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>4番手5番手が採算がとれるわけがない。民間なら検討するまでもなくばっさりです。
ドルニエって航空機会社を御存知? 豊田織機が自動車を作るのって馬鹿げている? 科学技術立国! とかっておまじないを唱えれば飯の種になる技術が天から降ってくると思っていません?
>理由は…、軍事的なものもある事を忘れてはいけません。 >H-IIAそのものが兵器に転用されることはまず無いでしょう。しかし、使われている技術は全て兵器などの軍事的手段として利用できるものです。 >諸外国は自国が軍事的に不利になるような技術を他国に自由に使わせることはまずありません。
これが事実だとします。だったら、他国も同じように考えるはずです。またそれまでのつなぎに "諸外国は自国が軍事的に不利になるような技術を他国に自由に使わせることはまずありません。" なんてことを言っている国に頼むことはあり得ません。 もう一度聞きます。これで採算がとれるんですか?
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海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs
「お役所仕事」 (スコア:2, すばらしい洞察)
日本はまだまだ情報開示の後進国ということだね。宇宙開発にお金を使うくらいだったら、雇用対策とか、役所の近代化にお金を使って欲しいもんだと思うがな。もうそろそろ、見栄なんか張れなくなっちゃうんだからさ。日本という国は。宇宙開発するカネはあるのに、年間3万人
Re:「お役所仕事」 (スコア:2, すばらしい洞察)
ヨーロッパやNASAと比較して一ケタから二ケタ(!)低い予算で [geocities.co.jp]頑張って衛星を上げて全国の需要にこたえているNASDAの予算は低すぎると思えはしても決して高くはないと思いますよ?
もちろん厳しい目で見つめるのは必要だけどね。
Re:「お役所仕事」 (スコア:3, 参考になる)
気象衛星ひまわりは周辺諸国の気象観測と気象情報発信の役目を負っていますし、放送衛星ゆりも日本に割り当てられたトランスポンダの数は搭載量の半分だけだったと思います。またひまわりの後継となる予定の運輸多目的衛星では、気象に関するものに加え、日本周辺地域の国内・国際航空管制の一部を担当することになっています。これらは日本の予算で打ち上げられていると思いますが。
#違いましたでしょうか?間違っていれば指摘願う。
masamic
Re:「お役所仕事」 (スコア:1)
Re:「お役所仕事」 (スコア:1)
人工衛星は将来的に大きなビジネスですよ。りっぱな経済的合理性です。
Re:「お役所仕事」 (スコア:1)
Re:「お役所仕事」 (スコア:1)
>4番手5番手が採算がとれるわけがない。民間なら検討するまでもなくばっさりです。
ドルニエって航空機会社を御存知? 豊田織機が自動車を作るのって馬鹿げている? 科学技術立国! とかっておまじないを唱えれば飯の種になる技術が天から降ってくると思っていません?
Re:「お役所仕事」 (スコア:1)
手当たり次第に金つっこめば飯の種になる技術ができてくる、と訳の分からないこと考えていません? 宇宙開発に関しては日本に、悪いけど、成算のあるような技術蓄積などない、人件費は高い、お役所仕事、の条件がつきますね。同じ金を使って飯の種を探すなら、有効な使い道を探すべきなのは当然でしょう。
4番手5番手が採算がとれるわけがない…か? (スコア:1)
確かに、全く参入の余地が無ければ、誰も参入しません。しかし、大抵はどこかに参入の糸口があるものです。
世の中、4番手5番手どころかもっと後発の組が1番手を食ってしまうこともよくあることです。
>民間なら検討するまでもなくばっさりです。
民間なら「検討せずに」という事は無いです。多くの場合、厳しい目で「検討して」参入するかしないかを見極めます。少しでもやれると判断すれば、後発組でかつ不利であろうと参入するでしょう。
#もちろん見極めに失敗することもありますが。
masamic
Re:「お役所仕事」 (スコア:0)
正、副、予備の3系統持つということは「採算がとれない」などという枝葉の論理では考えられませんかね。
たぶん、alpさんには考えられないんでしょうなぁ。
#民間のことも官僚のお仕事のことも御存知ないalpさんは一体何者?
