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冬眠を制御するタンパク質の発見 7

ストーリー by yosuke
概年リズムとしての冬眠の理解 部門より

春眠なのでAC曰く、"読売新聞の記事によると、三菱化学生命科学研究所の研究者らが冬眠を制御するタンパク質をシマリスから発見した。この成果は4/7付のCellに掲載されている。
研究グループは、シマリスの肝臓で作られるタンパク質の血中濃度が冬眠期には減少する一方、脳内では上昇するという1年周期で変動することを発見し、冬眠特異タンパク質複合体(hibernation-specific protein (HP) complex)と名づけた。さらに冬眠中のシマリスで脳内におけるこのタンパク質の働きを抑えると冬眠が停止したという。この研究の詳細については、三菱化学生命科学研のL研Newsに掲載された、研究リーダーの近藤宣昭研究員による「冬眠研究――体の低温保存システム――」「健康な体を維持する生理システムの探求―特殊現象である冬眠の一般的理解を目指して―」が参考になるだろう。
冬眠状態はエネルギー消費を抑え、感染症への抵抗力を増すなど体の防御機能を高める現象であり、病気の新しい治療法に道を開く可能性のほか、河北新報の記事では、惑星間のような長期の宇宙旅行への応用の可能性を指摘している。"

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