生涯教育とネットと専門書
タレコミ by mnwrw
mnwrw 曰く、
お恥ずかしい話だが、私は大学院の数学過程を修了はしたものの、不勉強な学生で、代数、解析 等々 どの分野も、まともに理解したといえるものはなかった。最近、頭を使わない仕事に疲れ、ふと見かけたページで、ジョルダン標準形と微分方程式の関係について勉強しなおし、改めてその面白さに感動することができた。
と同時に、大学では何を教えてくれていたんだろう? あの出席するためだけに参加した授業では、はたしてこれを教えてくれていたのだろうか?と、少し遠い目で考えてしまうのだった。
今日日の大学の授業が果たしてどう変わっているかは知らないが、 依然、あのばか高い教科書をたくさん買わされ、 黒板に向かってぼそぼそ喋る教授のささやきの中から、その秘密を嗅ぎ分けることができる者だけが理解するような授業が行われているのだろうか?
まぁ、自分の不勉強を人のせいにしてみるのはさておき、 数学の教科書は依然高く、また悪いことに、どの教科書が良いのかは、自分が内容を理解して初めて解ったりする。 方や、ネットの世界を振り返ると、いつのまにかMozillaがMathMLをサポートし、1Mbyteのファイルも数秒でダウンロードでき、TexもPDFにすれば誰でも読める世界が広がっているのだ。
私のように頭の回転がゆっくりでも、数学を学ぶ楽しみを、少しずつかみしめる事ができる、そんな本が手軽に入手できるようになって欲しい。
- なぜ数学の専門書はネットで配布されないのだろう? そもそも著者にとって、そんなに利益を期待した事業なのだろうか?
- 専門書に対するratingが、もっと一般に解りやすい形で行われて欲しい
くだらない仕事をしながら おじさんになっていく中、ふと思った。