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そんな面倒なことじゃなく、ハーレムものとかが、安易で気に障るって話じゃないの。
読者の反応を取り易いからね実際。ネットがデビューの新人作家にも多かろうよ。
つか、レイヤーが違う2つの問題が重なってんじゃないですかね??
1つが「特定ジャンル(SF/ミステリー/ホラーなど)の作品のみを対象とした賞に、小説としての出来は良いけど、そのジャンルに属するとは言い難い作品が応募された場合は、どうすべきか??」 もう1つが「今の時代、フェミニズム的な配慮が無い作品はSF的な作品とは言えない」と云う考えが妥当か??
「作品が面白いかどうか」と「作品が世間一般に受け入れられるかどうか」という直交する二軸の問題じゃないですかね。
たとえば、「作品中で、未成年が、飲酒や喫煙や違法薬物摂取をする」ようなものだった場合にどう評価するか、みたいな感じで。そういう表現に意味・意図があれば、プラス評価の対象になるでしょう。とくに何の必然性もなくそういう表現をしてた(作者が無関心な)場合、昔はプラスにもマイナスにもならず単にスルーされてただけでしょうけど、今ならマイナス評価になりそう。
そういうマイナス評価しうるものとして、最近フェミニズムが台頭してきてる、ってことかなと。
たとえば、「作品中で、未成年が、飲酒や喫煙や違法薬物摂取をする」ようなものだった場合にどう評価するか、みたいな感じで。
「作品中で、未成年が、飲酒や喫煙や違法薬物摂取をする」の例で言えば、「クレヨンしんちゃん」とか「サウスパーク」的な話でもない限り「じゃあ、その『未成年者』は、どうやって酒やタバコを入手したのか??」と云う事になる訳で(例えば、現代日本を舞台にした作品で、未成年者が酒・煙草・違法薬物をどうしたら入手出来るかを考えてみて下さい。酒・煙草・違法薬物を未成年者のキャラにやらせるシーンの為に、その未成年者キャラの置かれてる状況・人間関係その他モロモロに制約が生じたら、その未成年者キャラがストーリー上重要人物なら本末転倒で、酒・煙草・違法薬物の代りに他の違法行為・不道徳行為でも物語上同じ役目を果せるなら、そっちにすべきだ) で、他の点で「この場面で、この未成年者キャラに煙草を吸わせたいが、世界観・そのキャラの人間関係・そのキャラが置かれている状況を考えると、入手不能or困難な筈の煙草がどこからともなく湧いて出た」みたいな事にならないか??レベルで「フェミニズムの知見」に基いた考察が無いと「あれっ??」となる場合が有るんじゃないかと
例えば、実際にフェミニズム思想家にアドバイスを求めたメジャーな娯楽作品(SFじゃないけど)としては、映画の「マッドマックスFR」が有って、アドバイスを求めた部分は「イモータン・ジョーの『妻』たち」のキャラ描写です 全体がハードかつシリアスな作品なのに、「イモータン・ジョーの『妻』たち」の性格設定なんかが、いかにもなポルノに出て来る「性奴隷」的な描き方だと作品全体のトーンから絶対に浮く訳で もちろん、「性奴隷」を出すにしても、(1)万人向けのポルノ,(2)万人向けじゃないハードな内容のポルノ,(3)マッドマックスFRみたいな作品では描き方は違って、(1)ではステレオタイプ化されたキャラにする方がおそらく正解で、悲惨な目に遭って来た「性奴隷」のキャラをリアルにシミュレートして描いたら、下手したらオナニーのオカズにするどころの騒ぎじゃない そして、小川一水氏が選考委員を勤めてるのは、あくまでSFの賞であって、もちろん、わざとステレオ・タイプなキャラが出た方が世界観etcとマッチする場合も有るだろうけど、より、「リアル」依りのキャラの方が世界観etcとマッチする作品の方が多い可能性が高い そして、今の時代、「リアル」寄りのキャラ(男性/女性/性的指向を問わず)を描こうとすると、フェミニズムの知見は、かなり役に立つモノになっている 例えば、男性優位社会、と云う設定にしたとしても、「男性優位社会で、男性はどう云う思考パターンも持つ傾向が有るか?? また、女性はどう云う思考パターンを持つ傾向が有るか??」を散々研究してきた人達が誰かと言えば「フェミニスト」な訳で
極端な話、アンチ・フェミニズムを是とするようなテーマの作品を書こうとすれば、その時こそ、逆にフェミニズムの勉強をしっかりやる必要が有るんじゃないかと
「配慮してる」とかいったではなく、「関心」というキーワードを使ってるあたり、
> 「フェミニズムの知見」に基いた考察が無いと「あれっ??」となる
そういうものを、まさに「性的不均衡に無関心」って評してるんだろうと思います。深く考えることなく漫然とそういう表現をしたものは「世間に受け入れられにくい」という点では評価を低くしたい。でも、「SF新人賞」としての作品そのものの評価とは本来関係ない。だから、どう評価すべきか「悩ましい」。
ちゃんと、そういう考察まで踏み込んだ作品なら、フェミでもアンチフェミでも、「性的不均衡に関心が高い」という評価になってるんじゃないかと。
「作品が面白いかどうか」=「作品が世間一般に受け入れられるかどうか」で、「性的不均衡に関心が高い」=「自分の好み」ってことじゃないの?
