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国際宇宙ステーション

SpaceXのFalcon 9ロケット、ドローン船上での着陸・回収に初めて成功 33

ストーリー by headless
着陸 部門より
SpaceXは8日、民間機による国際宇宙ステーション(ISS)への8回目の補給ミッション(CRS-8)のため、Dragon宇宙船を搭載したFalcon 9ロケットを米国・フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から打ち上げた。打ち上げは成功し、Falcon 9ロケットのドローン船上への着陸・回収実験にも初めて成功している(SpaceXのツイートThe Next Webの記事Ars Technicaの記事The Vergeの記事)。

打ち上げ後、分離されたFalcon 9ロケットの第1段は、大西洋上で待ち受けるドローン船「Of Course I Still Love You」上に無事着陸。イーロン・マスク氏によれば、回収したロケットは5月か6月のミッションで再利用する計画だという。

Falcon 9ロケットの着陸・回収実験では、これまでに成功したのは昨年12月の陸地への着陸のみ。ドローン船上への着陸失敗が続いていたものの、あと一歩で成功というところまで迫っていた

SpaceXによるISSへの補給ミッションは昨年6月に打ち上げ失敗して以来の実施となる。Dragon宇宙船は日本時間10日夜にISSとドッキングし、5月11日に研究資材を積んで地球へ帰還する予定とのことだ。



Falcon 9がドローン船に着陸する様子。SpaceXのツイートでは、Falcon 9のオンボードカメラから撮影した着陸時の映像も確認できる。

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  • by Anonymous Coward on 2016年04月10日 11時43分 (#2995018)

    着陸実験を開始してからなかなか成功せず、その間に打ち上げ失敗もあり、一時はどうなることかと心配したので感慨深いです。
    着陸の動画を見ましたが凄い綺麗に降りてきていて、だんだん成熟して来たのを感じます。
    今後は着陸が普通になり、また再利用が軌道に乗ってくれるのを期待。

    しかし、実際に着陸した姿を見ると、あんな大きそうなはしけ船が、とても小さな的でしかなかった事を実感させられます。

    • by Anonymous Coward on 2016年04月10日 15時38分 (#2995088)

      本当にすごい。
      成功の背景には、Falcon9は1ヶ月に1回に近いペースで打ち上げを行ってると言うのがあるとおもう。
      回数、規模が大きくなれば、それだけ開発費もかけられるし経験も積める。
      そして、商業打ち上げをこれだけこなしつつ、毎回実験まで行える運用能力もすごい。

      ここから再利用が成功してコストが下がれば、さらに打ち上げ回数/規模が大きくなり、開発が加速するのでしょうね。
      期待してます。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        根本的にクラスターロケットであるから、打ち上げ時より燃料が軽い事に加え、減速着陸の為の低くなる必要推力に対応出来る事が大きいと思う。
        下手するとJAXAのH3ロケット一段目LE-9エンジン2基型で出来ない一段目帰還が、H3ロケット一段目LE-9エンジン3基型や、韓国KSLV-II一段目(エンジン4基)で出来てしまい、JAXAが意図するコストダウンで逆転されるかも。

    • by Anonymous Coward on 2016年04月10日 20時07分 (#2995160)

      L-4Sをふと思い出しました。何度もチャレンジできるのはいい環境ですね。(根性なのか?或いは…金か?金なのか?何にせよすごい。)
      今時、でかいプロジェクトで何度も失敗するとロケットではなく首が飛んで…着地できるかなぁ…ヒュー…ストン…こちらヒューストン。
      まぁ、サイドメニューみたいなもんだから、まだいいのか。
      スペースシャトルの再利用はコストがかかりましたが、こちらは上手くいくかも知れませんね。
      (そう言えば何度か動画を見ながら「惜しい!」とか言ってたなぁ…)

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      何回見ても逆再生にしか思えなくて、逆に映像的なインパクトがないという。
      こんな風に着陸するとは知りませんでした。

    • by Anonymous Coward

      船が揺れているけどロケットが倒れて水没したら泣くな。
      と言うか、あの後、立ったままワイヤーなんかで固定して港まで引っ張ってくるのか?

      # 船だと着陸じゃなくて着船?

    • by Anonymous Coward

      凄いんだけど...
      毎回思うのは、着陸地点になんか発射台みたいな添え木とか置いて腕を伸ばして掴まえるんじゃダメなんですかね。

      なんとなく趣味であえて技術的に難しい事にチャレンジしてるような印象がある。

      • by Anonymous Coward

        あえて難しくしてるわけじゃないよ。
        陸に向かってロケットを飛ばせないから仕方が無い。

  • by Anonymous Coward on 2016年04月10日 11時44分 (#2995019)

    しかし、動画はまるで逆再生みたいに見えますね。

    ロケットの回収ができて、再利用のめどが立ったということですけど、スペースシャトルの場合とは違うのでしょうか。
    スペースシャトルは、当初再利用すればコストが減るという見通しだったのに、結局点検コストが膨大になって、新規で作ったほうが安上がりになるという結果になってしまったとどこかで読みました。
    ロケットの場合は耐熱タイル剥がれとかはないから、大丈夫なのでしょうかね。

