褐色矮星の質量推定に大幅な誤差 8
ストーリー by GetSet
ず~んと重たい 部門より
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yosuke 曰く、 "space.comの記事より。アリゾナ大スチュワート天文台のLaird Closeらによって、若い褐色矮星の正確な質量が初めて計測され、これまでに見積もられていた質量の2倍もあることがわかった。今後複数の観測結果が揃えば、低質量天体についての今までの考え方を覆す可能性が高い。"(続く…)
"彼らは、地球から48光年離れた位置にある誕生後5000万年しか経ていないかじき座AB星(AB Dor A)を、ヨーロッパ南天天文台の8.2mVLTでNACO SDIと呼ばれるカメラを使って撮影した。その結果、主星を2.3AUの距離でまわる伴星であるAB Dor Cの画像を初めて得ることができた。このAB Dor Cについて、主星質量と両者の運動から質量を求めたところ、太陽の0.09倍程度の質量という値が出た。しかし、これまでのモデルに基づいて星の温度から求めた質量は0.038太陽質量であり、大幅に過小評価していたことになる。また、光度に基づいて求めた質量もそこまではいかないものの過小評価であることがわかった。
さらに、これにより浮遊惑星の中には、実際には褐色矮星であるにもかかわらず質量が低く見積もられていただけのものがある可能性も出てきた。浮遊惑星は、確たる軌道はないものの10木星質量程度しかもたない天体であり、恒星系から離脱した惑星であるとも考えられており、高離心率をもつ系外惑星の成り立ちを説明するモデルの1つである"ジャンピング・ジュピター"の補強材料の1つでもある。
なお、論文[ps: 764KB]はNatureの1/20号に掲載されている。この論文に対するレビューも同じ号に掲載されている。"
タグ閉じ忘れ (スコア:1)
2倍なんて (スコア:1)
太陽振動の分野なんかはかなり精密な科学になっているという話も聞きますし、分野によって様相は違うのでしょうね。
Re:2倍なんて (スコア:1, 興味深い)
大質量の星よりも、小さな質量の星のほうがたくさんできるので、
宇宙における質量で、褐色矮星が占める割合ってのは相当
大きいのではないか、と。
そうなると、今までのモデルで計算される質量よりも
二倍になるというのは、宇宙全体の質量に関わってくるほど
大きな意味をもってくるんじゃないかと。
ちなみにウィキペディアの褐色矮星の項目 [wikipedia.org]
すると (スコア:0)
公表してた体重が本来より少なかったわけですから。
Re:すると (スコア:0)
若い人にはありがちですね。
Re:すると (スコア:0)
Re:すると (スコア:0)
○学生だなんて知らなかったんだよ~(泣
Re:すると (スコア:0)
まぁ、褐色の恋人 [google.com]といいますし。
#コーヒーが飲みたくなったのでAC