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Anonymous Coward
on 2014年10月06日 13時47分
(#2688985)
日付は国際規格 (ISO 8601) では「YYYY-MM-DD」ですよ (^^)。ちなみに時刻まで表記する場合には(私には「T」が目障りですが...)「2014-10-06T13:02:12+09:00」のように表記します。(テキストエディタの Jedit X 等では {command-shift-D} でこの形式で現在の日時と時刻が入力できます。←環境設定で複数の形式から事前に選択しておく必要があります)
なお、日本で一般的な形式は「YYYY.MM.DD」ですが、中欧のハンガリー等では「YYYY.MM.DD.」が標準形式です。(日にちの直後にもピリオドがあることが違いです。なお、ハンガリー語では正式には 「2014. évi október hó 6. napja」のように、年月日の数値の直後に「年」「月」「日」の語を付けます。←この「年」「月」「日」が省略されていると言う意味で、全ての数字の後にピリオドが入っているわけです。)
原則は、修飾語が被修飾語に先行する言語(後置詞や助詞を使う言語)では「年・月・日」の語順になり、被修飾語が修飾語に先行する言語(前置詞を使う言語)では「日・月・年」の語順になります。ヨーロッパ大陸では「年・月・日」のハンガリー語(後置詞言語)を除けば「日・月・年」が一般的です(前置詞言語)。英語はヨーロッパの言語ですので、文法に忠実に「日・月・年」(6 October 2014) で表記しますが、米語は「月・日・年」(October 6, 2014) と、訳のわからない目茶苦茶な表記法を使います。(日本人には米語大好き人間が多いせいか、日本語の文章の中で米語式で日付を書く輩が結構いて、混乱して迷惑です。日本語の中に「11.12.10」なんて書かれると「2011年12月10日」のことなのか、「2010年12月11日」のことなのか、「2010年11月12日」のことなのか判断がつかないので困ります。)
はい、「姓名」と「名姓」の語順の氏名が混在しているときに明示的に姓を示す方法として、姓の部分を「小型大文字」(Kapitälchen / small capital) で表記する方法が一部の人々の間で行われています。(「Tanaka」の場合は、語頭の「T」は普通の大文字で、「anaka」の部分は大文字の字形を小文字の字高で表示する方法です。)私も通常はそれに準拠して使っていますが、それが外国のどの程度の人々に「姓」のことだと認識されるかは定かではありません。姓を大文字で表記するのは、小型大文字が使えない場合の苦肉の策の代用方法だと思います。なお、ヨーロッパの新聞などを見ると、姓の部分を小型大文字ではなく、イタリック体で表記しているものも見かけます。要するに、姓の部分を何らかのスタイルを付加することで明示するようにしたいのだと思います。
日付の表記。姓名 (スコア:1)
YYYY/MM/DD
姓=名
がいい気がするなぁ(つまり日本デフォルト)
ソートしやすい。
Re:日付の表記。姓名 (スコア:5, 参考になる)
日付は国際規格 (ISO 8601) では「YYYY-MM-DD」ですよ (^^)。ちなみに時刻まで表記する場合には(私には「T」が目障りですが...)「2014-10-06T13:02:12+09:00」のように表記します。(テキストエディタの Jedit X 等では {command-shift-D} でこの形式で現在の日時と時刻が入力できます。←環境設定で複数の形式から事前に選択しておく必要があります)
なお、日本で一般的な形式は「YYYY.MM.DD」ですが、中欧のハンガリー等では「YYYY.MM.DD.」が標準形式です。(日にちの直後にもピリオドがあることが違いです。なお、ハンガリー語では正式には 「2014. évi október hó 6. napja」のように、年月日の数値の直後に「年」「月」「日」の語を付けます。←この「年」「月」「日」が省略されていると言う意味で、全ての数字の後にピリオドが入っているわけです。)
