
SNES(北米版スーパーファミコン)用新作ソフト『Nightmare Busters』発売
タレコミ by ymitsu
ymitsu 曰く、
日本におけるスーパーファミコン最後のソフトは2000年発売の『メタルスレイダーグローリー ディレクターズカット』とされているが、北米版スーパーファミコンであるSNES最後のソフトはこれまで1998年に発売された『Frogger』とされていた。それから15年経った2013年、久しぶりとなる新作SNES用ソフト『Nightmare Busters』が発売された(公式サイト、インサイド、WIRED)。
『Nightmare Busters』は元々フランスのデベロッパーArcade Zoneが開発していたソフトで、1994年の発売予定として当時のゲーム雑誌では紹介されていた。開発版カートリッジ製造の段階までは進んでいたが、諸事情からお蔵入りとなってしまった。2004年に『Flynn's Adventures』の名で携帯電話用ゲームとして移植されているが、SNES用カートリッジとしては今日まで発売されることがなかった。しかし2013年にSuper Fighter Teamと言うグループが、原作者の許可を得て、SNES版カートリッジとして正式販売する運びとなったとのこと。一次出荷分がそろそろ実際に注文者の手元に届きだしており、16-bitの文字が輝かしい外箱を開封する時点でテンションが上がっている注文者のyoutubeの動画がインサイドの記事では紹介されている。
あくまで任天堂の非公認ソフトとしての発売で、その意味ではSNES現役当時の伝説的非公認ソフトとして海外クソゲーマニアの間で知られる『Super 3D Noah’s Ark』と同列の存在とWiredの記事ではしている。それでも往時はSEGA GENESIS(北米版メガドライブ)とゲーム市場を二分した名ハードであるSNESの新作ソフトと言うのは心躍るようだ。
ちなみSuper Fighter Teamは、2006年には世嘉五代(中華版メガドライブ)向けソフトのGENESIS版移植である『Beggar Prince』、2009年にはメガドライブ(日本版メガドライブ)向けソフト『ブルーアルマナック』のGENESIS向け移植『Star Odyssey』、同じく2009年にはAtari Lynx用新作ソフト『ZAKU』を発売するなど、旧世代ハード向けのゲームを精力的に開発しているメーカーとして知られる。また、SNES以外に目を向ければ、別メーカーから海外メガドライブ向けとして2010年に『ピエアーソーラー』、2012年に『Oh Mummy』が発売されているなど、海外ではこの世代のハード向けの新作非公認ソフトはコンスタントには出ているようだ。
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