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どこでもツッコまれてないけど,中毒と依存症と常習性は違うと思う.概ね一般に通じてるけど.スラドはわけて書いてほしかった.
何処がどう違うのかを明記して貰わないと、使い分けられないかと。
「自分で調べろ?」って言うなら、「そんな手間を掛ける人物なら普段から使い分けて居る」と返す。
で、中毒は、急性:正に毒物に対する反応、慢性:耐性が形成された状態、で良いのかな?
依存は、非常に微妙。精神依存と肉体依存でも機構が違うし。
常習性は、定義自体が曖昧過ぎると思う。寧ろ、擁護として使用を回避するべきじゃ無いと感じる。
以上が、素人の私見なので、異論は認める。//細分化し始めたら切が無い様な
ある“毒”によって“苦痛”・“障害”が起こる.
体内の“毒”を減らすことによって“苦痛”や“障害”が減少するのが中毒
体内に“毒”をさらに加えることによって“苦痛・障害”が和らぐのが依存
よく“アル中”という.アル中という略称はアルコール依存症を示してる.急性アルコール中毒とは全く異なるもの.
“アル中”,“ヤク中”という表現そのものが誤用だと思う.
“コカインと同様の中毒性”と併記があるから誤解が防がれているけど,ただ単に“薬物中毒”という表現があったらどうであろう?
という事をいいたかってのです.すいません.
まず、「毒」とわざわざ書く必要はありません。一般的に毒じゃないものでも大量に摂って悪影響が出たら中毒です。水中毒とか。
○中毒
なんらかの物質を摂った結果、好ましくない異常が起きたら「中毒」です。で、摂ったらいきなり出たってのが「急性中毒」で、長期間にわたって摂り続けたら出たってのが「慢性中毒」です。
「酒を飲んだら酔っぱらった」が急性の中毒で、「飲酒習慣で肝臓が壊れた」が慢性の中毒ですね。
○依存性
なんらかの物質を摂った結果、再度その物質を摂りたい、摂らなければならない、という状況に陥っているのが広義の「依存」ですね。で、「その物質に対する耐性ができる(より多くを摂取しようとする)」「渇望感が生じる(精神依存)」「摂らないでいると離脱症状(苦痛など)が生じる(身体依存)」などいくつかのパターンを示すものが、狭義の「依存」。「苦痛があり、摂ると苦痛が和らぐ」は一つのパターンではありますが、必須条件というわけではありません。ま、そのへんはググっていただければ。なので「別にオレ酒のまずにいても苦痛はないけど、毎晩飲まずにはいられないんだ」というのも依存症。
で。タレこみが言ってる「コカインと同様の中毒性」というのがどういう意味かは、原文や元報告とかを注意深く読まないと何とも言えないですね。(というか読んでないし読もうという程は興味を持ってなくてスミマセヌ)そのまま読んだら「コカインが与える快感」と同じくらい「オレオを食べたら美味しい!」ってだけです。依存性については何も言ってない。むしろタレこみ後半は意味がよく分からない。
「ラットは餅よりオレオを旨いと思った」「オレオを食べた時の快感はコカインに匹敵する(かもしれない)」くらいがせいぜい。オレオがコカインのように危険だとも、コカインがオレオなみに安全だとも言えない。仮説にもならない。だってその辺計測してないんだもの。
タレコミには「中毒 (addiction)」と書いてあるので、たぶんタレコミで言っている「中毒」は本来の意味の中毒 (poisoning、「なんらかの物質を摂った結果、好ましくない異常が起き」ること) ではなく、「あの子はサッカー中毒だ」みたいな日常語としての用法だと思います。過度に夢中になること程度の意味でしょうか。 dependence とどう違うのかとかは知りません。
つまりなに?ネコ缶現象と同じことか?
"ネコ缶現象"ってなに?と思ってぐぐっても/.Jのこのストーリーしかひっかからなかったけど、なに?
一言でまとめよう。オレオ詐欺
主張は概ね理解。
でも、薬物関係は、苦痛・障害と健康・快楽が同時に成立する場合が多いんで、一般化が難しそう。
極論だけど、ヘロインは、苦痛を消すよね?で、これを毒物と捉えると、加えると苦痛が減るんだから、全人類は、誕生時から生涯ヘロインに依存してるって解釈になっちゃう。
やっぱ、受容体の変容等の外見的な条件設定が必要では無いかと。欲を言えば、定量的な判断基準も欲しいけど、現状の医学だとまだ届かないかな?