原則は、修飾語が被修飾語に先行する言語(後置詞や助詞を使う言語)では「年・月・日」の語順になり、被修飾語が修飾語に先行する言語(前置詞を使う言語)では「日・月・年」の語順になります。ヨーロッパ大陸では「年・月・日」のハンガリー語(後置詞言語)を除けば「日・月・年」が一般的です(前置詞言語)。英語はヨーロッパの言語ですので、文法に忠実に「日・月・年」(6 October 2014) で表記しますが、米語は「月・日・年」(October 6, 2014) と、訳のわからない目茶苦茶な表記法を使います。(日本人には米語大好き人間が多いせいか、日本語の文章の中で米語式で日付を書く輩が結構いて、混乱して迷惑です。日本語の中に「11.12.10」なんて書かれると「2011年12月10日」のことなのか、「2010年12月11日」のことなのか、「2010年11月12日」のことなのか判断がつかないので困ります。)
氏名に関しては、欧州ではハンガリーは「姓名」、ハンガリー以外は「名姓」の語順になります(これも、後置詞言語か、前置詞言語かで決まってきます。またフィンランド語やエストニア語、トルコ語なども本来は姓名の順であるはずだったのですが、国の近代化に際して欧州で一般的な制度を導入してしまったため、不自然な「名姓」の順序になっています。ただし、日常生活では「姓“の”名」のような表現は残っているようです)。しかし、ソート等、分類での便利さから、欧州の(私の知っている限り)ほとんどの国の旅券や身分証明書は「姓名」の順で表記されています。(「名姓」の語順でしかありえないルーマニア人から名刺をもらうと、「姓名」の順序で表記されているものが多く、「え、どうして?」と訊ねるのですが、彼らは答えられません。謎です。)
米国と日本の旅券は頑なに「名姓」の順で表記されていました。特におかしいのが日本の旅券で、世界の多くの国の旅券は「姓名」表記な上に、日本の表記も「姓名」なのに、日本の旅券は「名姓」になっているため、本来「姓名」の国に長期滞在して外国人登録証を発給してもらうときでも、あくまでも旅券が日本の公式文書なので、「名姓」の倒置した語順で登録されてしまうことです。
そういう問題を避けるためか、最近の日本国旅券では姓と名を分離して表形式で表記するようになりました。
なお、欧文で論文などを執筆したりする場合、文献一覧の執筆者名をアルファベット表記する時に、多くの日本人は「姓を先に表記し、“姓の印であるコンマ”を打って、名を表記する」と誤解していますが、あのコンマは「倒置」の意味です。つまり、本来は姓が先頭に立たない言語の氏名を表記するときに、「不自然ですが、例外的に倒置して姓を先に持ってきましたよ」という意味でコンマを打っているのです。ですから、日本では日本人の氏名が「Tanaka, Yasuo」のように表記されている場合は多いのですが、実は姓名を倒置していないので「Tanaka Yasuo」のようにコンマを入れずに表記するのが本来の表記法です。
ちなみに、住所の表記法でも後置詞言語は大きい方から小さい方に書いて行きます。前置詞言語は小さい方から大きい方に表記します。これらは全て文法の性質によるものです。ドイツ語は住所は大きい方から小さい方に表記していましたが、EU 加盟に当たり、“国際的な多数派”に合わせることにしたようで残念ですが、文法的にはその方が自然なので、あまり抵抗はなかったのではないでしょうか? ハンガリー語ではそのように住所を表記すると文法的に物すごく不自然になってしまうので、今のところ大きい方から小さい方への記述法に変更はないようです。(ちなみにハンガリーの郵便用の封筒の表面の下部には朱色の長方形の枠が4つ描かれています。郵便番号を記入する場所です。1970年代に東芝製の郵便番号読み取り機を導入したからです。)
Re:日付の表記。姓名 (スコア:2)
ウェブアクセシビリティガイドラインでは、日付の区切りはハイフンですね。
お客さんにウェブ用文章の書き方を説明するときは、いちおう毎回
言ってます。もちろん「年月日」を省略しないのがいちばんだとも。
姓名のカンマ区切りが倒置の意味だとは知りませんでした。
苗字だと分かるように大文字で("TANAKA Yasuo")書いたりも
しますが、これはどうなんでしょう?
