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風力発電量の記録的な増加で欧州の電力価格が下落
タレコミ by headless
headless 曰く、
昨年12月、欧州では比較的暖かく風が強かったことから風力発電量が記録的に増加し、電力価格が下落した。しかし、ドイツの前日市場では100倍以上の変動がみられるなど、供給の不安定さを示すことにもなったという(Plattsのプレスリリース、 本家/.)。
Platts Continental Power Index(CONTI)の12月平均は前月から0.4%下落し、1メガワット時あたり46.8ユーロとなった。ただし、昨年比では8.8%の上昇となっている。ドイツでは前月から10%低下して1メガワット時あたり35.71ユーロだったが、前日市場での価格は12月10日と11日に1メガワット時当たり60ユーロ近くまで上昇。しかし、24日には1メガワット時あたり0.5ユーロまで下落したという。英国では前月比での価格変動は少なかったものの、前年比では6.5%上昇。英国と大陸をつなぐ送電線はフランスとオランダに接続する2本のみなので、大陸での余剰電力を十分に利用できなかったようだ。
冬の間、欧州の電力価格は風が吹くかどうかによって変動が大きい。風力による発電量が低下すれば、火力による発電が必要になり、電力価格は上昇する。風が吹けば需要にかかわらず風力発電事業者が電力を供給するため、電力価格が大幅に下落することもある。ただし、不安定であるものの、全体としては価格を引き下げる効果があるとのことだ。
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