そのように読んでしまったので、小川一水氏のコメントには何の違和感も覚えなかった…
逆だよ小川氏がフェミニズムとかいったせいでこじれたが、これはたんに特に理由がないのなら、女(男)も主役級に一人は入れましょうといったものだよ動物愛護は現代社会の価値観だから、無意味にネコを殺すシーンを入れるのはやめましょう、と変わりません
フェミニズムって本来は性別からの開放でしょう?男が看護"婦"やって何が悪いとか女がポリス"マン"やって何が悪いとかそういう話。まあ賞取った作品は注目されるんでいろいろ考えちゃうんでしょうね。
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ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ
作家としての職業の基礎知識の話かと (スコア:2)
そういう意識を持ってるかどうか,って具合じゃない?
そこらにあまりにも無意識すぎるのが多い,って事じゃね。
作家である以上,その手の話題には是であれ非であれ関心は持つべきだろうと思う。
まあ,彼の発言はそこから一歩踏み込んでるから「おや?」っと思うのかもだけど。
Re: (スコア:0)
そんな面倒なことじゃなく、
ハーレムものとかが、安易で気に障るって話じゃないの。
読者の反応を取り易いからね実際。ネットがデビューの新人作家にも多かろうよ。
Re:作家としての職業の基礎知識の話かと (スコア:2)
つか、レイヤーが違う2つの問題が重なってんじゃないですかね??
1つが「特定ジャンル(SF/ミステリー/ホラーなど)の作品のみを対象とした賞に、小説としての出来は良いけど、そのジャンルに属するとは言い難い作品が応募された場合は、どうすべきか??」
もう1つが「今の時代、フェミニズム的な配慮が無い作品はSF的な作品とは言えない」と云う考えが妥当か??
Re:作家としての職業の基礎知識の話かと (スコア:1)
「作品が面白いかどうか」
と
「作品が世間一般に受け入れられるかどうか」
という直交する二軸の問題じゃないですかね。
たとえば、「作品中で、未成年が、飲酒や喫煙や違法薬物摂取をする」ようなものだった場合にどう評価するか、みたいな感じで。
そういう表現に意味・意図があれば、プラス評価の対象になるでしょう。
とくに何の必然性もなくそういう表現をしてた(作者が無関心な)場合、昔はプラスにもマイナスにもならず単にスルーされてただけでしょうけど、今ならマイナス評価になりそう。
そういうマイナス評価しうるものとして、最近フェミニズムが台頭してきてる、ってことかなと。
Re:作家としての職業の基礎知識の話かと (スコア:2)
「作品中で、未成年が、飲酒や喫煙や違法薬物摂取をする」の例で言えば、「クレヨンしんちゃん」とか「サウスパーク」的な話でもない限り「じゃあ、その『未成年者』は、どうやって酒やタバコを入手したのか??」と云う事になる訳で(例えば、現代日本を舞台にした作品で、未成年者が酒・煙草・違法薬物をどうしたら入手出来るかを考えてみて下さい。酒・煙草・違法薬物を未成年者のキャラにやらせるシーンの為に、その未成年者キャラの置かれてる状況・人間関係その他モロモロに制約が生じたら、その未成年者キャラがストーリー上重要人物なら本末転倒で、酒・煙草・違法薬物の代りに他の違法行為・不道徳行為でも物語上同じ役目を果せるなら、そっちにすべきだ)
で、他の点で「この場面で、この未成年者キャラに煙草を吸わせたいが、世界観・そのキャラの人間関係・そのキャラが置かれている状況を考えると、入手不能or困難な筈の煙草がどこからともなく湧いて出た」みたいな事にならないか??レベルで「フェミニズムの知見」に基いた考察が無いと「あれっ??」となる場合が有るんじゃないかと