経済的理由以外のこと… (スコア:1)
また、こういうコメントをするのも気が引けるしそうであって欲しくは無いのですが…。
>予算を投入して日本が衛星打ち上げ技術を確立しなければならない
理由は…、軍事的なものもある事を忘れてはいけません。
H-IIAそのものが兵器に転用されることはまず無いでしょう。しかし、使われている技術は全て兵器などの軍事的手段として利用できるものです。
諸外国は自国が軍事的に不利になるような技術を他国に自由に使わせることはまずありません。
そういった意味では、予算を投入して日本が衛星打ち上げ技術を確立しなければならない理由は十分にあるのです。
#ああ嫌なことだ。
masamic
Re:経済的理由以外のこと… (スコア:1)
Re:経済的理由以外のこと… (スコア:1)
>それを全面に打ち出して、国民の合意が得られるのか
別に打ち出す必要はありません。他の方がかかれている経済的・その他の理由で十分です。軍事的理由は隠れていた方が国内的にも国際的にも良いのです。
仮に打ち出したとして、現状では、満場一致で合意を得られる可能性は少ないでしょう。しかし、憲法では保持しないと書かれている戦力たる軍隊である自衛隊は存在しますよね。
>軍事技術(特にミサイル等)に諸外国に比べ経験の少ない日本が、この分野の先進国と競合できると考える理由は何か
まず、ミサイルそのものが競合できるとは私は書いていません。あくまでもその構成要素すなわち部品が…といっているに過ぎません。
そして、すでに部品レベルでは一部は競合していることがその理由です。
日本は(アメリカに対してのものを除き)表向き軍事技術を輸出していませんが、優れた民生技術が外国で軍事技術として利用されていることは良く知られた話です。
アメリカが、日本の新型支援戦闘機 F2 の開発で、アメリカの最新技術は提供しないが、日本の最新の「フェイズド・アレイ・レーダ」技術や、「カーボン一体翼」成型技術を欲しがって、実際に技術移転されたというのは良い例でしょう。
#因みにこの二つ技術はともにミサイル(前者はホーミングミサイル、後者は軽量化)にも適用可能です。
他の方が書かれているように、「衛星打ち上げ技術の確立」が、民間の技術の強化につながり、その結果、表向き民生部品レベルでの軍事技術への利用可能な部品の経済的優位性を得ることは可能です。
まあ、完成品レベルでの経済的優位性は政治的理由で難しいでしょうね。(これはあくまでも国内のみということになります。)
#ああ嫌だ嫌だ(書き出した自分も悪いが)
ちょっとまとまりに欠く記述となってしまったことを失礼します。
masamic
Re:経済的理由以外のこと… (スコア:1)
>理由は…、軍事的なものもある事を忘れてはいけません。
>H-IIAそのものが兵器に転用されることはまず無いでしょう。しかし、使われている技術は全て兵器などの軍事的手段として利用できるものです。
>諸外国は自国が軍事的に不利になるような技術を他国に自由に使わせることはまずありません。
これが事実だとします。だったら、他国も同じように考えるはずです。またそれまでのつなぎに "諸外国は自国が軍事的に不利になるような技術を他国に自由に使わせることはまずありません。" なんてことを言っている国に頼むことはあり得ません。
もう一度聞きます。これで採算がとれるんですか?
