50年前の月面インパクトを確認
タレコミ by kosmic
kosmic 曰く、
NASA JPLの発表によれば、50年前、オクラホマに住むアマチュア天文家Dr.Stuartが目撃し写真撮影に成功したという「月面に隕石が衝突した瞬間」が、その位置に月面観測衛星などの写真から1.5kmほどの新しいクレータを割りだし、正しかったと発表した。(asahi.comの記事)"Stuart's Event"と呼ばれるこの発見は長い間証明することが出来なかったが、Dr.Bonnie J.BurattiとLane Johnsonの2人はこの隕石の落下を残された写真の閃光からエネルギーを割りだして、直径20mの隕石が1〜2kmのクレーターを作ったと推定して、'60〜70年代の月軌道船や'94年のClementine月探査機が撮った写真から探す作業を行った。すると青くてつい最近に衝突したと思われる直径1.5kmのクレータを発見し、Stuartの観測が正しかったことを証明した。
この隕石のエネルギーは5メガトン(広島型原爆35個分に相当)だそうで、死の世界である月に落ちたものの中ではごく小さいものだがやはりすごい。あいにく発見者のStuartは'69年に亡くなっているが息子さんがコメントを残している(記事参照)。こんなダイナミックな瞬間を目撃できたなんて死後に証明されたとしても幸運だよねぇ。