Re:日付の表記。姓名 (スコア:2)
姓名のカンマ区切りが倒置の意味だとは知りませんでした。
ええ。日本人の多くは米国の文献しか読みませんから。米国では、(最近、少しずつ変わりつつありますが)全ての民族の人名を名姓の順に倒置してしまいますから、人名索引や参考文献一覧等を見ても、全ての人名が名姓の順に表記され、姓の直後にコンマが打ってありますので(何しろ、本来は姓名の順の人名でも英語では名姓にで表記していますから)、日本人も「人名一覧では姓名の順で統一し、かつ、姓の後にはコンマを入れる」と帰納してしまうのですね。
ですから、本来の人名一覧では、以下のように表記するのが本来の形式です(分かりやすくするために姓の部分を太字にしてあります):
Andersen, Hans Christian[童話作家]
Bartók Béla[作曲家]
Descartes, René[哲学者]
Dolgorsürengiin Dagvadorj[元横綱]
Dvořák, Antonín Leopold[作曲家]
Einstein, Albert[物理学者]
Gates, William Henry[Microsoft の創業者]
Gábor Dénes[ホログラフィーの発明者]
Hồ Chí Minh[政治家]
Jobs, Steven Paul[Apple の共同創業者]
Jovović, Mila[女優]
Kant, Immanuel[哲学者]
Kemény János[BASIC の開発者]
Kennedy, John Fitzgerald[政治家]
Kim Il-sung[政治家]
Kodály Zoltán[作曲家]
Kristóf Ágota[作家]
Kuroki Meisa[女優]
Lehár Fernc[作曲家]
Lennon, John[ミュージシャン]
Liszt Ferenc[作曲家]
Lukács György[哲学者]
Máo Zédōng[政治家]
Miyazaki Hayao[アニメ演出家]
Moholy-Nagy László[写真家]
Nakazima Miyuki[歌手]
Neumann János[コンピュータの父]
Obama, Barack Hussein[政治家]
Sada Masasi[歌手]
Saint-Exupery, Antoine de[作家]
Simonyi Károly[Excel、Word の開発者]
Soros György[投機家・投資家]
Szent-Györgyi Albert[ビタミンCの発見者]
Szilárd Leó[物理学者]
Tanaka Kakuei[政治家]
Teller Ede[物理学者]
Woźniak, Stephen Gary[Apple の共同創業者]
苗字だと分かるように大文字で("TANAKA Yasuo")書いたりもしますが、これはどうなんでしょう?
はい、「姓名」と「名姓」の語順の氏名が混在しているときに明示的に姓を示す方法として、姓の部分を「小型大文字」(Kapitälchen / small capital) で表記する方法が一部の人々の間で行われています。(「Tanaka」の場合は、語頭の「T」は普通の大文字で、「anaka」の部分は大文字の字形を小文字の字高で表示する方法です。)私も通常はそれに準拠して使っていますが、それが外国のどの程度の人々に「姓」のことだと認識されるかは定かではありません。姓を大文字で表記するのは、小型大文字が使えない場合の苦肉の策の代用方法だと思います。なお、ヨーロッパの新聞などを見ると、姓の部分を小型大文字ではなく、イタリック体で表記しているものも見かけます。要するに、姓の部分を何らかのスタイルを付加することで明示するようにしたいのだと思います。
Re:日付の表記。姓名 (スコア:2)
なるほどー、参考になります。
話は逸れますが、むかしアメリカ旅行したときに
現地で知り合ったお兄さんが、姓が名前で
名前が姓みたいなお名前でした。
"Norman Eddy" だったかな。
指摘したら、本人が「よく言われる」と笑ってました。
Re:日付の表記。姓名 (スコア:2)
昔googleの連絡先とappleの連絡先を同期させたら、姓と名が一部逆になって大変だったのを思い出した
apple は最初から姓コラムと名コラムが指定されてるのだけど、googleはローマ字表記は名姓と判断し、漢字表記は姓名と判断するので、いろいろめんどくさかったような
最近は改善されたのかな?
Re:日付の表記。姓名 (スコア:1)