ストレージ戦争：米EMCが日立を提訴

renaissa 曰く、

asahi.comによると、大容量高機能ディスクストレージ販売世界第一位のEMCが、ストレージ制御アプリケーションの特許を侵害されたとして、同第二位の日立製作所を提訴した。(EMCの広報)
EMCのディスクストレージといえば、SRDFやTimeFinderといった高機能ストレージ制御アプリケーションのおかげで、ここ数年はOpen系で組まれたDBや大規模系、ミッションクリティカル系で向かうところ敵なしだった。しかし日立製作所が展開しているSANRISEシリーズは、一昨年の発表という後発ながらも徐々に実績を上げると、昨年にはSUNからのOEM販売を始めるなど次第にEMCと肩を並べるようになってきた。好調の理由はEMCと同様なストレージ制御が可能であるにも関わらず、価格が二〜三割安かったこと(逆にEMCが高すぎたという話も)。

機能を極めるとどの製品も似たり寄ったりになるのは仕方のない一面があるかと思うが、草分けであるEMCに頑張ってもらいと思う反面、ここのところデータセンタで和製製品を殆ど見ることのない現状を鑑みると、日立にも頑張ってもらいたいと思ったりもする。