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ニュース

報道機関の情報フィルタ能力がtwitter並に陥る責任分散構造 1

タレコミ by mnwrw
mnwrw 曰く、
8ヶ月前の産経ニュースの報道に続き、神戸新聞が夢の発明を報道している。

永久機関発明の報道自体もはや珍しくもないのだが、なぜ大学教養課程レベルの知識で査読可能な記事が、そのまま報道されるのだろうか?

今回の記事は、共同通信PRワイヤーという、プレスリリース配信サービスを利用して配信された記事を、購入者である神戸新聞が掲載した形となっているようだ。推測されるステップは以下の通り。

1.プレスリリース発信者:10万円足らずでプレスリリースを共同通信PRワイヤーに投稿
2.共同通信PRワイヤー:プレスリリースの何らかの信ぴょう性を確認して配信
3.神戸新聞:「共同通信が発信」というニュースソースを信頼して報道

おそらく、共同通信PRワイヤーの提供する「信ぴょう性」とは、発信者の実在性とかのレベルで、発信内容の信ぴょう性についてはタッチしないのであろう。これに対して神戸新聞は「共同通信」というブランドを信頼し、内容に関する考察を行わずに発信したのであろう。

このように今回の報道には、報道機関が本来担うべき情報の信ぴょう性を担保するという機能性が責任分散構造の中に霧消する、という構造が垣間見える。

原発の安全性しかり、AIJ投資顧問の問題しかり、責任分散構造が「実は誰も何も考えていない」構造を生み出している現場は他にもないだろうか?

皆様の現場での話を伺ってみたい。

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