東北大学、青色発光ダイオード

NFD 曰く、

河北新報の記事によると川崎雅司教授（東北大金属材料研究所・電子材料化学）らの研究グループが酸化亜鉛を使った青色発光ダイオードの開発に成功したと12月20日に発表した。今回の発表は昨日、英国科学雑誌・ネイチャーマテリアルズWeb版に発表されている。 今までは酸化亜鉛でp型の半導体を作るのが難しく、安定した発光をさせるのが難しかったが、窒素を混ぜ、温度を調整することにより安定したp型半導体を作ることに成功した。 従来の材料である窒化ガリウムと比べ、価格で10分の1、発光時間で10倍という性能を今回の酸化亜鉛での青色発光ダイオードは示しているとしている。 今回の開発成功によりBluRayやHD DVDなどに使われる青色レーザー素子への応用などが期待されている。 川崎雅司教授らは3年後をめどに実用化させたいとしている。