FreeBSD の/binや/sbinが動的リンク対応に
ストーリー by wakatono
容量制約を乗り越えろ 部門より
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BSD 曰く、 " Gordon Tetlow が 関係者にあてたメールによると、 /bin と /sbin を動的リンク可能にするためのパッチを公開したとのことだ。 現在のところ、i386 のみで実験的に動いていて、他のアーキテクチャでは WITH_DYNAMICROOT で定義されたパッチ部分は動かないようである。 この機能が組み込まれると、/libexec にリンカが、/lib に共有ライブラリが 格納され、/usrパーティションがマウントされない状態でもライブラリの 動的リンクが可能になる。"
"これによるメリットは2つある。1つは、ディスク容量の節約である。 静的リンクされた /bin と /sbin は i386 では32MBの大きさであった。 動的リンクにより/lib、/libexec、/rescueを合わせても12MBという小ささになった。 もう1つのメリットは NSS(Name Service Switch) のサポートである。 パスワード等の情報を処理するモジュールを動的に変更しリンク できるため、ls や csh 等のツールの柔軟性が大いに向上するのである。 このパッチの一部は既に -CURRENT に導入されている。 そして、i386系では ld-elf.so.1 は既に /libexec に移動しているようである。 5.2-RELEASE までには完全に調整され、5.xシリーズの大きな長所になるのだろうと思う。"
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