苦痛を消す、というのは脳内の神経伝達物質の移動を阻害しているためで本来、痛み、不快感、といったものはその原因から体を遠ざけて自身の安全を図るための生体防護反応の一環です。それをヘロインが阻害すること、それ自体がある一面では体を危険に曝すことにもなるのでヘロインの急性中毒症状と言えるのではないかと思われます。
「ある意味で」とかでなくて、麻酔作用を期待して使ったときの麻酔作用は中毒症状ではありませんし、快感を期待して使ったときの快感も中毒症状ではありません。……いやもちろん「ヘロインに耽溺している人」の症状を現すのに「ヘロインの中毒作用」として何でもごっちゃにした言い回しをすることもあるでしょうけど。
「麻酔作用を期待せずヘロインを使用した。その結果、麻酔作用のせいで適切な防御ができず負傷した」というケースがあれば麻酔作用は中毒と言えなくもありませんが、ちょっと言葉遊びの領域です。そういうときは、単に「ヘロインの副作用」と言った方が妥当で分かりやすい。
あと>全人類は、誕生時から生涯ヘロインに依存してるって解釈になっちゃう。これは定義がおかしくて(言葉が足りなくて)、依存ってのはまずソレを最初に摂取してから発生するものです。一度も身体に入れたことがなければ、いかにソレを求めたりソレがないから苦しんだりしても「依存症」ではありません。
結局の所、毒と薬の両義性に対して、まずは恣意的な判断を下さないと「中毒」を定義出来ないって事ですかね?
何か、手段と目的とが多重に捻れてる印象を受けます。やっぱ、使い分けって、難し過ぎません?
或いは、「まず自身で定義してからで無いと、『中毒』と云う用語を使用してはいけない」って事なんでしょうか?こちらは、無駄に文章が長くなるので、運用上の問題が大きいかと。
一度も身体に入れたことがなければ、いかにソレを求めたりソレがないから苦しんだりしても「依存症」ではありません。
こんなにS○Xしたくてたまらないのに病気じゃないなんてっ
>結局の所、毒と薬の両義性に対して、まずは恣意的な判断を下さないと「中毒」を定義出来ないって事ですかね?
言いたい事をこちらが理解できているか若干自信がありませんが、だいたいそういうことです。
中毒ってのは「患者の症状」「患者への悪影響」を示して言う言葉です。病気として認識されて初めて使われるべき言葉。(すぐ出るのかずっと後になってから出るのかはさておき)
「麻酔薬の主な作用は麻酔効果だ」と言って引っかかる人はいませんが、「麻酔薬の麻酔効果は時に悪影響も及ぼすので急性中毒症状だ」はなんか気持ち悪い。麻酔中毒になった人について、「この症状は麻酔の中毒症状だ」というのは正しい。
降圧剤を使って高血圧の人が血圧を下げるというシチュにおいて、血圧降下作用は降圧剤の主作用。この時高血圧の人は降圧剤中毒ではないですよね。でも沢山飲み過ぎて血圧が下がりすぎたら降圧剤中毒。このシチュでの血圧降下は(過量投与による)中毒作用です。
……て長々と書いてますけど、避けるべき誤解は「中毒=依存症」とか「中毒=ソレばかり求めること」であり、「中毒=ソレを摂取したことで起こる病気」でしかないよ、と理解していれば十分かと。(その意味でタレコミ文の「中毒性」はあまりよろしくない使い方)
ああ、明快な使い分けを思い付きました。
要は、中毒が一次的な症状で、依存は二次的な後遺症と捉えれば良いのかなと。
只、今回の話では、問題物質が体内に残留しているか否かが不明なので、「依存を起こすこと自体が中毒の症状」かも知れません。
問題物質が、体内の代謝によって生成されるプロドラッグ的な物だったりすると、再度話がややこしくなりますね。
「依存症じゃない」だけで「病気じゃない」とは言ってませんよ(マジレス)
「手に入らないものを欲しがる」のは通常の精神状態でも起こる情動ですが、それが行きすぎて社会生活に支障を来すのならば立派な精神疾患と言えます。よかったね!
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家
中毒,依存,常習 (スコア:2)
どこでもツッコまれてないけど,中毒と依存症と常習性は違うと思う.概ね一般に通じてるけど.スラドはわけて書いてほしかった.
Re: (スコア:1)
何処がどう違うのかを明記して貰わないと、使い分けられないかと。
「自分で調べろ?」って言うなら、「そんな手間を掛ける人物なら普段から使い分けて居る」と返す。
で、中毒は、急性:正に毒物に対する反応、慢性:耐性が形成された状態、で良いのかな?
