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植物が利用できるのは撒かれたリンのわずかに10%。残りは土の中に存在するカルシウムや鉄などと結合し、土壌中に蓄積されているのです。(中略)リン鉱石が2050年にも枯渇すると推測され、資源の不足が懸念される中、土壌に残ったリンを回収し、循環利用する技術が世界中で求められています。
一般の土壌では、土壌100gあたり、リン酸700~800mg程度まで(高くても)であるのに対して、黒ボク土の場合、1,500~2,500mgくらいになるそうです。
#おお、10年くらい前に会社の研究テーマに上げた話題だ。##でも企業研究向きじゃないって却下だったんですよ・・・。
下水でリンを回収するより、小魚や海草の形で海から取り出す方が楽かも。
で、いつの間にか各国挙って蒸成骨粉欲しさに鯨の乱獲をしてるわけですね? 技術的には明治に確立済みだし、牛の蒸成骨粉で30%とかですからなー。
さらに進んで肥料欲しさに戦争が始まるわけですな。死体はすべて土地にばらまけ。
#書いてて悪趣味がすぎると思った。
#こちらも技術としては大昔に確立してたか……。
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日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン
地球の定員 (スコア:1)
Re:地球の定員 (スコア:3, 興味深い)
多分、使ったリンは最終的には海に流れ込んでいるので、鉱石が少なくなってきたら海(海生生物)から抽出することになるんじゃないかと思います。どこかの時点で、鉱石の調達コストと海からの抽出コストが逆転するのでしょう。
「海(海生生物)から抽出」の例 (スコア:5, 参考になる)
Re: (スコア:0)
日本「あなたがた(中国)の環境汚染のおかげでクラゲが増え、
漁業に支障が出ているじゃないか」
だったのが
中国「エチゼンクラゲの増殖は我々の手によるものなので
すべて我々が捕獲する。日本の捕獲は認めない」
にかわったりして。
Re:地球の定員 (スコア:5, 参考になる)
ラッカセイに学ぶリン資源の有効活用 [sekisui.co.jp] 新しい「農」のかたち [new-agriculture.net] ともあれ、農業的には、土壌中に蓄積したリンの回収、再利用が課題になっているようで。
Re:地球の定員 (スコア:5, 参考になる)
そこで、アーバスキュラ菌根 [affrc.go.jp]の活用ですよ。
こんな研究 [affrc.go.jp]もされているのようですので、農業試験所系の研究機関では取り組みが行われているようです。
まぁ、畑違いの民間研究者には現状は分からないので、きっと見ているであろう研究者の方、フォローお願いします。
#おお、10年くらい前に会社の研究テーマに上げた話題だ。
##でも企業研究向きじゃないって却下だったんですよ・・・。
経済効率偏重のツケ(Re:地球の定員 (スコア:5, 興味深い)
土壌や湖などにはかなりのリンがすぐには使用出来ない形で残っているし、海洋でも余剰になったリン分が生態系の内外に蓄積されているんだから、これを長期的な再利用を前提とした形で使わない手はない。
有機農業などの試行錯誤や手間の掛け方と科学的な研究のリンクを十年レンジで行うことによって今「資源が…食糧が…」と騒いでる内の少なく見積もっても半分程度は確保できるんじゃないかと思いますけど。
# 江戸時代〜明治前期の農業・漁業の規模や手法で賄える人口は6000万人程度であった。と言う説に沿っています。
# 金やタンタルなどのレアメタルが相当量ゴミや産廃として残されてる事もバカには出来ない。
今の農業政策では企業化と採算性の向上が推進されていて、この政策のままで行くと一割程度の農家しか生き残れず、それについても一部の15ha程度の農地を確保できる農家以外は企業の下請けとして売れるものを生産する「使い捨て農家」になる。と三年前に某大学の農業学者さんからレクチャーを受けましたが、
今やっと問題化されていますけど、耕作地1ha以下の農家をどうやって維持するか。採算性を回復させるのか。と言うのが課題だともそのレクチャーで言われてはいて、
そうなると過去のように化学肥料と農薬を大量投入して土地を痩せさせながら大きな収量を維持して自転車操業するか、それとも土地に無理がかからない程度の収量で採算が取れるように価格調整を行いつつわずかでもフローを増やしていくかの二者択一になってしまうかと思います。
この部分で、「土地を痩せさせながら大きな収量を維持して自転車操業する」と言うやり方自体が予想外に早く手詰まりを見せてるということではないかと…
80年代に米や麦だけではなく蜜柑や甘夏などまで一律に減反が始められた時から一貫している私自身の考えでもあるんですが、土地に無理がかからない農業で採算が取れるようにすると同時に数十年間かける覚悟で放棄された農地を回復して農業従事者を増やす以外に現在の窮状を凌ぐ手段じはないんじゃないかと思いますけど…
研究にゴーサインが出ていたら、今頃会社も専門の事業部立ち上げて外国に高く売って大儲け出来たでしょうに…どこの企業も政府も見る目と言うかこの手の長期戦略を基準とした冗長性を捨てて、短期収益重視に走ってしまうから戦略的に行き詰まる。
どちらにしても、経済効率・特に短期収益(農業の場合には一年間の収量)を最大重視して、将来の手数を増やすのに貢献している場合が多い長期戦略や基礎研究やローテクの維持が疎かにされたツケが21世紀になって一気に吹き出してるとは思うし(農業に限らず下請けの町工場を潰して回すような経済政策は大失策)、一人でも多くの人を将来生き残らせるには今までの轍を踏まないで経済面でのやり方を根本転換するしか道がないのではないか。と悲観的に思ってしまうのですが。
Re:地球の定員 (スコア:1)
骨の主成分はリン酸カルシウムですから。
生態系は元素の環流でもあるのに、死骸を生態系に返さず一カ所に埋め立てたりするので滞留してしまってるんでしょう。
夢の島とか、生物を構成していた元素が環流されないまま、大量に埋まってるんじゃないですかね?
Re:地球の定員 (スコア:2, おもしろおかしい)
可燃・不燃・紙・プラ・金属・骨
とかになるんでしょうか。
Re: (スコア:0)
Re:地球の定員 (スコア:3, 興味深い)
下水でリンを回収するより、小魚や海草の形で海から取り出す方が楽かも。
Re:地球の定員 (スコア:1)
宇宙葬などもってのほかなわけですね?
将来の宇宙船の中で、船長に言われちゃうわけですか。
「貴様、何をしてる! ちゃんと分別したまえ」
と。
Re: (スコア:0)
Re:地球の定員 (スコア:1)
技術的には明治に確立済みだし、牛の蒸成骨粉で30%とかですからなー。
というか、牛の骨から蒸成骨粉作れなくなったってのも価格高騰の原因の一端なわけで。
Re:地球の定員 (スコア:1)
さらに進んで肥料欲しさに戦争が始まるわけですな。死体はすべて土地にばらまけ。
#書いてて悪趣味がすぎると思った。
#こちらも技術としては大昔に確立してたか……。
LIVE-GON(リベゴン)
Re: (スコア:0)
> リンは生命(核酸やATPなどの重要どころ)に必須な元素ですが、元々量が少ないですからね。
Re:地球の定員 (スコア:1)