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安全より企業利益優先?−かぜ薬「危険成分」除外、米から2年遅れ
タレコミ by emuty
emuty 曰く、
市販のかぜ薬に含まれる「塩酸フェニルプロパノールアミン」(PPA)について、厚生労働省は代替薬に切り替えるよう製薬各社に要請した。00年に米イェール大が「女性が服用すると脳出血の危険が高まる」と発表し、食欲抑制剤として使うと特に危険性が高いと指摘した。米食品医薬品局(FDA)は00年11月、「食欲抑制や鼻詰まりの治療薬としては、危険が大きすぎる」と製薬会社に販売中止を指示した。 日本でも服用後に脳出血を起こした女性1人の報告例があるが、厚労省は「国内では食欲抑制剤としては使われず、1日の最大服用量も100ミリグラムと米国(150ミリグラム)より低くしている」として禁止しなかった。 対応が米国などより2年遅れたことについて、厚労省審査管理課は「すぐに使用を止めるほどの危険はないと判断した。世界的に使用しない状況になりつつあり、製薬会社が(代わりの薬を)製造できる準備も進んだため切り替えることにした」と説明している。 毎日新聞の記事