例えば、実際にフェミニズム思想家にアドバイスを求めたメジャーな娯楽作品(SFじゃないけど)としては、映画の「マッドマックスFR」が有って、アドバイスを求めた部分は「イモータン・ジョーの『妻』たち」のキャラ描写です
全体がハードかつシリアスな作品なのに、「イモータン・ジョーの『妻』たち」の性格設定なんかが、いかにもなポルノに出て来る「性奴隷」的な描き方だと作品全体のトーンから絶対に浮く訳で
もちろん、「性奴隷」を出すにしても、(1)万人向けのポルノ,(2)万人向けじゃないハードな内容のポルノ,(3)マッドマックスFRみたいな作品では描き方は違って、(1)ではステレオタイプ化されたキャラにする方がおそらく正解で、悲惨な目に遭って来た「性奴隷」のキャラをリアルにシミュレートして描いたら、下手したらオナニーのオカズにするどころの騒ぎじゃない
そして、小川一水氏が選考委員を勤めてるのは、あくまでSFの賞であって、もちろん、わざとステレオ・タイプなキャラが出た方が世界観etcとマッチする場合も有るだろうけど、より、「リアル」依りのキャラの方が世界観etcとマッチする作品の方が多い可能性が高い
そして、今の時代、「リアル」寄りのキャラ(男性/女性/性的指向を問わず)を描こうとすると、フェミニズムの知見は、かなり役に立つモノになっている
例えば、男性優位社会、と云う設定にしたとしても、「男性優位社会で、男性はどう云う思考パターンも持つ傾向が有るか?? また、女性はどう云う思考パターンを持つ傾向が有るか??」を散々研究してきた人達が誰かと言えば「フェミニスト」な訳で
極端な話、アンチ・フェミニズムを是とするようなテーマの作品を書こうとすれば、その時こそ、逆にフェミニズムの勉強をしっかりやる必要が有るんじゃないかと
Re:作家としての職業の基礎知識の話かと (スコア:1)
「配慮してる」とかいったではなく、「関心」というキーワードを使ってるあたり、
> 「フェミニズムの知見」に基いた考察が無いと「あれっ??」となる
そういうものを、まさに「性的不均衡に無関心」って評してるんだろうと思います。
深く考えることなく漫然とそういう表現をしたものは「世間に受け入れられにくい」という点では評価を低くしたい。でも、「SF新人賞」としての作品そのものの評価とは本来関係ない。だから、どう評価すべきか「悩ましい」。
ちゃんと、そういう考察まで踏み込んだ作品なら、フェミでもアンチフェミでも、「性的不均衡に関心が高い」という評価になってるんじゃないかと。
Re: (スコア:0)
「作品が面白いかどうか」=「作品が世間一般に受け入れられるかどうか」
で、
「性的不均衡に関心が高い」=「自分の好み」
ってことじゃないの?
そのように読んでしまったので、
小川一水氏のコメントには何の違和感も覚えなかった…
Re: (スコア:0)
逆だよ
小川氏がフェミニズムとかいったせいでこじれたが、これはたんに
特に理由がないのなら、女(男)も主役級に一人は入れましょう
といったものだよ
動物愛護は現代社会の価値観だから、無意味にネコを殺すシーンを入れるのはやめましょう、と変わりません
Re: (スコア:0)
フェミニズムって本来は性別からの開放でしょう?
男が看護"婦"やって何が悪いとか女がポリス"マン"やって何が悪いとかそういう話。
まあ賞取った作品は注目されるんでいろいろ考えちゃうんでしょうね。
Re:作家としての職業の基礎知識の話かと (スコア:2)