世界最小の魚が発見される 8
ストーリー by yosuke
幼形進化的なコイ 部門より
幼形進化的なコイ 部門より
oddmake曰く、"BBC記事より。シンガポール国立大学 ラッフルズ生物多様性研究博物館のMaurice Kottelatらが、インドネシアのスマトラ島の泥炭湿地帯から世界最小の魚を発見し、Proceedings of the Royal Society Bに発表した。(Raffles Museum news)
完全に成長したメスで体長が7.9mmにしかならないこのPaedocypris progeneticaという魚は同時に最小の脊椎動物でもある。開発によって同じような環境に棲息する他の魚が消え去っていると思われる中、かろうじて絶滅する前に発見できたそうだ"
補足情報 (スコア:4, 参考になる)
一応 BBC の記事や論文の abstract などをざっと読んでみたので、タレコミに載っていないことを補足してみます。
この魚はコイ科の新種で、Paedocypris という属自体も新属です。属名でググっても、まだ昨日はヒットするページはありませんでした……が、もう 230 もヒットしますね。発見者らはもう 1 種を記載しています。
部門名(属名の直訳ですね)にもある通り、この魚は幼形成熟的な特徴を持っているとのことです。無理やり和名にしてみると、オサナゴイとでも言うんでしょうか。どのへんが幼形成熟的なのかは、サカナ屋じゃないんでよく分かりません。
生息場所はけっこう強い酸性 (pH 3) だそうです。
タレコミの「完全に成長したメスで体長が 7.9mm にしかならない」という表現だと、最大でこのくらいにしかならないと受け取られるでしょうが、これは(性的に)成熟した雌の体長の(発見者たちが確認した中での)最小値です。最大値はオスが 9.8 mm、メスが 10.3 mm です。これまで記録されていた、性的に成熟した魚の個体の最小体長は 8.0 mm (Trimmatom nanus) だそうですから、僅か 0.1 mm の更新ということになります。
あと、本家でも記事 [slashdot.org]になってますね。
Re:補足情報 (スコア:2, おもしろおかしい)
ちりめんじゃこ (スコア:1)
Wiki”チリメンジャコの体長は一般に10~40mmのものを指し”やっぱり、ジャコの方がでかいか、、、。
普通は…… (スコア:1)
小ささ自慢をするところがアレゲですか。
Re:普通は…… (スコア:1)
それは「釣り」ではなくて?
お刺し身 (スコア:0)
脊椎動物と言うことは。 (スコア:0)
たった7.9mmの体調に7個の脊椎・・・ある意味すげぇ
#脊椎が7個固定だったか、どうか不安なのでAC
Re:脊椎動物と言うことは。 (スコア:1, 参考になる)
それは首の骨の数でしょ。しかも哺乳類限定。
参照先として適当かわからんがgoogle一位だったので、両生類・爬虫類・鳥類の首の骨の数 [asahi-net.or.jp]。
今回のは魚類だから当然首はない。