米国のテレビ局が密かに映画やドラマを加速圧縮再生、CM時間を水増し
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
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映画のテレビ放送などでは、枠に押し込みつつコマーシャルも挿入するため場面やクレジットをカットすることが古くから慣行となっていますが、今回あらためて話題となったのは、再生速度そのものを数%ほど加速して「圧縮再生」する手法。
Wall Street Journal によると、コマーシャル時間を増やすために圧縮再生していることが分かった米国のケーブルネットワークはタイム・ワーナー傘下の TBS、Viacom傘下の TV Land など。
こうしたことがおこなわれる背景には、米国のケーブルテレビ局の加入者はNetflixなどネットのオンデマンドストリーミングサービスに押されて年々低下おり、減ってゆく収益を埋め合わせるためコマーシャルを増やす傾向があることが挙げられています。
ニールセン調べによれば、米国のケーブル局の平均的なコマーシャル放送時間は一時間につき14.5分。2014年には15.8分。オリジナルのテレビドラマ自体も枠に比して短くなる傾向にあり、旧作ドラマは圧縮やカットをしなくても現在の主流のドラマより広告を挟める時間が短いとされています。
「ほとんどの人が気づかないうちに、テレビ局がひそかに時間を操作している」「圧縮技術で多くの情報を人々の脳に刷り込もうとしている」と書くと何やら古き良きディストピアっぽく逆にときめかないでもありませんが、再生時間よりもテレビ離れのほうをますます加速していることは確かです。
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