以下に下げています。
……i486が10なんだから全体では微妙に悪化じゃんよ、ということでもありますが。プロセス微細化に伴うリーク電流の増加とかもあるので、恐らく単純にi486をシュリンクしたらこのEPIを保てないですよね。
それに、Intelのページを見る限りは「高い温度で動くので冷却しなくてもいいシステム」じゃないです。「ボード上に局所的な高温が発生しないように、CPUの並べ方からボード上の空気の流れ方からラック間・部屋の中の空気の流れ方まで最適化したシステム」です。「高い室温でもCPUの温度は低いから問題なく動くのでそんなに冷房しなくてもいいシステム」と言えばいいでしょうか。
Re:まちがってる (スコア:2)
よく燃える燃料でつね(爆
Re:まちがってる (スコア:1)
そのシステムは「熱設計的にまだ十分余裕があるもの」と捉えられ、
より高負荷で運用可能だという発想が自然に生じるでしょう。
結局、温度はシステムが耐えられるギリギリにまで上昇します。
Re: (スコア:0)
まるでピーターの法則だな。
まちがってみる (スコア:1)
ちょっと暖房入れてくる。
# と似たような発想の健康食品やらをちらほら見かけるなぁ、という風刺
Re:まちがってる (スコア:1)
いやいや、その辺は一生懸命やってますよ、なんもやってないわけじゃ決してない。
インテルのいまのCore i5/i7の電力効率は結構高いです。
まあ、ARMなんかに比べると命令が不定長だったりする分だけハードが複雑になるので
x86の効率はよろしく無いってのはあるでしょうが、プロセス技術や回路技術でもって
省電力に努めてます。
究極的には演算に伴う発熱はゼロにはできないので、計算速度が上がれば発熱は
大きくなるわけで、そこをどれくらい抑えることができるか、でしょう。
ちなみに、
大規模並列のGPUを推すNVIDIAなんかに言わせると、CPUは電力の95%を演算以外に
費やしているそうですが、かといってGPUでなんでもできるわけじゃないし、シリアルコード
を実行するCPUってのも必要ですからね。
Re: (スコア:0)
ARMなら冷房入れてもIntelより省電力ですよとARM/Nvidia陣営が宣伝すればいいのかな
Re: (スコア:0)
これにすば洞?
処理あたりの消費電力が低くてもハードを集約させりゃ熱なんかいくらでもでる訳で。
イカに冷却にパワーをさかなくてもすむかというのは十分有用じゃないかな。
1wで人類が必要とするすべての計算量がまかなえるような未来がもうすぐくるってんならわかるけど。
Re: (スコア:0)
>その根本を解決せずに、なにが「環境にやさしい」「電力コストを下げられる」だ、と思う。
じゃあもちろんあんたはすべてNehalem以降のマシンにストレージは全部SSDにしてるんだよな?
まさかCore2以前とHDDと、GPUをうまく生かせないWindowsXPのマシンでクダまいていたりはしないよな?
#Intelはやるべきことは着実にやっている。Nehalem以降の省電力性能には目を見張るものがある。