地球の自転を利用した発電システム
タレコミ by suntear
suntear 曰く、
株式会社ユニバーサルエナジー (東京都) は地球の自転を利用した発電システムの開発計画を発表した。これは極めて大きな慣性モーメントを持つ地球が自転することにより蓄えているエネルギーを電気磁気的に取り出し電力として利用しようというもの。はずみ車として地球を見た場合、直径 1,2725 [Km]、重さ 5.97 x 10^24 [Kg] の巨大な球体が回転していることになり、そのエネルギーは 2.6 X 10^23 [MJ] に達する。これは日本の原子力発電所の出力の 1.5 x 10^15 年分に相当しほぼ無尽蔵のエネルギー源と見なすことが出来る。
具体的な方法としては赤道上に巨大かつ強力な永久磁石を配置し、巨大なソレノイドコイルを装備した衛星 120 基により電力に変換する。変換した電力はマイクロ波により地上に送ることになるが、コンピュータのシミュレーションによれば、南緯 25 度 23分、東経 131 度 5分 の位置に電力受信設備を置くのが最も効率が良いシステムとなるとのこと。同社は世界規模で出資者を募り、遅くとも 2012 年には永久磁石の設置、2015 年には衛星の打ち上げを完了したいとしている。地球の自転を利用した発電システムについては現在特許出願中であり、出資を検討している企業にのみ秘密保持契約の上で詳細な内容を説明したいとのこと。
ユニバーサルエナジー社は太陽風を利用した風力発電についても検討中であり、今後も宇宙規模での発電システム開発に積極的に取り組んでいくそうだ。
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