    • 回収したこの機体は発射台へ戻して試験点火を10回ほどやり、そのまま射場で新しい第二段と結合して飛ばす予定だそうです。
      で、将来的には整備せずに、回収から数週間で飛ばすんだそうです。10回に1回程度の重整備で計100回ほど飛行できる積もりだそうな。

      スペースシャトルを真似したというより、プランを描いているのが同じ集団なのかもしれないですね。TRWという会社の人員が
      一部SpaceXに移っているとかいう噂の通りなのかな。

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      • by Anonymous Coward

        >スペースシャトルを真似したというより、プランを

        ブランに空目した。

        • by Anonymous Coward

          動力飛行で戻ってくるって意味では間違いではないかも。

          • by Anonymous Coward

            ブランは無動力のグライダーですよ。
            大気圏内試験機にジェットエンジンついてたので誤解されがちですが…。

            USAのと違い、メインエンジンもついてないですね。
            軌道変更用エンジンだけです。

      • by Anonymous Coward

        TRWは今でこそ航空宇宙の企業だけど、その昔は半導体やコンピュータを作っていた時期もありました。
        TTLを開発したのはTRWだったとか。

    • by Anonymous Coward

      結局は経済性の問題です
      10回再利用しようと思ったら、打ち上げに連続10回成功して、なおかつ着陸にも連続10回成功して、さらに回収・再整備後の地上での燃焼試験にも10回成功しないといけません
      まだまだ技術的ハードルの高いチャレンジングな試みです

      • by Anonymous Coward

        そすね。
        まだ回収できただけで、
        再利用、それも何度も出来なければ、本当の成功とはいえない。
        まだ第一ハードルを超えただけ。

        とはいえ再利用は夢だから、なんとか成功して欲しい。

  • by Anonymous Coward on 2016年04月10日 12時25分 (#2995034)

    ドローン船ってどういう意味なんだろ? ちょっと考え込んでしまいそう(宙に浮かんでいるとか!?)
    たまには見かけるバージ船、バージ、艀という言葉で問題ないんじゃない?

    • by maruto! (18665) on 2016年04月10日 12時54分 (#2995045) 日記

      このドローン艀、AI搭載で、着水地点を予測してその地点まで自航するすごい能力を持ってるとの事。伊達にドローンを名乗ってるわけじゃないのです。

      親コメント
      • by Anonymous Coward
        何でもかんでもドローンって言えばいいってもんじゃねえ …と思ってたら、自立航行するのね
    • by 90 (35300) on 2016年04月10日 16時04分 (#2995095) 日記

      昨日の記者会見で触れられていたようですが「買った時は艀だったけれども、船に仕立てたんだから、船と呼んでほしい」ということでした。

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    • by Anonymous Coward on 2016年04月10日 12時49分 (#2995043)

      >(宙に浮かんでいるとか!?)

      ジジイの巣だと思っていたスラドにも
      若者が出入りしているようで安心した。

      親コメント
    • この場合のドローンは無人機という意味ですね

      元々ドローン(drone)は「雄の蜂(=働き蜂)」という意味だったのですが
      http://www.etymonline.com/index.php?term=drone [etymonline.com]
      それが転じて
      - 働き蜂のように命令にしたがって働く物体。例えば無人航空機、無人船舶、自律ロボット
      - 蜂の羽音のような音を出す物体.例えば、マルチコプター
      に使われています

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        元々ドローン(drone)は「雄の蜂(=働き蜂)」という意味だったのですが

        すらどだと叩かれるから注意。。

      • by Anonymous Coward

        雄蜂は働かない
        生殖のためだけの存在

        # リンク先にも"idler, lazy worker"って書いてあるじゃん

    • by Anonymous Coward

      無人で航行してる船ということでは?
      失敗したら爆発するミッションに有人船舶は使えないだろうし。

      • by Anonymous Coward

        有人で「100k東?ちょっと海荒れてるけど行ったるでー。面舵いっぱーいっ」って方がロマンあるけどなあ。
        #そういう問題じゃない。

    • by Anonymous Coward

      「ドローン」と言ったら無人ラジコンだよね普通は!

    • by Anonymous Coward

      「ドロロンえん魔くん」アニメ版21話に出てきた、「御妖船ドロロン号」でしょ。

      • by Anonymous Coward

        ドローン船「御妖船ドロロン号」は、AI(Added Intelligence=付加知性体=妖怪は人ではないから無人)操舵で飛行し、主兵装は船首のラム突貫だったと思います。

    • by Anonymous Coward

      昔ならロボット船だったろうにね。
      流行語というのは恐ろしい。

  • by Anonymous Coward on 2016年04月10日 19時22分 (#2995150)

    ドローンが煙幕張ったら、ドローン煙幕になるんだよな・・・。

    # 大暴れったらべろべろば~♪ ;P

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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

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