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テクノロジー

炭素の単原子シートにシリコンを超える半導体の可能性

タレコミ by oddmake
oddmake 曰く、
NewScientist Tech記事経由、マンチェスター大学のプレスリリースより。 グラフェン(graphene)は炭素の単原子シートであり、以前からナノテクノロジー研究の対象となっている物質であった。 この物質の特性を研究したマンチェスター大学、ロシアInstitute for Microelectronics Technologyやオランダラドバウト・ナイメーヘン大学、アメリカミシガン工科大学物理学科との合同研究チームは、電子移動度がシリコンの百倍以上もの値である200000 cm^2/Vsに達することを発見したという。これまで知られているカーボンナノチューブやアンチモン化インジウムといった素材以上の適性を示しており、非常に有望な素材だと研究に参加したAndre Geim教授は語っている。 グラフェンがシリコンを置き換えるようなことは20年以内にあるとは考えられないと教授も認めているが、今後3年から5年以内にガスセンサーやテラヘルツ発振器/検出器といった装置へ応用されるようになるのではと期待しているそうだ。 この研究成果はPhysical Review Letters11 January 2008号にも掲載された。

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