Re:経済的理由以外のこと… (スコア:1)
同感です。書いてしまったものは仕方がないですが。
>他国も同じように考えるはずです。またそれまでのつなぎに "諸外国は自国が軍事的に不利になるような技術を他国に自由に使わせることはまずありません。" なんてことを言っている国に頼むことはあり得ません。
これについては、言葉が足りなかったと思います。
1. 「軍事的」には他国も同じように考えているはずです。ただし、双方のその手放したくない技術をお互いに交換することはあるでしょう。
2. 基本的には自国にとって古くなった技術は他国に提供(すなわち技術移転〔本当はこのことを言いたかったのです〕)するでしょう。しかし、最新技術のコアな中身はよっぽどの理由がない限り提供しないということです。アメリカ、フランス、イギリス、その他の国などは実際にそうしていますが、「衛星打ち上げビジネス」はできていますよね?これをどう説明するのでしょう?
2. つまり「他国に自由に使わせない」の意味は「軍事的」にはその通りの意味ですが、自国がその技術を自ら使用するような形で、他国に軍事的利用以外の打ち上げ「サービス」を提供することを拒否するものではないということです。
3.むしろそのような「サービス」を提供することは、開発コスト回収のためには積極的に行うべきなのです。少しでも早く開発コストを吸収できればなお良いでしょう。そのために低コストを目指すことは妥当な判断でしょう。
そして、
>これで採算がとれるんですか?
採算性に関して言及しないために「軍事的」理由を述べたのですが…。
「採算性」って、どちらかというと「経済的」なものでしょう?
それでも採算性にこだわれますか…。困った。(^^;
正直、私にはなんともいえません。
#だから採算性の話は避けたのに…。
ただ、
4. 「軍事的」な観点から言えば、必ずしも「採算性」は重要ではありません。もちろん、採算性が良いに越したことはありませんが、日本では兵器を輸出できない以上、国家レベルでの「採算性」なんて、考えられません。
#あー、嫌だ嫌だ嫌だ。疲れた。
これまでの件から以下の件を述べるのは大変おかしなことですが、
5. H-IIAに関しては、他国の衛星打ち上げロケットと比べても分かるとおり、十分に競争できる価格と性能と信頼性を持っているとように見えるのですが。もちろん最初の数回の打ち上げでだけは、採算は取れないでしょう。それは、開発コストを回収しなければならないからです。H-IIAシリーズは長期間・さまざまなバリエーションでサービスできるようにすることで低価格を実現しようとしていますので、かなりの本数打ち上げないと採算は取れないかもしれません。何本打てば黒字になるか(損益分岐点)ってのを、残念ながら私は知らないんですよね。
#しばらくは円安で、採算性は向上するでしょう。
#逆に円高になれば、更なるコスト削減を要求されるかもしれませんね。
#本当のところ、信頼性の確保はまだまだですが、二回連続成功したので、まあ、最低限の信頼性は確保できたといえるでしょう。
masamic
Re:「お役所仕事」 (スコア:1)
1.自国の望むときに望む場所に衛星を打ち上げ可能
これが他国のロケットに金を出して積荷を頼む場合だと
「気象衛星が故障したんで代替機を打ち上げさせてください」
「あ~?いまだとそうだねえ、六ヶ月待ちだね。順番なんだから並んでもらうしかないねえ」
2.外貨を獲得可能。
ぎゃくに、自前で持ってないと打ち上げのたびに大量のカネが国外に流出してしまいます。
3.スピンオフ技術が期待できる。
ロケットエンジンの加工技術から研ぎ要らずのキッチンナイフができたり、ノートパソコンに使える燃料電池が開発できるかもしれません。われわれの生活が豊かになりますし、企業は儲けることもできます。
日本国民としてのメリットはこれだけあります。地球市民としてはさらに
4.宇宙に行くコストを安くできる
将来的に、宇宙に荷物を運ぶ需要は増えはしても減りはしません。このような巨大なビジネスに参入する国や事業団が多ければ多いほど競争が発生して軌道上に荷物を運びあげるためのコストは安くなります。これは誰にとってもいいことです。
5.複数の打ち上げ技術が冗長性を保証する
ヨーロッパの「アリアン」に致命的な欠陥が発見され、打ち上げがしばらく不能になったとしても、「代替手段としてのH-2」が存在することにより困る人は最低限ですみます。