車内で流すために「強化」されたエンジン音、どう思う?
タレコミ by headless
headless 曰く、
力強いエンジン音と自動車の性能を結び付けて考える人も多いが、燃料効率が向 上した現代のエンジンは大幅に静音化している。そのため、自動車メーカーはさ まざまな方法を用い、車内で聞こえるエンジン音を「強化」しているという(The Washington Postの記事、 本家/.)。
車内で聞こえるエンジン音を強化する方法としては、パイプを使用して音を車内に取り込むというものから、録音/合成されたエンジン音をスピーカーから流すといったものまで使われている。ポルシェ991が使用している「Sound Symposer」では、インテークマニホールドにパイプが取り付けられており、振動板を介して車内にエンジン音が取り込まれる。BMW M5の「Active Sound Design」やフォルクスワーゲンが一部の車種で使用する「Soundaktor」では、録音されたエンジン音をスロットルに同期させてスピーカーから出力する。ただし、BMW M5がカーステレオのスピーカーを利用しているのに対し、フォルクスワーゲンではエンジン付近に専用スピーカーを搭載する点が異なる。レクサスのハイブリッドモデルもフォルクスワーゲンと同様だが、ダッシュボードに音量調整用のダイヤルまで用意されているとのこと。一方、2015年モデルのフォード・マスタング(エコブーストエンジン搭載タイプ)が使用する「Active Noise Control」システムでは、耳障りなターボ音を打ち消しつつ、増幅したエンジン音をカーステレオのスピーカーから出力する仕組みになっているとのことだ。
このように加工したエンジン音を車内で流すことについて、実際のエンジン音でなければ無意味と考える人などもいる。知らずに楽しんでいた「いい音」が録音されたものだと気付いたら、がっかりするだろうか。皆さんはどう思われるだろう。
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