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13202010 submission

ボストン公立学校、500年の歪みを修正するため世界地図を切り換え

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
米ボストン公立学校は今週、小中高校の1年生の教育で利用する世界地図を従来のメルカトル図法からピーターズ図法に切り換えた。米国の公立学校でピーターズ図法の地図使うのは同校が初。ピーターズ図法はメルカトル図法の高緯度に位置する北の国々のほうが大きくなる問題を修正し、陸地の面積比が正しくなるように描かれている。

メルカトル図法では南アメリカはヨーロッパと同じサイズに見える。しかし、実際はヨーロッパより14倍も広い。南アメリカはヨーロッパと同じサイズに見えるように作られているが、南アメリカはヨーロッパの1.8倍ほどの面積がある。こうしたメルカトル図法の問題をヨーロッパの帝国主義を何世紀にもわたって育てた要因と批判する向きもある。
実際にはそれぞれの図法にメリット・デメリットがあり、米国内でも激しい議論が長年にわたって続けられてきた。

ボストンには125の学校と約5万7000人の学生がおり、そのうちの86%が非白人。今回の地図の変更はパラダイムシフトになる。ボストン公立学校のColin Rose教授は、学生は学校で与えられた教材を信頼するだけでなく、それにも疑問を持つことが重要だと話している(theguardianSlashdot)。
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