依存は、非常に微妙。精神依存と肉体依存でも機構が違うし。
常習性は、定義自体が曖昧過ぎると思う。
寧ろ、擁護として使用を回避するべきじゃ無いと感じる。
以上が、素人の私見なので、異論は認める。
//細分化し始めたら切が無い様な
-- Buy It When You Found It --
Re:中毒,依存,常習 (スコア:2)
ある“毒”によって“苦痛”・“障害”が起こる.
体内の“毒”を減らすことによって“苦痛”や“障害”が減少するのが中毒
体内に“毒”をさらに加えることによって“苦痛・障害”が和らぐのが依存
よく“アル中”という.アル中という略称はアルコール依存症を示してる.急性アルコール中毒とは全く異なるもの.
“アル中”,“ヤク中”という表現そのものが誤用だと思う.
“コカインと同様の中毒性”と併記があるから誤解が防がれているけど,ただ単に“薬物中毒”という表現があったらどうであろう?
という事をいいたかってのです.すいません.
Re:中毒,依存,常習 (スコア:4, 参考になる)
まず、「毒」とわざわざ書く必要はありません。一般的に毒じゃないものでも大量に摂って悪影響が出たら中毒です。水中毒とか。
○中毒
なんらかの物質を摂った結果、好ましくない異常が起きたら「中毒」です。
で、摂ったらいきなり出たってのが「急性中毒」で、長期間にわたって摂り続けたら出たってのが「慢性中毒」です。
「酒を飲んだら酔っぱらった」が急性の中毒で、「飲酒習慣で肝臓が壊れた」が慢性の中毒ですね。
○依存性
なんらかの物質を摂った結果、再度その物質を摂りたい、摂らなければならない、という状況に陥っているのが広義の「依存」ですね。
で、「その物質に対する耐性ができる(より多くを摂取しようとする)」「渇望感が生じる(精神依存)」「摂らないでいると離脱症状(苦痛など)が生じる(身体依存)」などいくつかのパターンを示すものが、狭義の「依存」。
「苦痛があり、摂ると苦痛が和らぐ」は一つのパターンではありますが、必須条件というわけではありません。ま、そのへんはググっていただければ。
なので「別にオレ酒のまずにいても苦痛はないけど、毎晩飲まずにはいられないんだ」というのも依存症。
で。
タレこみが言ってる「コカインと同様の中毒性」というのがどういう意味かは、原文や元報告とかを注意深く読まないと何とも言えないですね。
(というか読んでないし読もうという程は興味を持ってなくてスミマセヌ)
そのまま読んだら「コカインが与える快感」と同じくらい「オレオを食べたら美味しい!」ってだけです。
依存性については何も言ってない。むしろタレこみ後半は意味がよく分からない。
「ラットは餅よりオレオを旨いと思った」「オレオを食べた時の快感はコカインに匹敵する(かもしれない)」くらいがせいぜい。
オレオがコカインのように危険だとも、コカインがオレオなみに安全だとも言えない。仮説にもならない。だってその辺計測してないんだもの。
Re:中毒,依存,常習 (スコア:4, 参考になる)
タレコミには「中毒 (addiction)」と書いてあるので、たぶんタレコミで言っている「中毒」は本来の意味の中毒 (poisoning、「なんらかの物質を摂った結果、好ましくない異常が起き」ること) ではなく、「あの子はサッカー中毒だ」みたいな日常語としての用法だと思います。過度に夢中になること程度の意味でしょうか。 dependence とどう違うのかとかは知りません。
Re: (スコア:0)
つまりなに?ネコ缶現象と同じことか?
Re:中毒,依存,常習 (スコア:1)
"ネコ缶現象"ってなに?と思ってぐぐっても/.Jのこのストーリーしかひっかからなかったけど、なに?
Re: (スコア:0)
一言でまとめよう。
オレオ詐欺
Re:中毒,依存,常習 (スコア:1)
主張は概ね理解。
でも、薬物関係は、苦痛・障害と健康・快楽が同時に成立する場合が多いんで、一般化が難しそう。
極論だけど、ヘロインは、苦痛を消すよね?
で、これを毒物と捉えると、加えると苦痛が減るんだから、全人類は、誕生時から生涯ヘロインに依存してるって解釈になっちゃう。
やっぱ、受容体の変容等の外見的な条件設定が必要では無いかと。
欲を言えば、定量的な判断基準も欲しいけど、現状の医学だとまだ届かないかな?
