1チップMSXついに製品化
タレコミ by marusa
marusa 曰く、
ITmedia PCUPdateの記事によると、5月8日に秋葉原コンベンションホールで開催された 「MSX WORLD 2005」において、FPGA上に構築された1チップMSXの製品化が発表された模様。この1チップMSXは、日本アルテラ株式会社のFPGA"Cyclone EP1C12Q240C8"上に構築されたもので、現在はMSX1レベルのエミュレーションが可能になっている(MSX2についても開発が続いている)。
入出力としては、MSX用のROMカートリッジスロットを1基、メディアスロットとしてSD/MMCカードスロットを1基、キーボード接続用のPS/2ポートと画面出力端子としてコンポジットないしVGA端子を備えている。また将来の拡張用としてUSB端子や、FPGAと接続し内部のVHDLデータの入出力を行う専用端子も搭載される。FPGA開発ツールキットも付属する。VHDLデータ書き換えに必要なケーブルは現在発売検討中の「MSX2アップグレードキット」に付属する予定。
今回の製品開発には、「似非職人工房」という個人ユーザーグループがあたったことも注目に値するかもしれない。製品の予約受注開始は5月中旬からWeb上で行われる予定。
価格は税別19,800円で、予約開始から2ヶ月間で5,000台以上受注した場合に生産するとしている。生産が決定した場合の実機発送開始は2005年秋以降とのこと。
元株式会社アスキー、現ビジュアルテクノロジー株式会社の西和彦氏が「5000台の予約数に満たなかった場合には、自分のポケットマネーで不足分を全部買ってでも発売してみせる!」と宣言をしたそうで、予約をしておけば製品が出荷される可能性は高そうだ。