-- Buy It When You Found It --
Re: (スコア:0)
苦痛を消す、というのは
脳内の神経伝達物質の移動を阻害しているためで
本来、痛み、不快感、といったものは
その原因から体を遠ざけて自身の安全を図るための
生体防護反応の一環です。
それをヘロインが阻害すること、それ自体が
ある一面では体を危険に曝すことにもなるので
ヘロインの急性中毒症状と言えるのではないかと思われます。
Re:中毒,依存,常習 (スコア:1)
「ある意味で」とかでなくて、麻酔作用を期待して使ったときの麻酔作用は中毒症状ではありませんし、快感を期待して使ったときの快感も中毒症状ではありません。
……いやもちろん「ヘロインに耽溺している人」の症状を現すのに「ヘロインの中毒作用」として何でもごっちゃにした言い回しをすることもあるでしょうけど。
「麻酔作用を期待せずヘロインを使用した。その結果、麻酔作用のせいで適切な防御ができず負傷した」というケースがあれば麻酔作用は中毒と言えなくもありませんが、ちょっと言葉遊びの領域です。
そういうときは、単に「ヘロインの副作用」と言った方が妥当で分かりやすい。
あと
>全人類は、誕生時から生涯ヘロインに依存してるって解釈になっちゃう。
これは定義がおかしくて(言葉が足りなくて)、
依存ってのはまずソレを最初に摂取してから発生するものです。
一度も身体に入れたことがなければ、いかにソレを求めたりソレがないから苦しんだりしても「依存症」ではありません。
Re:中毒,依存,常習 (スコア:1)
結局の所、毒と薬の両義性に対して、まずは恣意的な判断を下さないと「中毒」を定義出来ないって事ですかね?
何か、手段と目的とが多重に捻れてる印象を受けます。
やっぱ、使い分けって、難し過ぎません?
或いは、「まず自身で定義してからで無いと、『中毒』と云う用語を使用してはいけない」って事なんでしょうか?
こちらは、無駄に文章が長くなるので、運用上の問題が大きいかと。
-- Buy It When You Found It --
Re: (スコア:0)
こんなにS○Xしたくてたまらないのに病気じゃないなんてっ
Re:中毒,依存,常習 (スコア:1)
>結局の所、毒と薬の両義性に対して、まずは恣意的な判断を下さないと「中毒」を定義出来ないって事ですかね?
言いたい事をこちらが理解できているか若干自信がありませんが、だいたいそういうことです。
中毒ってのは「患者の症状」「患者への悪影響」を示して言う言葉です。
病気として認識されて初めて使われるべき言葉。(すぐ出るのかずっと後になってから出るのかはさておき)
「麻酔薬の主な作用は麻酔効果だ」と言って引っかかる人はいませんが、
「麻酔薬の麻酔効果は時に悪影響も及ぼすので急性中毒症状だ」はなんか気持ち悪い。
麻酔中毒になった人について、「この症状は麻酔の中毒症状だ」というのは正しい。
降圧剤を使って高血圧の人が血圧を下げるというシチュにおいて、血圧降下作用は降圧剤の主作用。
この時高血圧の人は降圧剤中毒ではないですよね。
でも沢山飲み過ぎて血圧が下がりすぎたら降圧剤中毒。このシチュでの血圧降下は(過量投与による)中毒作用です。
……て長々と書いてますけど、避けるべき誤解は「中毒=依存症」とか「中毒=ソレばかり求めること」であり、
「中毒=ソレを摂取したことで起こる病気」でしかないよ、と理解していれば十分かと。
(その意味でタレコミ文の「中毒性」はあまりよろしくない使い方)
Re:中毒,依存,常習 (スコア:1)
ああ、明快な使い分けを思い付きました。
要は、中毒が一次的な症状で、依存は二次的な後遺症と捉えれば良いのかなと。
只、今回の話では、問題物質が体内に残留しているか否かが不明なので、「依存を起こすこと自体が中毒の症状」かも知れません。
問題物質が、体内の代謝によって生成されるプロドラッグ的な物だったりすると、再度話がややこしくなりますね。
-- Buy It When You Found It --
Re: (スコア:0)
「依存症じゃない」だけで「病気じゃない」とは言ってませんよ(マジレス)
「手に入らないものを欲しがる」のは通常の精神状態でも起こる情動ですが、
それが行きすぎて社会生活に支障を来すのならば立派な精神疾患と言えます。
よかったね!